【C#】ClosedXMLでExcelに画像を埋め込む方法【余白・縮尺】
今回はC#のライブラリであるClosedXMLでExcelに画像を埋め込む方法と、画像の位置をセル内で調整する方法、画像の縮尺を調整する方法を紹介します。
ClosedXMLでの画像の貼り付け
ClosedXMLはExcelがインストールされていない環境でExcelファイルを操作できるライブラリです。まず、ClosedXMLを使うには、ClosedXMLライブラリの追加と、プログラム行頭のusing
の記述が必要になります。
ClosedXMLでの画像の貼り付けには、AddPictureメソッド
を使います。例として、ExcelファイルのA2セルに画像を貼り付けるサンプルコードを紹介します。
コードを実行し、作成したエクセルのスクリーンショットになります。
画像の位置をセル内で調整する方法
上記のサンプルコードではMoveTo
メソッドでセルを指定しており、セルの左上に合うように画像が移動されます。セル内で余白を持たせたい場合、引数を追加しxとyの余白をポイント単位で指定します。
最初と比べ、画像の位置が微妙に変化したことが分かります。
画像の縮尺を調整する方法
画像の縮尺を調整したい場合は、Scale
メソッドを使います。引数に倍率を指定します。高さと幅を別々に調整したい場合は、それぞれScaleHeight
メソッドとScaleWidth
メソッドを使います。
等倍で0.5倍とすると、画像が小さくなったことが分かります。
今回はClosedXMLでのExcelの画像埋め込みについて紹介しました。以上で記事を終わりにします。
参考文献
ClosedXML.Excel.Drawings.XLPicture.MoveTo(IXLAddress, System.Drawing.Point) Example | CSharpCodi
ClosedXML.Excel.Drawings.XLPicture.ScaleHeight(double, bool) Example | CSharpCodi
ClosedXML.Excel.Drawings.XLPicture.ScaleHeight(double, bool) Example | CSharpCodi