こんにちは むうさんです^^
雪山をこの冬始めて、3回目に行ったのは日帰りで黒斑山です。
公共交通機関で行ける日帰りの雪山として、行動時間が十分取れる山が意外と少ない中、 黒斑山は6時間とれるのが、行くことにした理由です。
そして、ガトーショコラと呼ばれる浅間山を見ることがてき、撮影できるのも大きなでポイントす。
今回は、雪山の黒斑山を紹介します。
2025年1月中旬の山行です。
黒斑山はどんな山?
黒斑山
黒斑山は、浅間山外輪山の一つで、第一外輪山の最高峰です。
浅間山の噴火警戒レベルが2以上の時は、黒斑山に登ることで、浅間山に登ったとみなして良いようです。
百名山の浅間山は活火山で警戒レベルが高い時期が多いですから。
今回も、噴火警戒レベルが2でしたので、浅間山にみなし浅間山登頂となりました。
《標高》2404m
《ルート》
高峰高原ホテルバス停→車坂峠→車坂山→槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳 →中コース→車坂峠→高峰高原ホテルバス停
《コースタイム》 3時間30分
《アクセス》JR北陸新幹線 佐久平駅からバス
《見どころ》
・雪をかぶった浅間山
・ゆるい登山道で雪山トレーニング
・八ヶ岳、妙高・火打、北アルプスの眺望
雪山登山としては、私が行ったような天候の良い日なら、北横岳と同じレベルだと思います。危ない箇所は全くありません。
北横岳の近くの縞枯山、茶臼山に登るより、黒斑山の方が傾斜もゆるく楽だと思います。
アクセス
北陸新幹線の佐久平駅から、ジェイアールバス関東のバスに乗ります。駅の改札口から一番遠いところで、結構並びましたが、1台目に乗れました。増発便も出ていました。
このバスは面倒なことに現金払い(1400円)で(ジェーアールバスなのにSUICAが使えない!)、事前に用意しておく必要があります。乗車時に支払いました。
「佐久平駅 8:35→高峰高原ホテル前 9:29着」でした。
新幹線で佐久平まで行くので、まあまあ交通費はかかります。
ただ、帰りは、高峰高原ホテル前バス停からバスタ新宿までの直通バスに乗れるので、安く、楽に帰れるのが良いです。
「高峰高原ホテル 16:20→バスタ新宿 20:17」
帰りのバスはほぼ時間通りにバスタ新宿に到着しました。
この帰りのバスは予約しておいたのですが、乗車すると混雑していたので、事前に予約しておいて正解でした。
黒斑山:登山レビュー
高峰高原ビジターセンター~登山口
バス停で降りると、すぐに高峰高原ビジターセンターがあり、建物の中に入り、階段を降ります。
下の階に降りると建物の中で広めの場所があり、トイレもあるので、皆さんここで準備をしています。
準備できたら、そこから出た駐車場でアイゼンをつけて、車道を数分歩くと登山口です。ほとんどの人がチェーンスパイクでしたが、私は雪山練習も兼ねて12本爪アイゼンを履き、ピッケルまで持つ重装備です。
登山口~槍ヶ鞘
黒斑山へのルートは、展望の良い表コースと、樹林帯を歩く中コースがありますが、景色を見たいので行きは表コースからとしました。
登山口も広い場所で、ここでピッケルなどを最終チェックします。
上の登山口から右に行くと表コース、やや左を行くと中コースです。
多くの方が、表コースへ進んでいました。
しかし、荷物も重めで、アイゼンを履いているせいだと思いたいですが、ガンガン他の人に抜かれて行きます。
また、この日の天候が良く気温が高めだったため、いつものように着ていたら歩いて5分で暑くなり、脇のベンチレーションを開けて対応することも考えましたが、そのレベルではなさそうでした。
仕方なく、一旦ザックを下ろして、ハードシェルを脱いで、1枚フリースを脱いで、ハードシェルを着るというような余分な時間も生じました。暑くなり汗をかくと雪山では最悪なので、感じたら対応しています。
その上、ベテランの方に声をかけられ「何でピッケル持ってるの?」と聞かれ、「初めてピッケルを使うので、練習です!」と答えると、「ここピッケル使う所ないんだよね」と言われてしまいます。
気の毒に思ったのか、「あえて言うと、トーミの頭の登りで、使うかな」と。
確かに、この緩斜面では使わないなと最初に思ったのですが、ピッケルをブラブラ持っている羽目に。
それでも、トーミの頭で少し使いましたし、ピッケルを持つという初めてのことができてので、練習にはなりました。
表コースは、話通り展望がよく、八ヶ岳や、雲海も見え、気持ちよく歩けました。
槍ヶ岳を含む北アルプスの白い壁も見えました。
槍ヶ鞘から黒斑山方面を見ると、確かにそこそこの登り斜面です。
槍の鞘からは、この日最初の浅間山がきれいに見えました。
トーミの頭~黒斑山
浅間山が一番きれいに見えたのは、トーミの頭でした。
ここまで、風景を見ながら撮りながら登ってきていて、時間がかかっているなぁと感じていましたが、黒斑山に着いた時点で、12時30分過ぎです。
予定より遅れています。
あわよくば蛇骨岳まで行こうかと考えていましたが、帰りのバスの時間に確実に戻りたかったので諦めました。ただ、実際は下りは中コースで一時間程度だったので、行けたと思います。
ただ、黒斑山では、天候も最高の中、完璧なガトーショコラの浅間山を望むことができました。
下山
帰りはトーミの頭から下りから、中コースを下りていくことにしました。
ピッケルを使ってみました。
下りでは自分のやや後ろにピッケルをつく、とか、ピッケル→足→足とピッケルと足を同時に動かさずに2点支持を確実に行うとか、練習しました。
何しろ、ピッケルを持つのが初めてですから。
中コースを進んでいくと、最後に眺望の良い場所に出ます。
近くの四阿山、遠くの火打・妙高まで、くっきりと見えていました。時間があったのと、風もなく寒くなかったので、座ってお湯を飲んだり、行動食を食べたりしながら、しばらく休憩をしながら、景色を楽しみました。ずっと見ていられる風景です。
ここを過ぎると、登山口へ下山して、山行終了です。
コース全体として危ない箇所はなく、初ピッケルの練習もできました。何より天候もよく、満足いく山行になりました。
帰りのバスも、順調にほぼ時刻通り、バスタ新宿に到着しましたし、帰りは楽でした。
撮影写真レビュー
雲海の先に八ヶ岳
午前中は雲海が見えました、下山時には消えていたので、運が良かったです。
白雪粉がまぶされた浅間山
この日は最高の天気でした。槍の鞘からの浅間山です。
白く染まった妙高・火打
遠いはずの妙高・火打がとてもくっきり見えました。
『SONY α7RⅢ』と『FE24-105mm F4 G OSS』で撮影
SONY α7RⅢ
登山の時に、風景写真を撮影したくて持っていくのが、4240万画素『α7RⅢ』と『FE24-105mm F4 G OSS』です。
中古の価格が、だいぶこなれてきていますし、とてもおすすめです。
使っていて、非常に満足度が高いカメラです。質実剛健で堅牢性があり、実際にシャッターの耐久性も50万ショットで、α7Ⅲの20万ショットとは比較になりません。
4200万画素、連写速度は秒間10コマ、Wスロットなどと基本性能が高いので、不満が出てきません。
何より、15ストップの広いダイナミックレンジなどのセンサー性能が、α史上最高です(DXOMARKにて)。自分の腕をα7RⅢが補って、出てくる画像が素晴らしいのです。
多少重くなっても、よりいい写真を撮りたいと持ち出しました。
スペックは下の表の通りです。
発売時は35万円もした、本格的なプロユースのフルサイズミラーレスカメラです。
手に持った時に、マグネシウム合金フレームによる剛性感が高く、所有感の満足度が非常に高いカメラです。
そんな『α7RⅢ』の魅力をまとめると下の通りです。
①中古価格で14万円台からと、発売初期の35万円から、かなりお手頃になった。
②4240万画素の高解像
③α史上で、最高画質のセンサーで、約15ストップの広いダイナミックレンジ(センサー性能スコア 100でαシリーズ最高)
④特徴
→マルチセレクター
→ボディ内手ぶれ補正
→ファインダー 369万画素
→秒間10コマの高速連写
→サイレントシャッター可能
『α7RⅢ』のレビュー記事も書いていますので御覧ください。
レンズは『FE24-105mm F4 G OSS』
レンズの『FE24-105mm F4 G OSS』は、『α7RⅢ』と同時に発売されたレンズで、まさに4240万画素のセンサーを活かせる光学性能を持ったレンズです。
F4という明るさでボケの写真も撮影できますし、何より24mmの広角から、105mmの中望遠まで高い解像度で撮影できるズームも、登山に持っていくために必要な性能が詰まっています。
今だと、中古の価格もこなれてきていますので、おすすめです。
そして、このセットにピッタリなサイズのカメラバッグが『TENBA Skyline 9 TOP LOAD』です。
登山のときは、撮りたい時にすぐにカメラを取り出せて、かつ、しっかりとカメラとレンズを保護してくれるズームバッグが重宝します。サイズ展開もされていてオススメです。レビュー記事もご覧ください。
▼カメラバッグ:TENBA Skyline9レビュー記事
山に登って、いい景色を見て、撮影する!
そんな時に、『SONY α7RⅢ』、『SONY FE24-105mm F4 G OSS』とも、おすすめですので、是非チェックしてみてください。
▼SONY α7RⅢ
▼SONY FE24-105mm F4 G OSS
▼TENBA Skyline 9 Top Load