ふたり暮らし 夫婦で決定的に合わないもの
今日はうちの夫婦の合わないことを書いてみようと思います。
夫婦2人暮らしはお互いを尊重すること、ってわかってるけど
夫婦ふたりで生きていると、お互いの意見を尊重しできる限り譲り合うことは大切なことだと思います。
子なし夫婦は皆意識することですよね。
夫婦ふたり暮らしはメンバーが2人しかいないからこそ、間を取るということができません。
片方が譲れば100%の譲歩になってしまう。
積み重なればバランスが大きく崩れてしまうので、なるべく譲るのは片方の役目にしないのは大切にしたいルールです。
それでも譲れないものはある
でも結婚して10年経ってもどうしてもお互い譲れないことがあります。
どう頑張っても歩み寄りができないのです。
いや、数回は頑張って譲ったもののそれでもしっくり来ず受け入れることができないのです。
1番顕著なのがラーメンでした。
そもそも食は難しい問題だけど、その中でもラーメンに関しては知れば知るほど根が深い…w
2人とも大好きなのに
私たち夫婦はそれぞれラーメンが大好きです。
でも好きなラーメンがまったく違う。
高山さん(夫)
ラーメンは味噌、次点で醤油。
サッポロ一番といえば味噌に決まってるでしょ!
たまきk(妻)
ラーメンはとんこつ!絶対にとんこつ!
次点で醤油か塩だけどそれしかないなら無理して食べなくていい。
サッポロ一番のとんこつはイマイチなので塩一択
うちの夫婦のラーメン観はまるで合っていませんでした。
ていうか私、高山さんと付き合うまで味噌ラーメンって食べたことなかったんですよね。
噛み合わぬふたり譲れないふたり
では妻が味噌ラーメンを食べたり、夫がとんこつラーメンを食べたりしてお互い譲り合ったらいいのではないか。
当初はわたしたちもそう思っていました。
でも譲り合ってみてそれは違うんだなと言うことがわかりました。
譲ったら、譲った方が幸せじゃなくなるもの、それが好みじゃないラーメンをつきあいで食べることです。
大げさではなくマジで。
それほどラーメンへの思い入れは強い。
夫が妻好みのとんこつラーメンを食べてみた
たまきkが好きな豚骨は、背脂ギトギト塩分どっさりドロドロとんこつ。
徹底的に体に悪いけどそのギリギリのところを攻めてくるジャンクなラーメンが好きです。
高山さんをたまきkのとっておきのとんこつラーメン屋さんに連れて行ったところ、ラーメンを半分食べたところでギブアップしました。
高「すごく手間がかかっているのはわかる。でもごってりしすぎて胃がムカムカする。ごめん無理」
(残したラーメンは妻が美味しく完食しました)
妻が夫好みの味噌ラーメンを食べてみた
高山さんはいろんな店のいろんな味噌ラーメンを比較しつつ、一期一会を楽しみたいタイプ。
味噌であればok。あちこち食べに行きます。
中でも5店ほど特に好きなお店があります。
私はギブアップするようなことはなく食べられます。食べられるんですが…
高山さんのおすすめ5店、全部に行ってもどこのラーメンを食べても違いがよくわからないし、特別に美味しいと感じることはありませんでした。
私にとっては味噌ベースというだけで、もう違うんです。
義務的に出されたものを食べただけ。
まずくはないけど、これなら正直言って食べなくてもよかった。
では次点の醤油を食べたら良いのでは
私たちはもし一番好きなラーメンが食べられないとしたら、次に選ぶのは醤油です。
そこは合っているので醤油ラーメンを食べたらいいのではないかとも思いました。
実際、出先で時間がない時サッと食べるラーメンなどはそうしています。
それはそれでお互いに不満は出ないのでアリ。
でも自分とってのファーストチョイスのラーメンが別にあるのに、わざわざセカンドだけを食べるのは幸せではないのでは?
というのも、私たちのような運動習慣もろくにないだらしない中年は、体のことを考えたら本当はラーメンは食べない方がいいはずです。
でもリスクを冒してまで食べるラーメン!
背徳感を感じつつ悪魔的なおいしさに身を任せる喜びもラーメンの快楽のひとつだと思うのです。
そんな貴重なラーメンが妥協のラーメンなのは残念すぎる。そんなモヤモヤを双方が感じていたことがわかりました。
結論:ラーメンは付き合わない
結婚して10年経ち、最近のわたしたちは一緒にラーメンを食べにいくことはなくなりました。
・ひとりで食事をしなくてはいけないときにこそ自分のお気に入りのラーメンを食べる
・どうしても2人ともラーメンが食べたい時は一度解散してそれぞれにラーメン屋さんに行き、また待ち合わせる
我が家はラーメン不可侵条約を締結する
という着地点を10年でやっと見つけてお互いのもやもやが1つ消えました。
たぶん、これはラーメンに限らない
最近はコロナで家で一緒に過ごすことが多いからこそ、自然とふたり一緒とかふたり分のことを考えてしまいます。
趣味が合うなら夫婦で何かを一緒に共有することは悪いことではないですし。
ただ、「合わないことを無理に一緒にすることもないっていう自由さ&束縛のユルさ」は意識して大切にしたい。
譲れないことはひとりでするというのもなかなか尊い時間です。
ラーメンに限らず、そういう楽しみをお互いに手放さない(手放させない)って、意外とふたり暮らしには必要かなあ。
デュオ(夫婦)もいいけどソロ活動もね
結婚して一応穏やかに10年経って、これからの10〜20年を考えていく段階になってみると、結婚当初の気持ちとはまた違うビジョンが見えてきた気がします。
デュオももちろん大切だけど、お互いのソロ活動も並行して充実させよう!という。
ベテランバンドもそうなるよね。こういうことかぁと思ったりします。