母の日

母の日、思い出したようにプレゼントを送る息子。いつもAmazonで探す。と言っても、いつも果物になる。なぜならば、花は枯れてゆくから…なんて考えてしまうから…。

大人になって、そしてもうオジさんになって、母親に対する感情も変わってしまっている。こうして、遠く離れて暮らしていると、思い出の中のボクたちが、懐かしくなる。ボクが子どもの頃のこと、あの頃のことを思い出すと…。

生まれてきたことが良かったなんて思ってはいない。これまでの、そして、これからの人生が良いものになるとも思わない。それでも、母の日には、生まれてきて良かったと思いたい。それが唯一の親孝行なのかもしれない。きっと。

子どもを産むことも、育てることも大変だと思う。大人になってからも、心配、不安は尽きることはないのだろう。

そう考えると、逆に、母はボクを産んで良かったのだろうか?ボクの存在が彼女を幸せにしたのだろうか?

そんなことはなく、きっと「産んで良かったと思いたい」なんてことなのかもしれない。そう思わないと「子に申し訳ない」なんて…。あるいは自己肯定こそ本能なのかもしれないと…。

珊瑚の首飾り

今年もさくらんぼを送った。桜桃。「珊瑚さんごの首飾りのように見える」。綺麗だ。そして、桜の香や味がどこかに残っていて、つまり春が残っている。そんな残る感じが良い。

きっと母は、味や香、そんなことよりも、母の日にプレゼントを送るぐらいの生活はしている、ということに安心するんだろうと、思う。

母の日だね。

JR九州Y -DC125 母の日に

母の日のプレゼントで考えたこと盆も正月もゴールデンウィークも、それに自分の誕生日も、まして人の誕生日なんてものも関係ない人生を送っているのだけれど、唯一母の日だけは気になってしまい、何を贈ろうかと、毎年…
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母の日のプレゼントで考えたこと

 

太宰治 桜桃

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