四端録

東洋思想に関して。四書を中心に意訳して所感を述べ、三行詩にて日々の出来事、思うことを記しています。

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三行詩 第百三十二章(郷党第十②)

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○土曜日の午前、5月4日、電車内

 

食不厭精、膾不厭細、食饐而曷魚餒而肉敗不食、食悪不食、臭悪不食、失壬不食、不時不食、割不正不食、不得其醤不食、肉雖多不使勝食気、惟酒無量、不及乱、沽酒市脯不食、不撤薑食、不多食。郷党篇八

 

孔夫子は、米は精白したもの、膾の肉は細かく切ったものを好まれ、饐えて味が悪くなった飯、傷んだ魚、腐った肉を口にはされず、色の悪いもの、臭いの悪いものも口にされず、煮加減が悪いもの、季節外れのもの、切り目が正しくないものは口にされず、だし汁が共に出なければ食べられなかった。肉を多く食べてもご飯を食べ過ぎることはない。お酒の量は決まっていないが、大酔はしない。市場で買った酒や乾し肉は口にすることはない。生姜は多くは食べなかった。

 

「二千五百年前の料理だ、興味深い。ポイントとして食中毒になるか、ならないか、当時としても長寿を全うされた孔夫子の経験則からくるチョイスは、現代でも納得いくものが多い。酒飲みとしては、孔夫子が好まれたお酒がどのような種類のお酒であったのか、興味津々だ」

 

#論語

 

○火曜日の朝、通勤

 

「駅に向かう途中、雨のバラに見入る散歩中の老婦人あり」

 

「ふと、GW明け出勤のストレスか自らの余裕なさに気付く」

 

「深呼吸する、対面を通過する電車の音と臭い、雨の匂い、駅の匂い、今、ここ、それだけ、南無阿弥陀仏

 

#三行詩

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○火曜日の朝、乗り換え

 

「思考を切り替えている、仕事、仕事、仕事、まず段取りと」

 

「人で混み合う車内、臭いに辟易するも仕方なし、今日はやけに鼻が効く(困っている)」

 

「車掌室から聞こえる甲高い笑い声、この時間、当番明けの人が同乗するらしい、雑談に花が咲いている」

 

#三行詩

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○木曜日の朝、通勤

 

「寒暖の差が激しく、朝昼どちらに服を合わせるか迷う」

 

「流石にTシャツ一枚の猛者は今のところ見ない、残念、今日は長袖を下に着込み春用コートで正解だ」

 

「この時期、寒さに震える猛者を眺め見るのが大好きだ、他人の選択と結果の末路とは楽しいものではないか」

 

#三行詩

 

「個人的見解ではあるが、知見する富裕層とは冬でも何故か薄着が多い(某百貨店で見かける人たちとか)」

 

「高価な動物の薄皮を羽織り、ボクは寒い処には行かなくていいんだ、的なオーラを放つ」

 

「札束入りの財布、又はブラックカードとは持つだけで暖かいのだろうか、或いは進化した別人類かも知れない」

 

#三行詩

 

○木曜日の夕方、通勤

 

祭於公不宿肉、祭肉不出三日、出三日不食之矣、食不語、寝不言、雖疏食菜羹瓜祭、必斉如也。郷党篇八

 

主君の祭祀に用い、のちに頂いた肉は、その日のうちに食べる。家の祭祀の肉は三日以上は捧げず、三日を越えれば食べない。食べるときは言葉を慎み、寝ているときは寝言を言わない。粗末なお供えものであっても祭祀に用いるときは恭しい態度をすること。

 

「古代の中国人は羊肉を美味とし、ことのほか好んだらしい。私事ながら、北海道に旅行したときにサッポロビール園で食べたジンギスカンはとても美味しかったことと、飲み放題のビールも最高だったことを思いだした」

 

#論語

 

○金曜日の朝、通勤

 

「夢の中で寝ている夢をみた、ぐっすりと眠むっている夢とは夢のまた夢でも心地よいものだ」

 

「目覚ましが鳴る→目覚ましに気づく夢を夢の中の夢でみる」

 

「夢×2の中で、このまま眠っていたかったが、まず目覚ましに気づく夢に戻る→ついで目覚ましを止める現実に戻る、仕事だ」

 

#三行詩

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「ホームで電車を待っていると、横に明らかに不機嫌そうな男性あり」

 

「男性が咳をし、つられて咳をする、先方が睨んできたので、こちらも睨む」

 

「西部劇の決闘シーン(夕陽のガンマン2)のような光景、電車がホームに入り扉が開く、双方車内へ、そして別々の方向へ別れた、終わり」

 

#三行詩

 

○日曜日の午後、ウオーキング

 

席不正不坐。郷党篇九

 

(孔夫子は)自席の敷物の位置が正しく置かれていないのであれば、座られることはなかった。

 

「はみ出したり、曲げた敷物の上に座る孔夫子など、あり得ない、君子とは恒にそういう存在であり続けなければならない」

 

#論語

 

○日曜日の午後、森

 

モーツァルト魔笛を聴きながら少し蒸し暑さを感じる森を歩いている、緑色に包まれている」

 

「午前中、アマプラVでゴジラの映画を観た、面白い」

 

「絶対的存在に対しても屈することなく人は戦える、人の最大の敵とは常に自らの内にある」

 

#三行詩

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「太り過ぎて身体が重い、アトピーでもお腹は空き、食欲は収まる気配すらない」

 

「小雨が降り出す、最近、原因不明で両足首が痛む、座禅したかのように痛む」

 

「万事、調子が悪いが気にすることではない、ひたすら前に進むのみ、この歳では止まる贅沢など許されない、家族を養うのだ」

 

#三行詩

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○日曜日の午後、パン屋さん

 

マクドがほぼ満席、かろうじて座るも隣人は風邪らしく、嚔、咳の嵐、諦めて外へ」

 

「単価マクドの2倍するパン屋さんへ、客も少なく席も広い」

 

「昨日きた気象学の本を読む、ほぼ貸し切り状態でバロック音楽が流れている、落ち着いた時間を過ごしている」

 

#三行詩

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所感)

■GW

家族と大坂天満宮へ。

途中、梅田で、東梅田駅の改札口を探してぐるぐる迷う。私は方向音痴である。

地下鉄を諦めJRで天満駅へ、天神橋筋商店街を歩く。

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途中、二軒、いわゆる千ベロする。

昨日、友人たちと呑んだせいか、体調今一つ。

一軒目のお店、ハズレ、不味い、高い、味のない生ぬるい豚足は、何か食べ物ではないものを想像するに足るナニカであった。

店員さんの態度は独自路線でクセが強く、これはこれで私たちは楽しめたが方向性はズレていると思う(前の席に居る子連れの観光客は、明らかにこの店に入ってことを後悔していた)。

二軒目、体調不良でもつ煮込みが進まない、ハイボールが進まない。隣接店からのコロッケとメンチカツは安くて美味。

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次に大坂天満宮へ、家族3人で子の学業成就を祈り、3千円する絵馬に願い事をかく。

お祈りするより英単語の一つでも覚えた方が良いとは思ったが、3千円も払えば英単語300語くらいの効果があるかも知れない。

 

お参りのち昼飯は妻が大好きな串カツ屋さんへ。美味しかったらしい。二軒の千ベロと体調不良でハイボールをのみ、少し食べた。

のち古本屋さんを数件巡る、収穫なし。

梅田へ戻り、ロフト、丸善ジュンク堂書店で本を探し、ラーメン屋さんへ。

一蘭は、行列のお店で40分ほど並ぶ。

子のイチ押しで、事前に一蘭道のレクチャーを受ける。要は、赤いタレがミラクルらしい。

子は麺を追加し、さらにご飯を頼んで雑炊にして食べていた。

行列の半分は外国人だった。確かに美味しいが、年齢か、スープを飲み干せない。


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帰りに、紀伊國屋書店本店と横の古書街に寄る。

必然的に本屋ばかり巡る、楽しい休日であった。

 

■学問の壁

儒学を独学で学んでいると、儒学自体は素晴らしいものであるのに、学ぶ姿勢が偏るせいか、どうしても独善的になるように思う。

一つの結論に依存してしまい、学問が進まなくなっている。常に自ら生み出した色眼鏡で経書を読んでいるように思う。

自らの学問の積み重ねが、仇になっている。

ひとえに自らが凡人であり、浅学非才であることに尽きる。

 

同じく、繰り返しの通読を経て二度目の論語の意訳を行っているが、郷党篇で詰まっている。

当時の風習や君子としての生活態度も、初見或いは繰り返した通読時は面白い、一度目の意訳も興味深い。しかし、二度目となると古代の習慣、以上の以外もなく、また、郷党篇がけっこう長い。

まあ、長文は終わり、郷党篇十以降は短文ばかりなので大きな山は越えた。

自らの学問が浅いから退屈してしまうのだ。

 

独学の辛いところばかりではあるが、しかし、初心は変わらない、自らを磨くために学問は続けるのみ。

井の中の蛙』という問題に対する、問題解決、PDCAを繰り返し回し、改善に取り組むとする。

三行詩 第百三十一章(郷党第十②)

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○火曜日の朝、4月16日、通勤

 

当暑眞希谷、必表而出之、郷党篇六

 

(君子とは)暑い時に涼しい麻の衣を着ても、外出するときや客と会うときには、必ずその上から単衣の絺綌を羽織るものだ。

 

「いくら暑くとも、君子たるもの不様な様子は見せない」

 

#論語

 

○火曜日の朝、通勤

 

アトピーリハビリ中なれど、28日ぶりにポストする」

 

「車中、薬のせいか猛烈な睡魔に打ち負かされた」

 

「休養中、銀英伝(旧)アニメを延々と観ていた、オーベルシュタインと考え方が似ていることは否定出来ない」

 

#三行詩

 

「黒ずくめの服、白いスニーカーの若者二人、ホームにあり」

 

「まだ顔は幼さが残るも、口調はいわゆるイッパシのワルだ、会話の内容も拙い」

 

「歳を取るとは背景に溶け込めることにある、何処にでもいるサラリーマンとは、通勤時の駅では風景らしい、会話に興味も失せ、再び睡魔と戦っている」

 

#三行詩

 

○火曜日の夕方、通勤

 

当暑眞希谷、必表而出之、郷党篇六

 

(君子とは)暑い時に涼しい麻の衣を着ても、外出するときや客と会うときには、必ずその上から単衣の絺綌を羽織るものだ。

 

「いくら暑くとも、君子たるもの不様な様子は見せない」

 

#論語

 

○水曜日の朝、通勤

 

輜衣羔裘、素衣麑裘、黄衣狐裘、郷党篇六

 

(寒いときには)黒衣の下に子羊の黒い毛皮を着、白衣の下には子鹿の白い毛皮を着、黄衣には黄色の狐の毛皮を着、上に着る服と下に着る服は必ず同色を用いるのが君子だ。

 

「現代にも通じる、電車内の乗客も、同色で合わせている」

 

#論語

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

Kindleプライム無料で植物の進化の本を読んでいる」

 

「タイムスケールは異なるが、植物も生き物であることがよく分かる」

 

「強かに長所短所を活かして種の生き残りを賭けて進化する様は、戦いの歴史そのもの、葉っぱ一枚にも驚くべきストーリーがある、興味深い」

 

#三行詩

 

○木曜日の朝、通勤

 

褻裘長、短右袂、必有寝衣、長一身有半、郷党篇六

 

(君子は)普段使い毛皮は、暖かくなるように長めにし、動きやすいように右の袖をたくし上げた。就寝するときには寝巻きに着替え、寝巻きは身体の一倍半の大きさにした。

 

「日常生活での孔夫子のお姿が見て取れる」

 

#論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「平平凡凡たる日常こそ貴い、働く職場があり、帰る家があり、毎朝、毎夕、挨拶する家族いる」

 

「歳を重ねることが出来る、とは稀有なことだ」

 

「当たり前の何と難しきこと、健康でさえあれば良い、と願う父母の願い、幸せは目の前にある」

 

#三行詩

 

○金曜日の朝、通勤

 

狐貉之厚以居、去喪無所不佩、郷党篇六

 

家に居る場合は、狐や貉の毛皮を着る。喪が終われば装飾類を身に着ける。

 

「現代人の感覚では、この郷党篇は、退屈と思う」

 

#論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「朝、黒猫が前を横切り、鴉が数匹、頭をかすめた」

 

「電車内、目の前にフードを被り全身黒尽くめの人が座る」

 

「服は黒ではないが、性格が腹黒いので黒ばかり寄ってくるのかも知れない」

 

#三行詩

 

○金曜日の夜、梅田

 

「梅田古本屋街、平凡社史記全三巻、千五百円なり」

 

「安すぎる、即買いする」

 

明治書院孔子家語を探している、古本屋巡りは宝探しだ、ワクワクする」

 

#三行詩

史記 上・中・下 全3巻揃 司馬遷 中国の古典シリーズ1 平凡社

 

平凡社の中国思想関係は、原文がないもの多いが、古書は対費用効果に優れている」

 

「未読であれば、取敢えず買う、何せ千円以下ばかりだ」

 

「そこそこ買い漁っている、何故こんなに安いのか不思議だ、明治書院岩波書店と同じ著者が多い」

 

#三行詩

 

○日曜日の朝、ウオーキング

 

去喪無所不佩、非帷裳、必殺之、郷党篇六、

 

(君子とは)喪中の時以外は、玉や装身具を身につけること。祭服以外は帯のところに布地を重ねてはならない。

 

「二千五百年前の衣服の礼節、何となくは現代との共通項が垣間見える」

 

#論語

 

○日曜日の朝、森

 

「体調、戻らず、昨日は伏せる、ポストもままならず」

 

「久方ぶりに森を歩いている、アトピーで破けた肌を庇いながら、そろりと」

 

「チャート式の新化学、新物理を安く買い、気分転換に読む、こういうのが読みたかったらしい」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、通勤

 

羔裘玄冠不以弔、吉月必朝服而朝。郷党篇六

 

黒は祭祀で用いる色故に、黒冠や黒毛皮で葬いに行ってはならない。大夫の地位を返上した後でも、毎月の朔日は大礼服を着て君主に挨拶に赴くこと。

 

「現代で着る黒色の服の発祥は、古代中国かも知れない」

 

#論語

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「チャート式新化学の参考書を眺める、読むには至らない」

 

「哲学が科学であった時代、化学は妖しき錬金術士の奥義であった」

 

「確かに魔術書的ではある、一方で真理でもある、暗黒時代に紙一重とは大したものだと感心している」

 

#三行詩

 

○木曜日の朝、ウオーキング

 

「10連休6日目、例の如くアトピー静養中、気分転換に松屋へ向かう」

 

「途中、民家の壁に緑色のアヒル人形が一つ置いてある、なぜか和む」

 

「バス亭で待つサラリーマン、気合いの入った顔に、5日後の自らを思う」

 

#三行詩

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○木曜日の朝、松屋

 

斉必有明衣、布、斉必変食、居必遷坐。郷党七

 

(君子とは)祭祀を行う前に斎戒沐浴をするときには、必ず専用の衣を着ること。生地は麻を用いること。斎戒沐浴の前には、酒は飲まず大蒜などは食べないこと。家の中でも普段とは異なる場所で行うこと。

 

「二千五百年前、祭祀が日常生活の中で、如何に重要な催事であったかが垣間見える。現実と宗教が混在する日常生活の中で、リアリストである孔夫子でも(だからこそ、より)通念的、一般的な宗教行事には郷に入れば郷に従う、心から行う姿勢とは、現代に置いても範とすることに変わりはない」

 

#論語

 

○木曜日の午後、自宅

 

「子曰、君子不器(君子とは器ではない)為政第二 、器とはなにか」

 

「用いるもの、用途により様々な器がある」

 

「何故、君子は器ではないのか、君子とは仁であり、仁徳とは自らを誠にし、人を思いやるからだ、別に器が下ということではない、君子は自ら自らの存在を高みには上げない」

 

#三行詩

 

「人は器ではいけない、という解釈を度々目にするが、枝葉であり、器<君子ではない」

 

「優れた器も善し、仁道を歩み天下泰平ために苦しむ民を救うも善し」

 

「孔夫子の教え、仁とは小さなものではない、大きく、暖かく、全ての老若男女を包み込むものだ」

 

#三行詩

 

「そもそも、君子とは自らを世俗的な高みに至らせようとはしない、思わない」

 

「君子を自称し、自らの学問を貴いとする、誇るこそ似非君子だろう」

 

「善いことを好む、更に皆と一緒に善いことをするのを好むのが君子だ、周囲は君子を世俗的な高みに至らせる(受動的な地位名誉を儒家は否定しない)が、君子自体は、唯、善いことを好み、実践するのみ、この範囲から外れることはない」

 

#三行詩

 

○木曜日の夕方、自宅

 

「子曰、君子和而不同、子路第十三(君子は協調する一方で、迎合はしない)」

 

「この句も、本来は目的(善いこと・仁)があるから協調するのだ(小人は仁がないから私利私欲に迎合する)」

 

「十把一絡げ、人とは付和雷同するな、ということではない、仁徳を広げる、実践する為には付和雷同など(君子たるもの)あってはならない。昨今の論語の解釈は、目的を目標にすり替えた、或いは本来の目的がない、腑の抜けた教訓ものを多く見かける。腑の抜けた教訓=仁徳のない世俗的な道徳的教訓では、孔夫子の抱かれた救世の熱き思いとは、かけ離れ過ぎる。論語を語るのであれば、必然的に目的である仁からは離れてはいけない」

 

#論語

 

所感)

■近状(4月16日〜5月2日)

アトピー具合悪し。日々のX、ブログもままならず。ただ会社を休まぬようにと注力する。

GW、帰省ままならず、年老いた母の姿、見ることも叶わず。

GW、日中は、講談社ブルーバックス、進化の教科書1〜3、平凡社版の史記(全)を読んでいる。

夜は、アマプラVで刑事ものドラマ、等々を眠たくなるまで流し観している。

田舎のN、竹酢液を入れた風呂をやけに勧めてくる。過去、確かに効果はあったが気力なし。GW、Nはずっと仕事らしい。

友人のSさんから、病中見舞いを兼ねて明日(3日)、駅前でランチの誘いあり、気分転換に行ってみようと思う。

三行詩 第百三十章(郷党第十②)

○日曜日の午後、3月10日、森

 

揖所与立、左右其手、衣前後譫如也、郷党篇三

 

(朝廷で)同役の人たちに挨拶をされるときは、両手を胸の前で組み合わせて、左に向き、次に右に向き、少し上にあげる動作をされた。礼服の裾の前後は整然と揺れ動き、寸分も乱れない。

 

「孔夫子の身長は2m16cmとされ、文武両道と見事な礼儀作法、朝廷での礼装がさぞかし映えられたのではないか、イメージ的にやや被る、後の三国志に登場する関羽が1m86cmとか、共に中国では信仰の対象とされた」

 

#論語

 

○日曜日の夕方、マクド

 

「調子が悪いときには荻生徂徠先生の論語徴がよい」

 

「現代語訳はないが内容は論語に変わりない、名文なので字を追いかるだけでも楽しい」

 

「去年から徂徠先生の古書をこつこつと集めている」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、通勤

 

趨進翼如也、賓退、必復命曰、賓不顧矣。郷党篇三

 

(朝廷で)賓客を案内するときは、小走りで両肘を外に出し鳥のように袖を広げられた。賓客が退出されたときは、後ろを振り返らなくなるまでお見送りをし、賓客がお帰りなったことを君主に復命された。

 

「孔夫子の巨身で、袖を左右に広げて鳥の様に小走りに賓客を案内されたとある、鳥は鳥でもオオワシのような風格であられたのではないか。現代とは作法が異なるも、遡れば周王朝、堯帝や舜帝の朝廷での礼儀作法もこのような形であったのであろうか、と思いが広がる」

 

#論語

 

○月曜日の夕方、通勤

 

入公門、鞠躬如也如不容、郷党篇四

 

宮廷の一番外の門である公門に入るときには、身をかがめて恐れ慎み、自らの身体が入りかねないような敬虔な態度をとられた。

 

「宮廷での礼儀作法とは、一番外の門から始まる。心と作法が適ってこその礼といえる」

 

#論語

 

○月曜日の夜、自宅

 

「米国五十年代〜のSF小説群が大好きだ、若い頃は貪り読む」

 

「心残りがある、小説は読んだが宇宙物理学も天文学も知らない」

 

「宇宙物理学、天文学レビュー上位から二三冊選んで読んでいる、この本は明日くる、楽しみだ」

 

#三行詩

新・天文学事典

 

○月曜日の夜、自宅

 

Kindleで読む、ベストセラーだけはあり、面白い」

 

「面白いが半分、物足りないが半分、入門書としては良書だ」

 

「ワクワクする、天文学、宇宙物理学に魅かれている、寒空の下、窓を開けて星を、宇宙を観ている」

 

#三行詩

図解 宇宙のはなし

 

○火曜日の朝、通勤

 

立不中門、行不覆閾、郷党篇四

 

門の中央には立たず、門を通るときは敷居は跨いで通る。

 

「門の中央は君主の通るところ。敷居を踏まない理由は諸説あり、現在の日本でも行われている」

 

#論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「日本でも行う敷居を跨がない風習は、古代中国、二千五百年前の孔夫子もされていた」

 

周王朝、或いは堯帝、舜帝(BC3800頃)まで遡れるかも知れない」

 

「境界であるとか、家主の頭とか、物理的に良くないとか、正直、理由が良く分からない」

 

#三行詩

 

○火曜日の夕方、通勤

 

過位色勃如也、足攫如也、其言似不足者、郷党篇四

 

君主の御座所に近づけば(不在であろうとなかろうと)顔色を改めて、(緊張のあまり)小刻みに慎んで歩く。堂に至るまで(恐れ多くて)言葉を発せられないかのように寡黙する。

 

「ふと日本のブラック企業を思う、大なり小なり共通項が多いのではないか。勿論、孔夫子は君主を尊ぶという心が動作(礼儀作法)となっている。ブラック企業は、経営者を恐れる恐怖でこのような動作となる、尊ぶ心もなく、社長に対する憎しみと怒りが根底にある」

 

#論語

 

○水曜日の朝、通勤

 

攝斉升堂鞠躬如也、屏氣似不息者、郷党篇四

 

宮廷の(君主がいる)堂に昇るときは、衣服の裾を持ち上げ、(恐れ多くて)身体を丸くし、息をひっそりと行って(恐縮のあまり)呼吸すら出来ないように見せる。

 

三国志関羽雲長より大きい、文武両道、各国に聖人として名声を馳せた孔夫子が宮廷ではこのような態度を取られたのだ。私が君主であれば鷹揚に頷くなどとても出来ない、格の違いに真っ青になったに違いない。ある意味、孔夫子の君主になるとは大変なことだと思う」

 

#論語

 

○水曜日の朝、乗り換え

 

「(アトピーで)具合が悪いので明日は休もう、今日は昼から帰ろう、と思いつつ水曜日も普通に出勤している」

 

「元ブラック務めは、有給に禁忌感がある、許されざる者よと」

 

「理由に『私用』は許されない、壮大な悲劇を歌わねばならぬ、その上でも『職場に迷惑をかける』と恐縮し、身体を丸くして恐れ慄く、フリをせねばならない、仮面を被るのだ」

 

#三行詩

 

○水曜日の午前、一休み

 

「社員の、社員による、社長のための奉仕、こそブラック企業の基本原理だ」

 

「社長とその一族を幸せにする為に、社員は命をかけて家族も犠牲にして働く」

 

「フレンドリーな会社とは、対象が社長とその一族に限られる、社員が含まれるなど聞いたことがない」

 

#三行詩

 

○水曜日の夕方、通勤

 

出降一等、逞顔色怡怡如也、郷党篇四

 

(君主とお目見えして)堂上から退いて階段を一段降りると、顔色を和らげ、(役目を終えて)晴れやかな様子を見せる。

 

「前を向いて階段を降りるのか、君主に背中を見せないように後ろ向きに降りる(危ない)のか、よく分からない(高さしだいかも)。現代では分かり難い句であるが、よく考えればブラック企業の社長室へ向かう、報告する、退出する感覚であれば、理解しやすいかも知れない」

 

#論語

 

○木曜日の朝、通勤

 

没階趨進翼如也、復其位叔昔如也。郷党篇四

 

(君主のいる堂の)階段を降りると、両袖を鳥の様に張り、小走りにて自席に戻る。そして、恭しく控えているように見せる。

 

「両袖を鳥の様に張り小走りをするとは、光景が見えない、少なくともコサックダンスとは異なると思う」

 

#論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「昨夜、ゾンビたちに論語の説明をする夢をみた、不真面目なので壇上にて演台を大きく叩く」

 

「義とは、あくまで自らの悪を憎むことです、他人の悪を憎むことではありません」

 

「壇上を降りたあと、聴衆であるゾンビたち反り見ると相変わらずゾンビだ、そこらで目が覚めた(意味不明)」

 

#三行詩

 

○木曜日の夕方、通勤

 

執圭鞠躬如也、如不勝、郷党篇五

 

(天子が領土を与えた証拠として、諸侯に与えた宝玉のついた王笏とされる)圭を受けとる(君主の代理人として他の諸侯の国へ訪れる)ときには、身を丸くかがめ、圭の重さに耐えられないように見せる。

 

「杖は古くから権威の象徴、ペルシャ王の王笏については旧約聖書エステル記にも記述がある。古代ギリシアの笏は長い杖で、アガメムノーンが振るった杖、長老らが使った杖がある。その後、裁判官、軍司令官、神官などが権威の象徴として使うようになった。参考Wikipedia

 

#論語

 

○金曜日の朝、通勤

 

上如揖、下如授、郷党篇五

 

圭(王笏)を高く捧げ持つときは、揖の礼(小揖は15度、深揖は45度のお辞儀)をする高さにし、低く下げるときは、人に物を丁寧に授ける時の高さにする。

 

「具体的、且つ筋道を追って、王笏を取り扱うときに必要な礼儀作法が述べられる」

 

#論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「混み合う電車の中を、回遊魚のように移動する人たち、高が車両一台分を移動して何のメリットがあるのだろう」

 

「通路に立つ乗客たちを押しのける、そして都度、押し退けられる(常に立ち位置はここ)自分がいる」

 

「ひょっとして、肥満していることに注意を促す健康神(?)のお告げかも知れない、彼(彼女)ら、電車内回遊乗客は神の使者なのだ。そういえば、ドンと当たり、相手が横にずれると使者たちは皆、満足そうな笑みを浮かべている。神の意を叶えて祝福を受けているのだ、もはや光り輝き神々しくもある」

 

#三行詩

 

○金曜日の午前、通勤

 

勃如戦色、郷党篇五

 

(君主の代理として赴く)緊張した様子、(その責任の重さに)恐れおののく様な顔色を見せる。

 

「礼儀作法とは、時と場合、場所に合致した思い、行いをいう」

 

#論語

 

○金曜日の午前、乗り換え

 

「会社を早退する、アトピー具合悪し、広範囲の痛みに脳みそが縮む気がする」

 

「冬眠しよう、肌の回復を待とう、じっとするのだ」

 

「ホームには観光客の行列、なんとなく国破れて山河ありと呟く、次に、城春にして 草木深しと思う、 杜甫は良いものだ」

 

#三行詩

 

 

○金曜日の午後、梅田

 

「古本街にて購入、東洋文庫版の前に読んでみよう」

 

平凡社の中国古典体系は比較的安価で入手可能なので重宝している」

 

「世界での旅が好きだ、独り旅が好きだ、元バックパッカーの血が滾る」

 

#三行詩

中国古典文学大系〈22巻〉大唐西域記 (1971年)

 

○土曜日の夜、自宅

 

「今、尚、年1,600万本の杉の苗木を植え続ける林野庁こそ、解体してはどうか」

 

「1割は花粉の少ない品種改良杉だ、予算(税金)が足らないから花粉大量発生の杉を今年も植林する」

 

「狂気としか思えない、わざとこの国に花粉症を蔓延させている、政治家も見て見ぬふり」

 

#三行詩

 

○土曜日の夜、自宅

 

「(農林水産省)林野庁の花粉発生源対策とは」

 

「(ア)花粉を飛散させるスギ人工林の伐採・利用と植替えの促進(イ)花粉の少ない苗木の供給拡大(ウ)花粉飛散抑制技術の開発」

 

「でも、花粉大量発生杉の苗木の植林は継続します。林野庁は狂っている、例えれば火を消そうとして、油も撒いているとしか思えない」

 

#三行詩

 

○土曜日の夜、自宅

 

「単純に花粉杉を切れないのは理解出来る、森を守ることは国益(国土の土砂崩れを防ぐ、水源地の確保、二酸化炭素の吸収、etc…)といって良い」

 

「問題は、花粉症が国民病になって尚、十年前も去年も今年も(来年も)、ずっと花粉杉の植林を千万本単位で継続していることだ」

 

「杉や檜、以外に林野庁は木を知らないらしい、今は戦後ではない(杉や檜の材木が品不足で経済が停滞しているとか、真逆だ、余りに余っている)、林野庁はいつまで昭和のままなのだろう」

 

#三行詩

 

○日曜日の午後、自宅

 

足縮縮如有循也、郷党篇五

 

(宮殿での)足運びは歩幅を小さくしてすり足で歩むように見せる。

 

「時代劇で江戸城内を歩むようなイメージだろうか」

 

#論語

 

○月曜日の朝、通勤

 

私覿愉愉如也。郷党篇五

 

(公式の享礼が終り、使者が自身の土産物を捧呈する私的な儀式である)私覿になると、笑顔を浮かべて、如何にも楽しそうに見せる。

 

「使者としての公私の区別と、訪問した国を個人的には好んでいるという態度を取る、心憎い気配りと思う」

 

#論語

 

○月曜日の朝、電車内

 

「ずらっと乗客が座っている、左端の男性が咳をする」

 

「すると横の女性も咳、つられて二つ先の男性も咳、まるで鍵盤のようだ」

 

「なんとなく思った、カエルの歌が、聞こえてくるよ、ゲロッゲロッゲロッゲロッ ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワ」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、乗り換え

 

「車内、車掌室から大声で笑う声、横の女性二人は各駅の特色について話している」

 

「ホームは冷たい風、観光客の浮かれた会話と通勤客の沈黙」

 

「再び車内、中高生の笑い声が響く、進路、友人の噂、朝飯は何を食べたか、野球、向こうで英語が聞こえる、眠気がする」

 

#三行詩

 

○月曜日の午前、通勤

 

君子不以紺取飾、紅紫不以為褻服、郷党篇六

 

孔夫子は時、場合、場所に適した服装を着るように注意を払われた。物忌みの色である紺や、喪明けを示す色である赤茶色の布で襟や袖口を飾ったりはしなかった。

 

「贅沢な服装ではない、TPOをわきまえた服装を礼節とされた」

 

#論語

 

○月曜日の午前、通勤

 

「仕事の段取りを終わらせ、あとは部下に任せて退勤する、アトピーでボロボロだ」

 

「少し出るのが遅れた、午前の診察は厳しいかも」

 

環状線は満員、スペイン語が聞こえるので後ろを向くと2m越えの外国人の背中あり」

 

#三行詩

 

「電車のつり革をつるす棒が耳の位置にある、これは大きい」

 

「白人男性、30代、髭を生やし、ベビーカーを守っている」

 

「前に口を抑えず咳をし続ける人あり、白人は不快な顔をしている、赤ちゃんはきょとんと」

 

#三行詩

 

月曜日の午後、薬局

 

「病院での診察終わる、かなりアトピー酷く、肌の炎症凄まじい、ステロイドを薦められる」

 

「断わる」

 

「抗菌剤の服用で様子見する、ここまで酷いと痒み発作は意思では抑えられない、入院か」

 

#三行詩

 

○月曜日の午後、ランチ

 

餃子の王将でヤケ食い中、餃子定食にニラレバ炒め、鶏の唐揚げに王将ラーメン」

 

「食欲がある限りは、病気(アトピー)と戦える」

 

「最新の医療情報の収集、対アトピーの戦略と戦術を練っている、目的と目標の再設定中」

 

#三行詩

 

「何ごとも論理的に進めること、トライ・アンド・エラー、PDCAを回すことに仕事も闘病も変わりなし」

 

「目的を更新、闘病へ変更、目標を、まず痒みで掻かないことへ」

 

「あとは、ひたすらPDCAを回すだけだ、片っぱしからプランを立てていく、失敗から学べる、さあ、論理的に進めよう」

 

#三行詩

 

〈お知らせ〉

持病(アトピー性皮膚炎)の悪化により、しばらくXのポスト、及びブログ『四端録』はお休みします。

2024年3月19日 aristotles200、記す

 

所感)

アトピー性皮膚炎の治療に関しての覚書

アトピー具合悪し、会社を早退する日もあり。

真夜中に肌を掻き壊し、自室床に積もる落屑を見るのは久しぶりだ。

花粉との因果関係が年々悪化に向かう原因のように思える。

 

アトピー治療7原則

①水分量摂取制限、1日1,100ml(max900)以下

②痒いときは掻く

③シャワーを出来る限り短時間へ

④継続的な運動

⑤掻き壊した箇所にはガーゼを紙テープで止める

⑥精神的に参らないこと(ストレス発散)

⑦脱ステロイド、脱保湿治療(✳)

✳阪南中央病院皮膚科部長、佐藤健二先生

 

日常生活を過ごす方が予後が良い。肌を掻き壊したから会社を休み、終日布団で過ごしても、掻き壊す回数が増え、翌日の出勤を思い精神的に堪えることが多い。

今回のアトピー悪化は花粉が原因であり、日にち薬で必ず良くなる。

 

36歳のとき(2月末から悪化し、3月末で欠勤が続き、4月半ばから休職、5月初から入院)のような、大リバウンド(入院53日+自宅養療48日)と同じ経緯を辿らないこと。

・保湿剤の多用はしない

・繰り返しシャワーを浴びない

・水分の大量摂取(アルコール飲料)をしない

三行詩 第百二十九章(子罕第九②)

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○月曜日の朝、3月4日、通勤

 

子曰、可与共学、未可与適道、子罕篇三十

 

孔夫子はいわれた、共に学問を行うことは出来よう、しかし同じ学問の道を歩むことは出来ない人もいる。

 

「志や学問に対する思いが異なれば、孔門を叩いた時は変わらぬも学問が進めば次第に溝が広がる人もいる、悲しいことだ」

 

#論語

 

「学問の道とは、学問をすることが目的ではない」

 

「学問をして、自らを磨き上げる、故に道なのだ。自らの学問を誇ってどうするのか」

 

四書五経を読んだ、全て写経した、良いことだが、それを誇るより学んで何を得たか、省みたか、改めたかが眼目だ」

 

#三行詩

 

○月曜日の朝、一休み

 

素読という勉強方法がある、短期的には意味不明であるが、長期的には真に良いものだと思う」

 

「これまで東洋思想なら歎異抄孟子、西洋思想なら自省録、論理書簡集Ⅰ、Ⅱといった、自分の中で随一と思う本を素読してきた」

 

「今回、初見である孝経を素読している、素読という勉強方法を強化してどのような結果となるか、検証したい」

 

#三行詩

 

○月曜日の午後、二休み

 

「例えば内閣支持率が最低を更新する、を民意と報道するも、誰も○国の庇護を離れよ、とは言わない」

 

「良い悪いは抜きにして、報道とは、既に思想忖度された民意を語る動画再生(YouTube)と変わらない」

 

「日本の報道は全て同じ方向だ、船団型というか、一糸乱れぬ戦前、戦中報道と似ている、数社くらい内閣支持率は孤高の境地を彷徨うとか、褒める(?)報道があってもよい(今の内閣を支持する、支持しないは置いといて)」

 

#三行詩

 

「要は、思想忖度の余地がある出来事に、最初から民意の決定であるかの様に全社一律報道をする現実だ」

 

「私は独善で偏固者、故に間違っているのだ」

 

「周囲と同じように、マスコミの報道する勧善懲悪に一喜一憂し、皆と同じことを言う方が安全なのだ、そういう世界、そういう時代になりつつある」

 

#三行詩

 

「故ナワリヌイ氏は、最果ての地、北極圏の刑務所でプーチン大統領の演説を繰り返し強制視させられたとか」

 

「ある意味シュールであり、スターリンの時代を思い起こす」

 

「日本でも、いつ始まるのか怪しいものではないか、TVの前で1日中、民放とN○Kを強制視聴させられる、ああ、既に済みか」

 

#三行詩

 

「政治は空洞化し、民意を語るマスコミは無双、民衆はポピュリズムに熱狂する、アジテーター(煽動者)の時代来たれり」

 

「までは、まだ至ってはいない」

 

「歴史は繰り返すがこんな歴史は御免被りたい、日本の良識的な知識層は沈黙、拝金事なかれ主義層は迎合、要は、普通の市民が自ら意思を持たねばならない」

 

○月曜日の夜、自宅

 

「不思議だ、資源ある大国を外部から倒せたことは少ない、全て内部崩壊であることは高校の世界史Bにすら書いてある」

 

「防衛側には防衛に必要な兵器を渡し、国内の反政府派に莫大な支援をするのが定番だ、欧米はその手法に精通している(過去も現在も繰り返している)」

 

「現代にも明石元二郎大佐の如き人物はいるはずだ、内部崩壊に仮に100億ドルを費やせるのであれば戦争はもう終わっている。であれば欧米の事情、欧米軍需コングロマリットの意向とか、下衆の勘繰りが広がる」

 

#三行詩

 

「結局、誰が儲けているのかが戦争を紐解く方程式であることは歴史が証明している」

 

「私は孫子の兵法のド素人だが、今回の戦争は変だ、欧米側は金を湯水の如く使うも、長期的戦略が見えない」

 

「戦争とは悲惨なことであり、一片の正義もない、常に弱者が蹂躙され虐殺される、悪の中の悪だ」

 

#三行詩

 

「独裁者とは、自国の若者の戦死に心痛むことはなく、自らの権威や地位を守る為なら国を売り渡そうが平気な類の畜生だ」

 

「故に、外敵に敗れる状況とは、国全て(市民の犠牲、都市の破壊)が崩壊してからという悲惨な事態となる」

 

「独裁者が一番怖れるのが国内の反政府派、反乱分子、敵国との内応者であり、自分にとって何者が一番危険であるか、独裁者が一番知っている」

 

#三行詩

 

「故に、まともに戦争で倒そうとする(撤退させようとする)ことが上手くいくわけがない」

 

「相手は今畜生だが、その代わりに独裁者を倒せば、状況は変わる」

 

「やはり、革命、反乱は進行中なのだ、独裁者の次にまた独裁者が来ようが今よりましと信じて、歴史は繰り返すのだろう」

 

#三行詩

 

「ロシアがアメリカの大統領選に介入して、アメリカがロシアの反政府派を支援しない、理屈がない」

 

「大国の正義とは、常に大国の為にある、過去現在未来もだ」

 

「どんな独裁者でも永遠に生きれない(幸いだ)、超高齢の為政者とは、超高齢故に周囲に群がる利権者集団から好まれる、そういうことだ」

 

#三行詩

 

「いくら優秀だとしてもだ、八十を越えた人が、超大国のトップを務められるものだろうか」

 

「若い頃から超人なら別だが、彼が大統領になれたのは超高齢だからだ」

 

「おそらく全盛期は六十代だろう、しかし彼は六十では若すぎて決して大統領にはなれない、有能では大統領に相応しくないからだ」

 

#三行詩

 

○火曜日の朝、通勤、雨

 

可与立、未可与権、子罕篇三十

 

(孔夫子はいわれた)次に、同じ学問の位(積み重ね)に立てたとしよう、しかし学問を経書から学ぶだけで実践しない、省みない、改めてない。画竜点睛を欠くとは残念なことだ。

 

「孔夫子は同じことを、繰り返し言葉を変えて述べられている」

 

#論語

 

○火曜日の朝、乗り換え

 

「ホームで行列、また、例の間隔(2m)を開けて立つ人あり」

 

「彼女から後ろに19人並び蛇行、彼女の前は3人のみ」

 

「背中のオーラが前に人が入ることを許さない、まるでラオウ、そう、覇王色の覇気だ」

 

#三行詩

 

○火曜日の朝、一休み

 

「曰く、選挙で民意を問いたい、それが毎回この有り様だ」

 

「選挙も民意も、お得意の『骨抜き』としか思えない」

 

「選挙はお金がかかるものとか、そうしたのは勿論国民ではないし、会計責任者でもない」

 

#三行詩

 

「権力と特権にしがみついた八十歳を越える人が選挙には強い」

 

「これを民意とすること自体が言葉の使い方を間違っている」

 

「権力と特権を離さない猫又と化した政治家に、コバンザメの如く利権をねだる人たちの民意とは、明らかに政治の腐敗に他ならない」

 

#三行詩

 

「骨抜きにされた利権塗れの選挙、と読むと遠い外国のように感じる」

 

「利権に絡む経営者、富裕層の意思、或いはマスコミが自ら思う統一した意思、これを民意とするのも言葉の使い方を間違えている」

 

「民意ではなく、權力者、及び利権に群がるコバンザメ様のご意向だ」

 

#三行詩

 

「選挙=腐敗、民意=權力者側のご意向」

 

「マスコミも相変わらずマスコミの民意(戦前、戦中からの悪しき習慣である)、売れれば何でもいいを掲げる」

 

「やはり、今の世の中は不仁で満ち溢れている、早々に隠棲せねば、身に危険が及ぶかも知れない、という結論となる」

 

#三行詩人

 

○火曜日の午前、二休み

 

「もし、私がアジテーター(煽動者)ならこういうだろう、権力にしがみつく長老、世襲議員から政治を取り戻そう」

 

「腐敗した政治は、選挙そのものにある、利権と政治を切り離すしか方法はない」

 

「政治家個人の権限を弱くして日本も二大政党制を実現させる、政党を主体とする政治へ、と」

 

#三行詩

 

「弱い野党など要らない、強すぎる与党も要らない」

 

「派閥を解散する、結構なこと、次に政党も解散し、二大政党制へと移行する」

 

「政治の仕組み、そのものを変えなければ、この国の腐敗は無くならない、と」

 

#三行詩

 

「この国の腐敗とは何か、個人に利権が集中する、選挙にお金がかかる制度そのものにある」

 

「国会議員は偉いのか、否、偉いのは、世界第二位の高額納税をしている私たち国民にある」

 

「果たして、利権を甘受している今の国会議員が、仕組みを変えようとするだろうか、与野党よ共にだ、と」

 

#三行詩

 

○火曜日の午前、三休み

 

「何かを非難するからには非難だけではなく、自らの意見を、拙くとも述べることが道理だ」

 

「しかし、どうも大雑把で拙すぎるように思う」

 

「やはり、現代のことは餅は餅屋にお任せして、二千五百年前に話しは戻そう、らしくなかった」

 

#三行詩

 

○火曜日の夕方、通勤

 

唐棣之華、偏其反而、豈不爾思、室是遠而、子曰、未之思也、夫何遠之有哉。子罕篇三十

 

民謡に『庭梅の花びら、風にゆらゆらと揺れる、貴方を思う気持ちに変わりはないが、貴方の家が遠いのだ』とある。それを聴いた孔夫子はいわれた、男の気持ちが離れているのだ、本当の愛があれば、距離など関係あるものか。

 

論語の中でも変わった句。男女の恋愛を述べられた。愛があれば、遠方に居ようと関係なく結ばれるものだと。或いは前の句にかけて学問の道で解釈する識者もいるが、美しい民謡なのだ、恋愛でよいと思う」

 

#論語

 

○水曜日の朝、通勤

 

孔子於郷党恂恂如也、似不能言者、郷党篇一

 

孔夫子が郷里の人たちと居られるときは、穏やかで恭しく、言葉を発せられることも余りなかった。

 

「時と場所、場合に適った思い行い、夫子は日常生活でも中庸を体現されていた」

 

#論語

 

○水曜日の朝、乗り換え、雨

 

「珍しく、アラブ王族風の若い夫婦が前に立っている、富裕層、異国の香水の薫り」

 

「身長も高いが、欧米人とは明らかに雰囲気が違う」

 

「西洋風の服を着ているが生活感が皆無、トーブが似合う顔立ち、なんとなく、遠い砂漠の国を思う」

 

#三行詩

 

○木曜日の朝、通勤

 

朝与下大夫言、侃侃如也、郷党篇二

 

朝廷で、位の低い役職の者と話すときには穏やかな様子であられた。

 

「以下、孔夫子の朝廷でのご様子を述べる句が続く」

 

#論語

 

○木曜日の朝、乗り換え

 

「毎夜、座禅をする、最近は腹を据えるより、頭の上に糸を思い身体を吊り上げるイメージ」

 

「いわゆる、糸あやつり人形になる、ストンと坐る」

 

「良い悪いは判らない、しかし心の落ち着きは良いように思う、仕事中でもたまにする」

 

#三行詩

 

「通勤中、調子が良いと脳裏に音楽が流れる、大概はクラッシック音楽だ」

 

「この二三日、韓国映画『素晴らしき世界』の主題曲がピアノで流れる」

 

「ブラザーでも登場するのだろうか、たまにフレーズを忘れサビばかり流れる、不思議だ」

 

#三行詩 

 

○木曜日の夕方、通勤

 

与上大夫言、言言如也、郷党篇二

 

(朝廷で)位の高い役職の者と話すときには中正であられた。

 

「識者の現代語訳で、和やか→慎み深く→恭しくとあり、三者(下大夫→上大夫→君主)対比であれば、こちらの方が、私の意訳よりわかり易いと思う」

 

#論語

 

○金曜日の朝、通勤

 

君在叔昔如也、与与如也。郷党篇二

 

(朝廷で)君主と話されるときには慎み深く、礼に則された。

 

「孔夫子は朝廷に於いて、三者三様に正しき礼節にて接せられた。当時の形容詞を現代語に意訳する難しさも改めて思う」

 

#論語

 

○金曜日の朝、乗り換え

 

「花粉の影響か、アトピー酷く、痒み涙目で視界ぼやける」

 

「深夜の痒み大発作に参っている、苦しみで脳みそが縮む気がする」

 

「車内ではじっと目を閉じる、北斗神拳の奥義、無想転生、無より転じて生を拾うことを思う、も、やはりよく解らない」

 

#三行詩

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○金曜日の夕方、通勤

 

君召使擯、色勃如也、足攫如也、郷党篇三

 

君主から国賓の接待役を命じられると、顔色を改められ、足どりを慎ましくされた。

 

「以下、礼儀作法に則った孔夫子の鮮やかな朝廷での所作が述べられる」

 

#論語

 

所感)

■土曜日の夜、自宅

例の如く、アトピー悪し、終日寝る。