大阪中之島美術館」で開催中の「展覧会 岡本太郎」を観てきました.

この 大阪中之島美術館 は,バブル期に「大阪市立近代美術館」として大阪大学医学部跡地に建設計画が進められましたが,大阪市にお金がなくて建設が頓挫していた美術館です.

しかし,大阪市は着々と展示するための作品を購入して準備を進めており,一時期は三休橋交差点の出光ナガホリビル(現:THE PEAK SHINSAIBASHI)で「大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室」として開館していたので,何度か展覧会に行ったことがあります.中でも 佐伯祐三 の展覧会はとても良かった覚えがあります.

遂にその開館準備が整い,満を持して今年(2022年)の2月に 大阪中之島美術館 という名称で中之島(国立国際美術館の北,関西電力本店の西)にで開館しました.

美術館の建物,外は真っ黒で中が銀色という超近代的な感じでカッコいいです.建物の中心は2階から4階が吹き抜けになっており,建物に入るだけでワクワクします.

話を 展覧会 岡本太郎 に戻しますと,岡本太郎さんは大阪に縁深い芸術家で,万博公園にそびえ立つ太陽の塔など強烈な印象の作品が多い方です.

力強い作風の作品がたくさん展示されており,圧倒される展示になっています.それもそのはず,自分の絵画をほとんど売ることがなかった岡本太郎の作品はそのほとんどが 川崎市岡本太郎美術館岡本太郎記念館 に収蔵されており,今回の展示会には両館が主催者として参加しているので展示する作品数がスゴいです!

また,彫刻類もたくさん展示されており,岡本太郎独特の造形を観ることが出来ました.大きい作品は試作のミニチュアが展示されていてとても見応えがありました.真ん中は太陽の塔の屋内展示の模型で,とても精巧で素晴らしいものでした.

最後は変形ロボットのような太陽の塔をパチリ.これ,人気の撮影スポットで撮影するのに10分ほど並びました.

とても見応えのある「展覧会 岡本太郎」会期は10月2日(日)までありますので,皆さんにもお勧めします.

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