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馬小屋作戦(5):夫-20

僕たちが馬小屋と呼んでいる、北の森の奥に鎮座する大きなログハウス。ある日、せつさんの独り言から始まったその馬小屋プロジェクトは、なかなかにたいへんでした。アメリカのバーンハウスメーカーから取り寄せたキット(とは名ばかりのただの材料)を、地元の棟梁や手伝ってくれた人たちと悪戦苦闘しながら、なんとか建てることができました。そのいきさつです。今回はその5回目です。(2024.4.19)

<2008.9.4>
40フィートのコンテナ3本に入っていた馬小屋のキットは、たいへんなものでした・・・。(T-T)

さっそく、村のふもとの方に相談しながら、キット内容と図面を確認しました。
が、しかしー! 図面を見ながら、全員が沈黙・・・。
すべてが英語だったのです・・。(T-T)(考えたら、当たり前なのですが・・。)

「まあ、なんとかなるっぺ~!」と今年75歳を超える棟梁が言うと、全員が「んだ、んだ。」と、うなづきました。

とにかく整地はできているので、大きな穴を開けて、柱を入れて、コンクリートで固めます。

その柱の太さが15cm×25cm、長さがなんと!15mもあるのです。

しかも20本もあるので、さすがに人力では無理!ということになって、巨大なクレーン車の力を借りました。

ちょうど一年前の夏の真っ盛りに、こうした作業をしていると・・、さすがに疲れがでたのか、
棟梁は渡した梁の上で、お昼休みは昼寝をしていました(^^)

初めてその姿を見たとき、連日の重労働だし、僕は「まさか、具合が悪くなったのでは・・・。」と、とっても不安になり、そばによって棟梁の顔にそっと耳を近づけてみました。

ああ、よかった。 息してる~(^^)
(すみません、棟梁。変なことを言って・・。ごめんなさい!)

柱を立てた後は、横に柱を組んでいきます。
が!しかし、またまた大問題がー!

この材料は、キットといいながら、ボルトを通す穴や、木を組み合わせるホゾなどが、まったく加工されていないので、すべてドリルで穴を開けたり、ホゾを加工したり、とても素人には手が出るものではありませんでした。

棟梁が疲れてしまうのも、無理ないですねえ・・。(T-T)

しかしまあ、そんな騒ぎとは関係なく、モイちゃんとピピちゃんは、今日も仲良くお昼寝です。
(サービス・カット♪)

柱がどんどん組みあがっていくと、だんだん馬小屋の形になってきました!

しかしみなさん、お年の割り(失礼♪)には、ほんとうに高いところでの作業も、口笛を吹くような気軽さでどんどん仕上げていきます。

僕もこの作業をに加わったのですが、あまりお役に立てなかったような気が・・・。
(いつも気が付くと、下働きのまたそのアシスタントでしたT-T)


———-つづく———-

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