・・・・・・・っということで、ぼくは中学3年の頃からクラシックファンになりました。
当時クラシック音楽を聴くとなると、レコードしかない時代でした。
高校生になって、レコードプレーヤーにアンプと自作のスピーカーを繋げて聴くようになりました。
音質は最悪でしたが、大口径のスピーカーは、見た目には迫力がありました。^m^
廉価版のLPレコードをなけなしの小遣いで買い漁りました。
ついにFMチューナーを繋げてステレオ放送を聴いた時は、感動したものです。
次から次にクラシック番組をカセットテープに録音しました。
まあ、そんな時代です。
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ひょんなことから、Amazon Musicで自由奔放な演奏のピアノ曲が流れました。
いったいこのピアニストは誰?
Khatia Buniatishviliと書いてあるけど、読めない。
カティア・ブニアティシヴィリというジョージア出身のピアニストだそうです。
ぼくらの時代、とんがったピアニストで美人とくれば、マルタ・アルゲリッチでした。
あ、分かんないですよね。(^^ゞ
・・・・・・・
何を言いたいかというと、作曲家が楽譜に記した通りに演奏するのは至難の業です。
でも、その「曲の解釈」という点では自由です。
リストの作曲した「ラ・カンパネラ」という曲は、フジコ・ヘミングさんの演奏で有名になりましたよね。
この曲は、バイオリニストのパガニーニの曲が原曲です。
1838年作曲ですから、リストが27歳の時の作曲です。
フジコ・ヘミングさんは92歳で亡くなりましたが、毎日この曲を弾いていたそうです。
リストが27歳の時に書いた曲を、92歳になるまで弾いていたのです。
人生経験で言えば、フジコさんはリストの遥か上です。
変な言い方ですが、27歳の小僧が作曲した曲を一生弾き続けたのです。
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話をカティア・ブニアティシヴィリさんに戻します。
彼女の弾く「ラ・カンパネラ」を聴きました。
極端な言い方をすれば、同じ曲なのにフジコさんとは「別物」でした。
辻井伸行さんの演奏するカンパネラも聴きました。
やっぱり別物でした。
それでいいと思います。
そりゃぁ〜3人とも天才ですよ。
三者三様であって当然なのです。
アマチュアの人でカンパネラを演奏できる人はザラにはいないと思いますが、それでもその人なりのカンパネラでいいのです。
どんなに下手でも、自分なりの解釈で弾く演奏は素晴らしいと感じるはずです。
カティア・ブニアティシヴィリさんの演奏を批判する人はいるでしょう。
あまりに解釈が自由奔放だと。
ましてや豊満な美女で、36歳という若さですから偏見もあるでしょう。
・・・・・・・
クラシック音楽というと文字通り古臭い音楽です。
しかし、若い人がどんどん自分なりの表現で演奏をするのを聴くと、嬉しくなります。
以上、古臭いクラシックファンの感想でした。
(追記)
ちなみに、カティア・ブニアティシヴィリさんはプーチンが大嫌いだと公言しています。これを聞いて彼女のファンになりました。(^^)/