・・・・・・・っということで、男は鈍い。
何に関して鈍いかというと、恋愛に関してであります。
女の子は否応なしに「初潮」を迎えます。
今はどうだか知りませんが、ぼくが小学校高学年のとき女の子だけ別教室に集められ説明を受けます。
説明を受けた後の女子生徒たちの何気ない変化に、ぼくは気づきました。
・・・・・・・
中学一年生の時、悪ガキ仲間からどうして結婚すると、子供が生まれるのかと聞かれたことがありました。
ぼくは「愛があるからだ」と答えました。
すると、教室中に笑い声が起きました。
笑ったのは、主に女子生徒でした。
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中学の卒業式の時、卒業生の作文集がみんなに配られました。
そのなかに、ある女の子が書いた作文が話題になりました。
それは彼女が想い詰めていた男子生徒への恋文でした。
そのある男子とは、あきらかにぼくのことでした。
彼女とは中一の時に同クラスになっただけで、特に仲が良かったわけではありません。
目立たない子でしたが、国語ができる子だった印象はありました。
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入社早々イラクに派遣されたことは、ここで何度も書きました。
あんなひどい環境に、「飯炊き女」(ひどい差別用語ですね)が来るはずがありません。
料理を担当してくれたのは、3人の女性でした。
3人とも高学歴で、プロジェクトが成功したのは彼女たちのおかげだと今でも思っています。
2年間の任期を終えてぼくが帰国する時、その中の一人がぼくに近づき、餞別が入った封筒を手渡してくれました。
ぼくより年上の女性でしたが、ぼくに対して特別な感情を抱いていたことを、そのとき初めて気づきました。
他の女性たちが彼女に対して、告白しろとはやし立てたからです。
なんて鈍感だったのでしょうぼくは。
・・・・・・・(;^_^A