リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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孤独死にならないために

孤独死が増えている

昨日の新聞に孤独死のことが出ていました。

高齢者の孤独死 推計年間6.8万人 - Yahoo!ニュース

高齢者の孤独死は今年1~3月で1万7千人、年間では6万8千人のペースになるようです。

この記事での孤独死とは、警察への通報や医師からの届け出で警察が取り扱った一人暮らしの遺体の数です。

一人暮らしで近親者との接触が少なく、施設に入っておらず、病気で入院することなく一人自宅でひっそりと亡くなった人を孤独死としているようです。

3 家族と世帯|令和5年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)

上記厚生労働省の資料によると、高齢者一人世帯は742万4世帯、高齢者夫婦のみ世帯は825万世帯もあります。

高齢者夫婦のみ世帯もどちらかが亡くなれば一人世帯になります。

予備軍がこれだけいれば、今後孤独死はどんどん増えていくおそれがあります。

孤独死にならないために考えていることは

かくいう我が家も高齢者夫婦のみの世帯です。

私が先に亡くなれば、常時介護が必要な妻は一人では暮らせませんから、施設のお世話になると思います。したがって孤独死ということにはならないと思われます。

一方、妻が先になくなった場合には私に孤独死の可能性が出てきます。

幸い娘二人が名古屋市内に住んでいますので、施設や病院で亡くなったのであれば容易に連絡がつくと思いますが、高齢になれば老衰などで突然死する可能性も高くなってきます。

もし私が一人暮らしになった場合考えている対策は次の二つです。

〇家族LINEの活用~毎日LINEに挨拶を投稿することで、子供たちに無事暮らしているというメッセージが伝わります。投稿が中断すれば異変があるかもしれないということで、子供たちが動いてくれそうです。

〇見守りカメラの活用~一昨年SwitchBotという見守りカメラを買いました。外出時にスマホから室内の様子を見ることができます。

koichi68.hatenablog.com

一人暮らしになったら、複数台カメラを設置し、子供たちのスマホにアプリを入れてもらえば常時私の室内の様子を観察できます。

こうした対策でも限界はあり、いずれは老人ホーム等施設への入居を検討しようかと思っています。費用はかかりますが、孤独死で迷惑をかける可能性は格段に低くなります。

きょうだいも心配だけど

私の場合は子供が3人いて、うち二人は近くに住んでいます。関係も良好ですので、現実には孤独死の可能性はかなり低いと思っています。

ただ私のきょうだいとなると事情は異なります。

まず妹ですが、夫婦には子供がいません。ずっと夫婦二人世帯です。ご主人が先に亡くなると妹は身寄りが少ないため孤独死の心配がでてきます。早めに老人ホームに入るのが賢明と思いますが、コストもかかるので私がどうこう言うのは失礼です。まだ夫婦二人で暮らしていますし、妹も自分なりの考えがありそうなので、当分私から何かすることはありません。

一方、離婚して一人暮らしの弟には子供が二人います。こちらは子供二人との連絡が疎遠になっています。まだ働いているので孤独死ということないと思いますが、リタイアすると孤独死のリスクがでてきます。早く子供たちとの関係を修復することが大切だと思うのですが、本人は消極的のようです。弟の方は折に触れアドバイスをしようと思っています。

孤独死は今後より社会問題化していくと思われ、厚生労働省も対策立案に動いています。

0000034190.pdf (mhlw.go.jp)

今後の対策に期待したいところです。