アンチノール談義2。回しもんじゃないですよスペシャル。 | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

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こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

 

意外と昨日の記事が評判良かったんで

 

追い記事です。

 

 

 

 

 

アンチノールがそんなにいいなら

 

結局似たような成分の市販のサプリでもいいんじゃね?と思うあなた。

 

以下の実験があります。

 

結論から言うと、アンチノールは圧倒してて

 

他のは普通に摂取するぐらいの量じゃ全然効かなかったよということです。

 

僕はこういうこと平気で言うから

 

合う人は合うし苦手な人にはすごく苦手に思われるんですが

 

安物買いの銭失いという言葉は本当だと思います。

 

なんだか良くわからん紛い物使うくらいなら

 

なんも使わないという判断の方が清々しいと思います。

 

エビデンスを出すためには

 

非常に多大な労力とお金が必要です。

 

適当なサプリじゃちゃんとした獣医に相手にされないので

 

治験的なエビデンスをとらずに市販するんでしょう。

 

店舗構えて犬猫グッズのお店やってみると

 

え!こんなにあるの!というくらい知らないサプリに溢れています。

 

ぶっちゃけ僕は全く信頼してないので

 

置かないです。

 

成分が一緒とか

 

人の土俵で相撲とって恥ずかしくねえのかとすら思います。

 

成分が一緒でも容量とか用量とか吸収率とかバイオアベイラビリティーとか

 

下地がある研究がされてないとわからないことばっかです。

 

 

一応後追いでも僕に関して言えば、

 

アンセットはある程度信頼のおける製薬会社が出しているのと

 

とあるでかい企業の研究室で分析したところ

 

ほぼ同じでびっくりしました。

 

(なんでお前がそんなことしてんねんというのはおいといてね笑 変な人脈多しです)

 

なので僕自身はまあ使わないよりはよっぽどいいかなという立ち位置なわけです。

 

もちろんアンチノールは先発している分安心だと思います。

 

というわけで今日はこんな感じ。

 

以下、どういう実験だったかです。

 

実験2:実験1の被験材料を市販の自然由来オイルを用いた健康補助食品に変更
・被験物質として、
① オリーブオイル
② リプリノール(アンチノール「PCSO-524」と同成分) 
③ 魚油製品A(EPA)
④ 魚油製品B(サーモンオイル)
⑤ 魚油製品C(オメガ3脂肪酸)
⑥ 植物油製品A(亜麻仁油)
⑦ 植物油製品B(月見草油)

 

結果:

被験物質
 
用量 (mg/kg)
 
後肢径の差(mm)
 
前肢径の差(mm)
 
関節炎スコア
 
なし
 

 
1.21
 
2.8
 
2.8+
 

 
1850
 
1.19
 
2.9
 
2.7+
 

 
20
 
0.23
 
1.4
 
1.5+
 

 
1850
 
0.63
 
1.1
 
1.8+
 

 
1850
 
0.74
 
2.7
 
2.0+
 

 
1850
 
1.36
 
3.0
 
3+
 

 
1900
 
1.07
 
3.3
 
1.7+
 

 
1900
 
0.82
 
2.5
 
1.5+
 
アンチノールの成分は一般的な市販の自然由来オイルを用いた健康補助食品に比べ明らかに強力な抗炎症活性を有することが示唆される。