ココハドコ? アタシハダレ?

ココハドコ? アタシハダレ?

自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

 

 神社に縁もゆかりもない一般人にとって、祭りの楽しみは見慣れた山車や神輿よりも、露店の賑わい、こっちが主役という人も多いだろう。特に子供たちにとっては。

 

 

 参道に立ち並ぶ露店の後方で、何やら客寄せの声が響いてくると思ったら、なんとお化け屋敷だった。いやあ、子供のころを思い出す。真っ暗な通路を行くと、壁から突然血の滴った腕が伸びてきたりして、ホント、怖かった。

 

 

 で、なぜか屋敷の入り口には黄門様がいらっしゃる。黄門様の後ろに三つ目小僧と河童。どうやら黄門様はゴースト・バスターズだったらしい。この荒唐無稽さがまた楽しい。

 

 

 それにしても、お化け屋敷はずっと昔からあって、今も昔も出てくるのはろくろ首や、三つ目小僧やお岩さんのようだ。いくらゾンビ映画が流行っても、お化け屋敷にゾンビが出てくることはないような気がする。変わることのないままに射的も金魚すくいもみな健在。焼きそばもたこ焼きも、ずっと昔から変わることなく続いてきた祭りの風景で、これこそ無形民俗文化財じゃなかろうかと、そんな気がしてきた。

 

 

 

***** 

 

 さて、そんな話はさておいて、ひときわ目を引いたのが、鮎の塩焼き。

 

 

 いや、単に私の食欲をそそったというだけの話だが、ホントおいしそうだった。

 

 

 この塩焼きとお化け屋敷の話をしたいだけで、この「くらやみ祭り」が2回になったという

次第。なんのこっちゃとおっしゃる方には、どうぞご容赦、ご理解くだされば幸い。

チャン、チャン!

 

 

 

 

 

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 府中の大國魂神社の年に一度の例大祭は5月5日となっていて、毎年GWの5月3日から6日までがくらやみ祭りの開催期間となる。以前府中市に住んでいたこともあるのだけれど、この祭りを見たことは一度もない。だから、一度ぐらい見てやろう、と思ったわけではなくて、実は府中には絶品の柏餅を売る店があって、それがこの時期限定でGW過ぎるころには売らなくなってしまう。それで買いに行くついでに写真でも撮ろうかと思った次第。ついでに柏餅も写真に撮ってこのブログで紹介しようと思ったのだが、撮る前についつい食ってしまった。だから紹介できない、ごめん。

 

 

 それにしてもすごい人。府中市観光協会のHPによると期間中80万人ほどの人出があるという。大國魂神社前の旧甲州街道は道が狭い。人が密集するから身動きするにも苦労する。

 

 

 

 

 大太鼓が登場。デカい。並の力じゃ音が出そうにない。バットを振り回すみたいにして叩いてる。頑健な男じゃないとヘロヘロになりそうだ。

 

 

 参道の商店街の街灯に東芝とサントリーのラグビー選手。そうか、東芝もサントリーも府中に工場がある。かつラグビーリーグワンの強豪。その割に発信力がない、競馬に負けてる。


 


 夕方6時過ぎになって山車が集まり始めた。府中の各町内ごと、計22台の山車が集まるらしい。全部は見ていられない、5台ほど見て帰途に就いた。

 

 

 くらやみ祭という名前は、昔、神輿渡御が深夜に街の明かりを全て消した暗闇の中で行われたことが由来なのだそうだ。関東の三大奇祭と言われているらしい。東京都指定無形民俗文化財。  

 神輿渡御は5日。今も暗闇の中でやっているのだろうか。

 

 

東京・府中市の大國魂神社は古来武蔵の国の総社であった。主祭神は大國魂大神 (おおくにたまのおおかみ)で、創建は景行天皇の41年とされている。多分に伝承に過ぎない話だが、いずれにせよ古い歴史を持った神社であるのは間違いない。総社だろうが一の宮だろうがさびれる所はさびれて、国によってはどこが総社だったか分からないという所もあるらしい。武蔵の国の一の宮は、実は私の住まいから10分ほどのところにあるのだが、さびれきっていて、「一の宮」という地名がなかったらどこかの村の鎮守様とほとんど変わるところがない。それに比べればたいしたもんだとは思う。

 

 

 

 

 

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 是政橋。ここには思い出がある。まだ小学校にも上がらない頃だったと思う。近所の住宅が集まっての日帰りバス旅行のようなものがあり、その帰り、この是政橋の橋の下で休憩、なんと、子供たちは泳いだのである。砂利の採取などで水流が激変するような危険な場所もあったはずだが、泳いでもいい場所はちゃんと縄張りされており、そこで子供たちは短い時間遊んだのだ。

 

 

学生の頃にも何度か来ており、河川敷の一面ススキの原の冬枯れの風景が好きだった。そのころから思えば風景もずいぶん変わった。ススキは刈り取られ、グラウンドとして整備され橋も新しくなった。感傷が吹き飛ぶつまらない風景になってしまった。

 

 

水際へ出る小道にススキの原のわずかな面影。スズランスイセンが咲いていた。スズランのような花を咲かせるが分類学的にはスイセンに近い。花が咲いてないとニラと勘違いして、持ち帰って食べる人がいるらしい。毒があって重篤な場合には死ぬこともあるそうだ。要注意。

 

 

 

 

橋の上から見る南武線の鉄橋。貨物はこの先南武線と別れて稲城の山中に消えてゆく。調べてみると、どうやら武蔵小杉の先まで長いトンネルが続いているようだ。

 

 

 是政という地名は北条氏に仕えた戦国の武将井田是政に由来する。北条氏の滅亡後この地へ来て、以後この地の開拓に尽力したのだという。その井田是政の墓が東京競馬場に残っている。3,4コーナーの中間、レース実況でよく言う「大ケヤキを過ぎていよいよ4コーナー、、」という、あの「大ケヤキ」の下に墓があるのである。

 

ただ、その「大ケヤキ」もとうの昔に伐採されていて、今立っているのはエノキの大木である。ケヤキもエノキも立ってるとレースが見えないと苦情があって伐ってしまったらしいが、どうゆうわけか、それでもレース実況はずっと「大ケヤキ」で通していた。今、どうなっているのか。私が競馬に興味を失って10年以上、これもまた昔話。

 

 

 

 

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