広告 03.ファンダメンタル編

同業他社の調べ方は?競合調査ができる3サイトと注意点を徹底解説

投資する銘柄を探していると「同業他社との比較はどうなんだろう?」と思ったり、投資塾などで銘柄の発表をすると「同業と比較してどうですか?」などと聞かれて「どうしたらいいのだろうか」とお悩みのことかと思います。

 

同業比較については、例えば自動車のように「トヨタ自動車」「日産自動車」「三菱自動車」といった、本来の同業他社が上場企業となっている場合にはわかりやすいですね。

一方で、同業の中で1社だけ上場している場合や、その会社のビジネスが独自性が強く同業を探すのが難しいケースもありますね。

 

ここで大切なのは「株式投資として同業他社をどうみるのか」ということですので、その視点でどう考えていけばよいのかについてご紹介をしていきます。

 

1. 同業他社の調べ方は「株探」「バフェットコード」などの活用が早い

同業他社を調べることは、ビジネスをしている経営者であってもなかなか難しいと感じるところがありますが、今回は株式投資のための同業他社の調べ方ですので株式投資での目線に限定してご紹介をしていきます。

 

株式投資で同業他社の比較をする意義は、「同業も一緒に業績が回復しているか」「この会社だけにビックチェンジが起きているか(1社だけ利益率改善など)」などがわかり、投資のポイントが押さえられることです

 

その比較対象は株探やバフェットコードなどの株式投資に関する情報を提供している企業のサイトで調べることが最も手軽で、大きなずれもない企業を選定できます。

 

 

同業他社との比較をする際に「自動車」「回転ずし」「100円均一」「コンビニ」などはご自身でも上場企業がアタマに浮かぶと思います

次のように探さなくても同業他社比較ができるのものは良いですが、なかなか同業他社として比較する企業が思い浮かばないケースが多いので、そのような場合の同業他社の探し方についてご紹介していきます。

 

同業他社の一例

事業 同業他社
自動車 トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、マツダ、ホンダ など
回転ずし FOOD & LIFE COMPANIES、くら寿司、カッパ・クリエイト など
100円均一 セリア、キャン★ドゥ、ワッツ など
コンビニ セブン&アイ、ローソン、ミニストップ、スリーエフ など

 

2. 同業他社を教えてくれる3つのサイトの調べ方

同業他社は株式投資の情報サイトで調べると良いですね。

 

先にご紹介した「自動車」「回転ずし」「100円均一」「コンビニ」など本業の同業他社が上場していない場合には、「株探」「バフェットコード」「Yahooファイナンス」等での確認がおススメです

 

注意ポイント

業界に詳しい方からすると「ここは同業他社じゃない」と思う会社の名前が記載されているケースもありますが、上場企業の中では類似している企業ということで掲載されています。

また、業界に詳しくない投資家さんも多いので、その場合にはこういったサイトに記載のある同業他社を本来の同業他社だと思って投資をしている可能性が高いので、こちらを活用することが得策になります。

 

ご自身も今後知らない業界の銘柄に投資をする際には、こちらの表記を参考にすることになります。

その場合、こちらに掲載されている企業以外にご自身で同業他社を調べることは難しいと思いますので、結果的にこの情報を活用することが増えてくると思います。

よって、知っている企業にだけ特段想いを寄せず、株式投資をする投資家の全般がそのレベル間で同業他社比較をしているということを念頭に置いておいて調査した方がプラスになります。

 

2-1. 「株探」を使った同業他社(比較される銘柄)の調べ方

株探で同業他社を検索する場合には、まずはトップページで該当の銘柄を検索します。

 

 

たとえば、7203のトヨタ自動車を検索するとこちらの図のようなヘッダが表示されます。

その中の会社名の下の株価の下に「比較される銘柄」という欄があり、そちらに3社の名前が掲載されていますので、こちらが同業他社という認識で良いかと思います。

 

 

さらに下の「会社情報」の欄に「テーマ」があり、こちらで「自動車」をクリックするともう少し幅広く同業他社が調べられます・

 

テーマ関連ですので、今回は思った通りの競合が表示されていますが、思わない企業を含むこともありますので、うまく活用しましょう。

 

 

2-2. 「バフェットコード」を使った同業他社(類似企業比較)の調べ方

バフェットコードで同業他社を検索する場合には、まずはトップページで該当の銘柄を検索します。

 

 

たとえば、7203のトヨタ自動車を検索したあと「企業概要」のタブが表示されます。

そのページを下にスクロールしていくと「類似企業比較」という欄が表示されて、3社の名前が挙がっていて企業名だけでなく時価総額や売上などの比較が既に表示されていて便利ですね。

 

 

さらにその下に「類似企業比較(機械学習判定β番)」というものがありますが、こちらは自動車関連かと思いますが、自動車に関わる部品メーカーなどさまざまな企業が掲載されているので同業他社の比較としてはうまく使えないですね。

 

 

2-3. 「Yahooファイナンス」を使った同業他社(他社比較)の調べ方

Yahooファイナンスで同業他社を検索する場合には、まずはトップページで該当の銘柄を検索します。

 

 

たとえば、7203のトヨタ自動車を検索したあと「詳細情報」のタブが表示されます。

そのあと「業績予報」のタブを選択すると「株予報」のサイトに移動しますので、そちらのページで下にスクロールしていくと「【他社比較】」が表示されます。

こちらに3社の名前が挙がっていて企業名だけでなく経常利益増益率や対通期予想進捗率などが既に表示されていて便利ですね。

 

 

3. 同業他社を調べるときの注意点

同業他社を調べた後は同業他社の比較をしていくことになりますが、いくつか注意点があります

 

同業との比較は自動車や回転ずし、100円均一などの同一業界・同一業務であれば詳細まで比較することができますが、おおよその比較の場合には同業の傾向を掴む程度のことしかできません

 

また、自動車や回転ずし、100円均一などの同一業界・同一業務を比較する場合には、実際には会社が発表する「決算説明資料」ではなく、「決算短信」または「有価証券報告書」から数値を丁寧に拾ってきた方が比較としては良いものが出来上がります

 

比較する情報の決定や、傾向を掴む方法などは試行錯誤になることも多いのですが、ご自身が注目している内容についてしっかり比較していくことと、その影響度を確認しておきましょう。

 

さいごに

同業他社の調べ方はお分かりいただけましたでしょうか。

 

同業他社の調べ方が分かっていると、先導するような銘柄が出た場合に、その業界をしっかり分析することで本当によい銘柄をみつけて逃すことなく投資をすることができます。

 

話題が最初に上がった企業が一番良いわけではありませんので、何か変化点がある場合にはどの企業が一番恩恵を受けそうなのか、どの企業でビックチェンジが起きて業績が大きく変動していきそうなのか。などをしっかり見つけられるようにしましょう。

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▶「株式投資×IT活用」を考える兼業投資家
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