お待たせしました。
「羽生くんに救われたお話②」です。
前回の①では、昨年夏、不眠症&体重の激減(10kgマイナス!)に恐れ慄いて心療内科を受診したところ、いきなり「認知症です」と宣告されてしまった事。3ヶ月以上を経てから誤診と判明するのですが、その間に長男の結婚式を控えていたこともあり、「誰にも言えない」と悶々と心を閉ざす羽目に陥った状況ついてお話しました。
長男の結婚式、10月末の"Xデー"は刻一刻と近づいてきます。
生憎と、9〜10月はハロウィンジャンボの販売で、家業の宝くじ売りも大忙しの時期でした。
更に、私の煩悶を知らない夫は、「お式には着物を着てね」と言い出す始末。新婦のお母様はパンツスーツでご列席予定と聞いて、せめて新郎の母として礼装をして欲しいとのこと。この場合、黒留袖(和礼装)では格式の釣り合いがとれない…ならば訪問着(一つ紋付の略礼装)を着ようかということなりました。ただし着付けも髪結もその頃の憔悴していた私には無理難題で、結局それらは式場に委ねることにしました。
でも、どちらにせよ長襦袢の半衿は自分で縫い付けねばならないし、重ね襟、帯揚げ、帯締めの取り合わせも考えなければ…etc.
なかなか寝付けず中途覚醒が常態化するようになって、早や2ヶ月以上。その頃の私は半ば自暴自棄になっていて、毎日、暗い目つきでフラフラと仕事や家事&雑事をこなしていました。
でも、病気のせいなのか、どんなに悲しくても、または嬉し泣きしたい場面でも、全く泣くことができない身体になっていました。
事実、昨年8月から約9ヶ月間、今の2024年4月にいたるまで、ただ一滴の涙さえこぼしていません…まるで、ドライアイのあまり泣く涙も枯れ果てているかのように
ともあれ、大切な結婚式は滞りなく終わりました。
私の「病」については、誰にも悟られることなく、乗り切ることができました。
ホッとしたのも束の間、私は自分の心と身体の我慢が限界に近づいていることに気づいていました。
人間の三大欲求とは「睡眠欲」「食欲」「性欲」と言われますけれど、その、人として極めて生理的な欲求が一切満たされることなく3ヶ月を迎えようとしていました。
結婚式を終えてからは、毎日毎日、「もう、無理」「怖い(死にたい)」が口癖となり、
…そして、唐突に、ほぼ発作的に"告白の朝"は訪れました。
それが、奇しくも、2023年11月4日(土)。
羽生くんの「→RE_PRAY←」さいたまスーパーアリーナ公演初日の朝です。もちろん、私はチケットを申し込む気力さえ、とうに無くしていたのですけれど。
2023年9月1日にツアー発表の記事を書いたときは、本当に嬉しくて、「絶対チケットを取るぞ!」と息巻いていたはずなのに
後から思えば、11月4日は、2022年、初の単独アイスショー「プロローグ」横浜公演(ぴあアリーナMM)開幕一周年にも重なり、羽生結弦ファンならば忘れられないダブル記念日なのでした。
横浜公演楽日はCS生中継もされましたね。
私もこの2日目の公演を会場で堪能させていただきました。↓
話を戻しますね。
…ともあれ、私は、畳に正座したまま両手をついて額づき、夫に伝えました。
「ごめんなさい。私は認知症なの」
さあ、それからは、夫の行動は素早かったです。
即座に妹達に連絡をとり、私を義母の食事作りのラインから外してくれました。その晩から毎夜の宝くじの集計作業も手伝ってくれるようになりました。
更には、夫の励ましを得て、私はあの心療内科に電話をする勇気が湧きました。診断から2ヶ月経って、ようやく「総合病院の脳神経外科への紹介状を得る」という、治療への第一歩を踏み出せたのです。
私は、病気を知られるのも怖かったけれど、夫に「これまで皆をだましていたのか!」と糾弾されることを恐れていました。
だから、「一緒に立ち向かおう」と言われて、呆然とし、同時に、堪らなく嬉しかった
…でも、そんな時でさえ、私の目は泣く事を知らないのです
それにしても、
それまで病知らずだった私は、今回のことでほとほと思い知らされました。
現代では、(または横浜では?)病気になっても急患でもないかぎり、すぐには診てもらえないものなのです。
告白後に、時を開かず行動したにも関わらず、
紹介状の発行は2週間後。
総合病院の初診予約日は最速で4週間後。
更にMRI (Magnetic Resonance Imaging)検査の予約日は6週間後。
検査結果の告知は8週間後になるとのこと。
何とか年内に私の病名が判明するか否かという、際どいスケジュールです。
相変わらず、眠れない、料理が出来ない、食べられないの三重苦状態でした。
でも、とにかく、一歩前進した心地がしたものです。
でも、まだ義母や別に住んでいる息子夫婦や娘には打ち明けることはできませんでした。
宝くじ売りにとって最大の繁忙期「年末ジャンボ」の発売開始が迫っていました。2023年の販売期間は11/21〜12/22の長丁場で、その最終日は"1年で最も宝くじが売れる日"なのです。
ただでさえ師走は、大掃除、年賀状作り、お歳暮&お年賀の手配、Xマス、大晦日…例年の鶏の丸焼きやケーキは?お節料理作りは?年越しそばは?
1月になれば、正月、帰省、新年会、etc.
体重は11kg落ちたまま、筋肉も体力も気力も削がれた状態で、日々主婦と宝くじの仕事をこなしつつ、それらの行事に対処していけるのか…?
やっと告白を果たしたものの、一難去ってまた一難…どころか多難な状況に、目の前が暗くなるばかり。
「認知症だなんて誤診に違いないさ、大丈夫!」と励ましてくれる夫をよそに、肝心の私は自信喪失状態だったのでした。
鏡の前に立つたびに、ガリガリに痩せて、手や顔にシワが目立ち、髪も薄くなっている自分を見ては、自己嫌悪に陥るばかりでしたね、
さて、長くなりましたので、2度目で申し訳ないですが、ここで一旦切らせていただきます。🙇♀️
③をお待ちいただけると有り難いです。
①にコメントを下さった皆さま、返信が遅れて申し訳ありません。全て事情をお話してから御礼をお伝えしたかったのですが、どうにも延びてしまいました。🙇♀️
こうして、自分でツラツラと文章を書くことはリハビリになっています。でも、他の方々に「返事」として語りかけることは、また別の力が要るのです。
どうか、今しばらくお待ち頂けると有り難いです🙏
昨日、4月26日は羽生くんの2014年五輪優勝パレードの記念日だったのですね。
遅ればせながら、お祝いに、khb東日本放送テレビの動画を貼らせていただきます。🎉
更に、2018年の五輪連覇パレードも❣️
私はパレードには行けませんでした。
一生に一度くらい、パレードカーの上で微笑む羽生くんをこの目で拝見したいものです。
もし、3度目のパレードがあるとしたら?
国宝級の彼のことだもの。可能性は皆無ではないでしょう?問題は、何を祝ってのパレードになるのかということ。
想像するだけで、ワクワクしてきます
今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ