Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県、百蔵山~扇山登山

2024年05月08日 | 山歩き

5月6日(月)    天気=曇り時々晴れ

06:55大月郷土資料館駐車場→ 07:02~05猿橋→ 07:18中央道高架下→ 08:28~33百蔵浄水場→ 09:50登山道分岐→09:53~10:22百蔵山→ 10:55~11:05宮谷分岐→ 12:12大久保山→ 12:25~52扇山→ 13:25水場→ 13:50~59梨の木平→ 14:40~50桂川ウェルネスパーク→ 15:28大月郷土資料館駐車場

 

 混雑するゴールデンウイークは何処へも行かないつもりだったが、悔しい事に天気の良い日が続いている。お出掛け虫が何やら騒ぎ出し、連休最終日の今日渋滞覚悟で山歩きに出掛けた。

 向かったのはJR中央本線沿線の北に聳える百蔵山&扇山、朝早く出発したので圏央道~中央道は渋滞にも遭わず、スンナリ走れてAM7時前に猿橋駅近くの大月郷土資料館駐車場へ着いた。

大月郷土資料館

 此処に車を停めて、百蔵山目指して歩き始める。最初に桂川に架かる「猿橋」へ立ち寄ってみる。日本三大奇橋の一つであるこの橋を、機会があれば見物したいと思っていたのです。

 猿 橋

 見物を終えると、橋を渡って県道505号に出る。県道の少し先に右へ分岐する細い道があったので、ショートカットコースだろうと思いこの道に入る。

 しかし進むにつれて踏み跡は怪しくなり、何度か道に迷って百蔵浄水場傍の登山口へ着いた。登山地図に記された登山コースを歩いていれば半分のタイムで来れただろうに、「急がば回れ」で近道のつもりが大失敗だった。

廃道寸前の道を進む

百蔵浄水場

百蔵山東コースの入口(左の車道は西コース)

 登山口から百蔵山への東コースは、標高差450mで距離は短いが急登が続く。辛い急坂を耐えつつ登る我々を、所々に咲くツツジの花が癒してくれる。

所々に咲くツツジの花

登山道に祀られた小さな石地蔵

稜線直下は鎖場が続く急登

 やがて稜線上の登山道分岐に着き、そこを左へ曲がって3分ほど進むと百蔵山(1003m)の山頂だった。山頂からは南面に展望が開き、雪帽子を被った富士山や丹沢の山波を望む事ができた。山頂のベンチに腰を下ろしコーヒーブレイクで30分ほど休憩し、疲れた身体を休める。

稜線上の登山道分岐

百蔵山山頂

山頂から富士山

 休憩を終えると山頂を後に、扇山へ向かう尾根道を降って行く。急な降りがだんだんと緩んで小さなアップダウンを繰り返しながら進んで行くと、右へ下山の道が分岐する宮谷分岐へ着いた。

宮谷分岐(ここで一休みする)

 宮谷分岐から扇山に向っては、長い登りの道が続く。これが最後の登りと我慢の歩みを続けていると、徐々に傾斜が緩んで小さな山頂標識がある大久保山(1109m)へ着いた。

大久保山山頂

 ここまで来れば扇山は登ったも同然、緩やかな尾瀬道を10数分歩いて広々とした草原の扇山(1138m)に着いた。山頂では2組のパーティが思い思いに寛いでいた。

扇山手前の梨の木平分岐

 この山頂からも木の間越しに残雪の富士山を望む事ができた。此処でも30分ほどティータイムを楽しんで山頂を後にする。来た道を数分戻って、登山道分岐から梨の木平への下山の道に入る。

扇山山頂

山頂から富士山

 ジグザグに刻まれた下山の道は歩き易く、快調に降って行く。しばらく降ると「奥宮祠」と記された石の祠が鎮座し、その下にコンコンと清水が湧き出る水場があった。

奥宮下の水場

 疲れが溜まったのか妻の歩みがだんだん遅くなってきたが、やがて下に車道が見え梨の木平の登山口に着いた。これから先はクネクネ曲がった単調な車道歩きが続き、途中の桂川ウェルネスパークレストハウスで一休みする。

梨の木平の登山口

梨の木平から長い車道歩き

桂川ウェルネスパークのレストハウス

 レストハウスから更に30分ほど歩いて、15時半頃車を停めている大月郷土資料館駐車場へ戻って来た。朝7時前に此処を出発してから、約8時間半の長い山歩きが終わった。

 実を言うと扇山は、妻と私が結婚前に初めて一緒に登った山で、我々夫婦にとって思い出深き山です。あれからン~十年、妻と私は玉手箱を開けた浦島太郎のようにすっかり年老いてしまったが、扇山は変らぬ景色で優しく我々を迎えてくれました。齢と共に山々が高く険しく思えてくるが、二人で助け合いつつこれからも思い出の山を巡って行きたいものです。

 

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