疋田一直です。
私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。
~~~~~~~~~~~~~どこでも寝れないという人がいます。
眠れない状態とは。
まずは、眠れないという、自分の状態を知ることを始めよう。
眠れないということは、自分が起きていたいということだろう。
心は眠りたいのにもかかわらず、身体は起きていたいとなっているわけだ。
身体は常に興奮状態にある。
日常で、極度に興奮してしまったということだろう。
もしくは明日や将来のことによって、極度に緊張してしまっているのかもしれない。
悩みや不安もあるだろう。
本当ならば、そうなる前の時点で、身体はもうその情報は要らないよ、自分のキャパシティはオーバーしているよと教えてくれる瞬間がある。
人はそれに気が付かない。
また、気が付いたとしても人はそれを無視する。
実際は、それほど神経が高ぶってしまったのならば、それだけ休まなければならないのだ。
その神経の高ぶりが自然と収まるまで、のんびりしておくことだ。
忙しいだの、休めないだの、なんだかんだの理由をつけて、それもまた人は無視をする。
こうなってくると、自分で自分を治す機能がどんどん失われていく。
自分自身で解決する道を閉ざしてしまい、悪くしているのだから仕方がない。
自律神経も正常に働かなくなっていく。
オンとオフの切り替えが馬鹿になっていく。
自律神経の乱れは眠れないだけではなく、いろんな悪影響を及ぼしてくる。
ただ、この時点でも一ヶ月くらいゆっくりしていれば、勝手によくなるものだ。
その乱れを見ることができる、整体や鍼灸なども有用だろう。
ゆっくりしていれば、良くなる。
人のおおよその不調とはそんなものだ。
騙し騙しは次第に悪くなっていく。
おかしな生活をしているから、悪くなるのだ。
ちゃんとリセットすることだ。
これを解決する最も悪手が睡眠薬だ。
そんな状態になっても人はまだ働こうとする。
まだまだ健常者のつもりなのだ。
薬の力が神経を鎮めてくれる。
オンになった身体の状態を強制的にオフにするのだ。
眠れなかったときに睡眠薬を飲めば眠れたという経験が依存を呼ぶ。
本来は自分自身で調整してくれるところを薬に頼ってしまうようになる。
また眠れなくなったときに睡眠薬を使ってしまう。
それが繰り返されるうち、睡眠薬なしでは眠れなくなってしまう。
そして、次第にその睡眠薬でも眠れなくなってしまう。
自分自身で調整するという身体の機能が果てしなくおろそかになっていく。
薬がやってくれるから、自分自身が働かなくなるのだ。
どんどん自分自身で解決できる道はなくなっていく。
もし、こういう状態になってしまっているのなら、なかなか大変だ。
いろんなものが鈍くなってしまっているから、何をどうしたら自分が良くなるのかもわからないだろう。
もはや自分ではどうしようもない。
人の手を借りないと、どうにもならないだろう。
きれいに身体へと回復するにはとても時間がかかる。
自分自身で鈍くしてしまったものなのだ。
まずは自律神経の乱れを少しでもなくしていかねばならない。
これは痛み止めの薬や精神薬でも同じことだ。
常用すれば、自分の身体の機能が働かなくなる。
自分の身体がどんどん馬鹿になっていくのだ。
私は睡眠薬は飲んだことはないが、痛み止めの薬は常用していたことがある。
しかも飲んでいたのは十代の頃だ。
何と危険で馬鹿なことをしていたのだろうと思う。
飲んでいても効いているのかどうかわからない。
それほど痛みは強かった。
医者が出すものだし、これが飲んでいて悪いものだという意識もない。
どうにか痛みが減らないかとすがるような想いで、飲み続ける。
そんな感じだ。
私は腰痛が酷かったので、かなり長期間に亘って飲んでいた。
そのうち、薬を飲み続けるのが良くないというような情報を知り、効果もあまり無さそうだったので、飲むことは止めた。
痛み止めの薬は強い。
強烈な作用を及ぼすから、当然、他にも負担をかける。
副作用というものだ。
効果が強いものは、そこだけに働くのではない。
いろんなところへ影響を与える。
睡眠薬で眠れない人が眠れるということは、相当な効果だ。
それほど効果を出すということは、その代償も必ず引き受けていることでもある。
自分自身に本来備わっている身体を治す機能が弱くなるということだ。
そんなことは薬の説明書に書いてはいない。
風邪薬もそうだ。
なぜ、自分が熱が出ているのか。
咳やくしゃみが出ているのか。
それを薬で抑えるということはどうなのか。
薬は効果が高い。
ただ依存すると、どうなるのか。
扱い方は非常に難しいものなのだ。
だから、専門である医者しか処方できないのだ。
ただ、医者が本当に身体や心の専門家であるのかどうかは微妙なところだが。
そこも依存してはならない。
あくまでアドバイザーでしかない。
自分の身体だろう。
薬のことも自分でよくよく勉強することだ。
身体が悪くしてしまった人は、凡そ生活スタイルがおかしいものだ。
日が暮れれば寝て、朝日が昇れば起きる。
朝日を浴び、地面に素足をつけ、運動する。
それだけで大抵のことは良くなる。
■今後の講座情報■
■第3回 『古武術の意識と身体の操作』〜自分を知る〜 in 札幌 5月24,25,26日
もともと人間にでも備わっている、驚くような能力を知ることができます。何をするにも疲れにくくなります。ほんのわずかに触れているだけで、相手の身体を楽にすることができるようになったり、自分の身体や心も楽になったり。触れずともそうなったり。感覚が広がっていけば、いろんな症状の患者さんに対応できるようになっていきます。自身も快適な心や身体を手に入れ、無限に広がる世界に羽ばたいていきましょう。
▪️5月24日(金)
11:00〜13:00 古武術の意識と身体の操作①
14:30〜17:30 整体講座①
▪️5月25日(土)
11:00〜14:00 ヨガ講座 〜目覚めるヨガ。呼吸法と瞑想法も〜
▪️5月26日(日)
11:00〜13:00 古武術の意識と身体の操作②
14:30〜17:30 整体講座②
詳しいご案内とお申し込みはこちらから↓
■BHS療法福岡研究会
ともに自然の法則に沿った整体法をともに学んでいきませんか。肘井博行先生が生み出したBHS療法を紐解いていきます。初めての方もベテランの方も。午前には心と身体のワークショップを開催しています。合わせて参加されると理解が深まります。両方参加される方には特典があります。
・5/12(日) 13:30~16:30
・6/16(日) 13:30~16:30
・7/14(日) 13:30~16:30
お申し込みはこちらから↓
・5/12(日)【福岡】 10:30~12:30
・6/16(日)【福岡】 10:30~12:30
・7/14(日)【福岡】 10:30~12:30
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