大きくないとだめですか?ホンダ、日産の統合破綻を考える | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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 自動車メーカーのホンダと日産の統合が破綻しました。

 昨年暮れ、両社が一緒になるというニュースを聞いた時、水と油のように違う企業が合併して、うまくいくのかなあと思ってはいました。破綻のニュースを聞いて、やっぱりなと、妙に納得したものです。

 

 日本経済の先頭を走る大手企業の話です。ど素人がどうのこうのと、口出しすることではありません。ただ、車が大好きな愛好者としては、やはり言いたいこともあります。

 

  両社の車づくりの考えはあまりにも違う、歴史も違う、理念も違うのです。

 統合して、どんな車をつくるつもり?どう考えても思い浮かばない。

 

 説明では、合併は、これからの主力になるであろう電気自動車開発のためだったそうです。会社規模を大きくし、従業員を大幅に減らし、世界と競争し戦える体制をつくる。そのために、規模の大きいホンダは日産を子会社にして、一気に進めたい。

 

 それが日産の反発を買ってしまったわけです。

 

 車産業の一員として、さまざまな名車、話題の車も送り出してきた日産関係者らにとって我慢ならなかったんでしょうね。気持ちはわかります。

 また、長年、ホンダの車に乗ってきた人間としても、こんな会社だとは思いませんでした。今後、車の買い替えを考えるときの参考にさせてもらいます。わずか一人の愛好者が減るぐらい、どうってことないでしょうが。

 

 それにしてもです、互いに歴史も技術も誇りも捨て、とにかく世界に立ち向かっていける車づくり、会社を巨大化していくことが、そんなに重要なことですか。

 従業員を大事にし、安全で、人生を豊かにしてくれるような素敵な車づくりに力を入れるだけではダメなんですか。

 

 アメリカのトランプ大統領の大スポンサー、イーロン・マスク氏の会社がつくる車が、ヨーロッパで大幅に売り上げを落としているそうです。何か考えさせられる動きです。

 

 モノをつくる人を大事にしないような企業は、どこかでしっぺ返しを食らわないか。

 ど素人の車愛好者は、余計な心配をしてしまいます。

 

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