豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

稀にしかない想定通り指数…北斗市・本社

2024-05-02 17:05:11 | Weblog
稀にしかない想定通り指数…北斗市・本社
ファース本部では、色々な住宅関連の資材や機材を独自測定しています。
メーカー仕様が、実際の住宅に設置した際の確実な性能を確認するためです。
断熱材やガラスなどの断熱性能は、試験することで独自の使い方も解ってきます。

現在は、換気扇から入る空気のクオリティーを調査しています。
建築基準法では、家屋内の容積(気積とも云う)の1時間に50%以上の空気を入れ替えなさいと云う法律が制定されています。

とても乱暴な法律で、50%以上で天井なしです。
つまりは、家屋内空気を外気と同じにしなさいと云う事と同じです。
雨や梅雨時、高温多湿、寒波や乾燥期においても50%以上を入れ替えなけれならないのです。

法律は、遵守しなければなりません。
それなら入れる空気を吸入する際に、調湿をしてしまおうと着眼しました。
画像は、温湿度計ですが右側が外気の温湿度、左が家屋内の温湿度です。

画像は、今日のデータで外気湿度51%、気温16.4度、家屋内湿度55%、気温15.2度となっています。
そのためファースシリカを何層も重ねた隙間を通過させる装置を開発しました。
この特殊換気扇を通過した温湿度を、絶対湿度に計算し直すと5.9gと同じになります。

先日の雨の時は、外気湿度90%でしたが、家屋内湿度を84%になっていました。
特殊換気扇を通せば6%の湿度低下で絶対湿度は7.7gから7.4gと3gを吸着しました。
このような実験を繰り返しており、乾燥時には潤いのある空気となり、これは想定通りです。

この換気システムは、前橋工科大学の三田村先生の提案を基にして具現化しました。
モノづくりが想定通りに進捗する事は極めて稀ですが、本機は想定通りとなりました。
これを更に吟味し、一般市販できるように精査して参ります。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」


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