豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ファース工法の成り立ち…北斗市・本社

2024-04-29 16:16:29 | Weblog
ファース工法の成り立ち…北斗市・本社
「ファース工法」は、昭和60年に国内初のオール電化住宅工法としてデビューしました。
当時は、電気で主暖房や給湯、クッキングなどに使用するのはもっての他だと大バッシング。
高名な先生方からも批判は相次ぎました。

現在のように火力の強いクッキングヒーター、湯切れの起こさない温水器、寒冷地用エアコン等の存在しない時期です。
オール電化住宅は、この時代に電化専用と謳った事に大きく反応したものと思われます。

オール電化住宅は、その家からCO2や有害ガスを放出する事はありません。
一見、地球温暖化に貢献するように感じますが、1kwの電力をつくるのに、その約3倍ものエネルギーを使用します。

電気をつくる際に火力発電所では、多くのCO2を放出する事になります。
オール電化普及は、地球温暖化を助長すると言う非難もあながち的外れとも限りません。
しかし家の断熱性能が向上されると、使用する冷暖房機器を微小稼働させることになります。

燃焼機器を微小稼働させると不完全燃焼で膨大なCO2を排出してしまいます。
高い気密、断熱性能の家では、燃焼機器を微小燃焼の稼動モードにせざるを得なくなります。
エアコン冷暖房は、微小稼働になるほどエネルギー消費効率(APF)が高くなるのです。

来年2025年からは、断熱性能が法的義務化となります。
オール電化住宅は、冷暖房機器を微小稼働にし、APFを高くすることで省エネとなり、CO2排出量を大幅に削減することが可能となります。

「ファース工法」は、昭和60年にこのような時代になると読んでいた訳ではありません。
スプレー発泡樹脂断熱材を開発した際、必然的に極めて高い気密と断熱性能の双方を得ることになり、否応なしにオール電化住宅にせざるを得なかったのです。
画像は兵庫県のFAS加盟工務店、春日工務店さんのホームページから、春日さんが建てた「ファースの家」のユーザーさん写真集です。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 蒸発させて熱を放散…北斗市・... | トップ | シリカゲルの活用法…北斗市・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事