「本と鍵の季節」の続編です。
ある高校の図書委員である高校生二人が、学校で起きた
事件というより出来事を「状況」から推理して真相を明
らかにしていきます。
安楽椅子探偵(アームチェアディテクティブ)型ミステ
リーですね。
今回も毒物という凶器が出てくるものの、死者が出る訳
でもなく、刑事事件までには発展しません。
しかし真相解明のために学校外へ出向くなど行動範囲は
かなり広くなっています。
それでも多くの読者にとっては遠い日に違いない高校時
代を思い出しながら、「こんなにクールに高校生活を送
ることが出来たなら自分の人生はもうちょっと今とは違
っていたかも」と思わずにはいられないほどの眩しさと
スリルを感じながら読む一冊です。
クリックお願いします。