有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

少し大袈裟に危機をあおっていることは否定できませんが、その畏れは十分に

あるのでしょう。

 

食糧の安全保障の観点では、ある国から食糧を輸入できなくなっても、別の国

から、という体制は取っているとは思います。

 

しかし、あらゆる国が食糧を欲した場合には日本は買い負けます。

 

その時のことを考えておかないでどうするの?というのが本書のスタンスです。

 

たとえそんな事態が実際に起こらないとしても、輸入に頼るのはポストハーベ

ストや遺伝子組み換えなどの危険が伴います。

 

それらを踏まえて、日本の農を見直すべきと警鐘を鳴らす一冊です。

 

 

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独立系本屋と呼ぶのでしょうか。店主の個性が反映されている小さい本屋が

増えています。

 

特に地方にも目立ってきているそうです。

 

正確には本屋の数は減る一方ですが、こうした独立系の小さい本屋が増えて

いることは間違いないのです。

 

それらの店主がどんな思いを込めて本屋をひらいたのか、そんな歩みが綴ら

れた一冊です。

 

旅先でこうした小さい本屋に立ち寄り、目に留まった一冊を購入する。それ

は旅の思い出として立派なお土産になるかな、と思う一冊です。

 

 

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本屋大賞ノミネート常連作家である「ひと」や「まち」で知られる作家の

エッセイです。

 

家賃5万円を条件に、東京23区で住んでみたい街を選び、実施にその街を

そこで生活すること想定して歩きます。

 

ややもするとワンパターンに陥りがちですが、毎回共通するのは美味い

コーヒーを飲ませる店に立ち寄ることです。カフェではないです、喫茶店

です。

 

それ以外は本当に住むための生活に必要な環境を求めて街を歩き回ります。

 

それでも面白いです。東京は本当に色々あります。どの町にもいろいろ

あります。

 

「今日はこの区を歩く」と決めて町歩きするのは面白いかもです。行き当

たりばったりで、「あっ、この通りはここに出るのか」という感じです。

 

で、散歩旅は銭湯とビールで締める、というのができるのが人生の勝者

ですね。

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昔から子ども遊びとは、どの地方においても代々伝えられているものが存在します。

 

かくれんぼや鬼ごっこなどは、その代表例でしょう。

 

スマホ全盛時代の現代においても、10歳くらいまでは今の変わらないのです。

 

しかし、いわゆるバブル経済真っ只中の1980年代後半に起きたビックリマンシール

のブームは、その後じつは同様の事例は発生していないそうです。

 

その前は、仮面ライダーカード欲しさに、スナック菓子を捨ててしまったような

社会現象、さらに切手ブームなどをを知っている人は多いと思います。

 

それらは「コレクション」なのです。

 

今でもポケモンカードなどに、その魂は受け継がれていると思います。

 

本書ではそれら「コレクション」が子どもの世界の中で、どのような扱われ方をした

のか、子ども向け経済学でもある一冊です。

 

 

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著者は秘境駅マニアでも、ましてやテツでもありません。

 

取材となる場所へは公共交通機関で足を運び、その場所に流れる空気感を絶妙な

表現でルポするノンフィクションライターと言っていい存在です。

 

それゆえ、秘境駅の現実を鋭く指摘します。

 

地元の人が利用しない駅を残して観光地化させても意味があるのだろうか。そも

そも観光客が集まれば「秘境」ではなくなるじゃん。しかも車で来る人が増えて

もさらに意味ないぞ。

 

というつぶやきです。

 

各地の秘境駅では駅ノートなどの備品の盗難も絶えないらしいです。

 

いつぞやも列車を停めてしまった撮りテツ3人組など、自ら環境破壊をしている

「無法テツ」(そんな言葉があるのか知りませんが)に対するアンチテーゼと

なる一冊です。

 

 

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