【宅建士ラジオ】「人それぞれだから気にするな」の正体の話

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「人それぞれだから気にするな」の真意

こんにちは、みなさん。

今日は宅建士ラジオをお送りします。

今日のテーマは「人それぞれだから気にするな」の正体という話です。

まず、宅建試験を受けて落ちた人にかける言葉って、いろいろありますよね。中には「人それぞれなんだから、落ち込むなよ」と言う、言い方によっては無責任と取れるような励まし方をする人もいます。この「人それぞれ」という言葉ですが、これは本当に人それぞれなんです。人と自分を比較しても、全然何も解決しないんです。なので、非常に簡単に表現できてしまうので乱暴に聞こえるかもしれませんが、これ以外の答えはないんです。本当に人それぞれだから、落ち込む必要はない、ただそれだけの話なんです。

宅建試験の変動性と受験生のレベル

さて、この「人それぞれ」という正体について、今日はもう少し話を進めていきたいと思います。宅建試験の合格点は、相対評価なので毎年変わっています。36点の年もあれば、38点の年もあり、逆に29点の年もありました。受験生のレベル感や試験の難易度によって大きく変わるわけです。

高卒ジャーとCランカーの比較

例えば、宅建士の合格に必要なレベルをわかりやすく数字にします。宅建士受験生レベル10という言い方とします。

高卒ジャー・・・L4

そして、私のケース。私のように、高校時代にろくに勉強をしてこなかった、当然大学にも行っていないそんな高卒の私が、宅建士を独学でなんとか頑張ってみた結果、34点基準の年に29点で落ちた。その時の私のレベルは、宅建士受験生レベル10に対して4ぐらいだと仮定します。その名も高卒独学リベンジャー。略して高卒ジャーとします。

Cランカー・・・L6

一方で、今回比較対象をCランク大学出身者とします。略してCランカー。高卒の私が説明するまでもないですが、Aランクが東大とすると、そのABCDEFの中でCランクになると偏差値60以上。Cランカーは、高卒ジャーの私と比べると、思春期の多感な青春時代に予備校に通ったり、学校が終わったらすぐ家に帰ってずっと勉強しているようなとても真面目な人たちです。

私がアルバイトで一喜一憂していた青春時代に彼らは勉強で一喜一憂していたわけです。

当然彼らと同等ではないので、私の受験生レベル4に対して、彼らは宅建士初学の時点ですでに受験生レベル6ぐらいあると考えた方が良い。彼らは、宅建の知識こそないが、思考力が高く、勉強の効率的な方法も忍耐力も備わっており、リテラシーが高く、地頭も良いです。いきなり無勉で宅建の問題を解かせても、おそらく29点以上取ってしまうと思います。それぐらい思考力や洞察力、四択の正解肢発見のセンスなど、受験生として差があるわけです。

独学の特性と教育の格差

高卒ジャーの独学

高卒ジャーは独学です。宅建士に合格するには宅建士受験生レベル10にならなきゃいけません。6足りません。ここで高卒ジャーの独学の特徴を言います。当然教えてくれる人がいないので全部自分で調べて答えを出す。勉強の仕方もわからないのに全部自分でやってみようとする。それが正しいかどうかもわかってないのにそのまま進めてしまう。まぁ今の時代YouTubeがあるんで棚田先生の解説動画見たり、ある程度の知識を蓄えることができるんですけど、結局本当に自分が知りたいことの答えを出してくれる人がいないので本当はわかっていないんだけど、もうそのままにしてしまう。その結果、正しい知識は不足したままなので、その論点が本試験でてたときに答えられないとそういう状況になるんですよね。

Cランカーの独学

一方、Cランカーも同じように独学なんですけど彼らですねもう本当にすごい苦労してきて勉強してきて頑張ってきた。とても辛い辛い受験生時代を乗り越えて良い大学に入ったですよ。そんな彼らと、楽してた高卒を比べるのもおこがましい話ではあるんですけど、結局Cランカーっていうのは勉強の仕方わかってるんですよね。自分の勉強の方法わかっててそれが正しい勉強であると言う確信もあるから正しい独学ができるんですよね。で、もうわかるまでしっかり追求をする。わからないことに関してはちゃんと記録しておくんですよね。

これ記録できるかできないかって言う部分も高卒ジャーとCランカーの違いでもあります。

そんな感じでも、受験慣れしてるんで、あらゆる方法論があるんですよ。もう独学の段階でもレベルの差が歴然としてますね。なのでCランカーは受験生レベル6から10までのステップが異常に早い。そして本試験の頃にはレベル20ぐらいになってるから短期間でオーバーキルしてしまう。

野球の例えと受験の現実

野球で例えます。

野球経験者と野球未経験者がいますよね。野球経験者は小中高と、もう8年野球してきた。素振りの回数で言うと1日100回素振りをしてるとして300日で30,000回素振りしてる。8年で240,000回。

一方、全く素振りをしてこなかった未経験者。人生で多く見積もっても300スイングぐらいの超ど素人。

この2人ですね。バッティングセンターの140キロのゲージに閉じ込めて、さぁ、ホームラン競争しましょうってことでバッティングセンターにあるホームランの的に当てた人は勝ちみたいなそういう勝負をしたとします。そうしたときに当然野球経験者が有利ですよね。

もう140キロの速球の時点で未経験者はバットにかすりもしないですよ。
一方野球経験者、超きれいなフォームでガンガンミートさせて当てていくわけですよね。
そうすると野球経験者の方が勝つ可能性が圧倒的に高いと言う状況になるわけです。

これが宅建の受験業界でも起きてる

勉強の世界では背景が見えにくい。SNSも、短期間で受かる人たくさんいますよね。そんなすごい人たちが今まで何をやってきたかが見えにくい。

すごい人と、自分を比較した時に、「この人は3ヶ月で宅建に受かっているのに、俺は1年やっても2年やっても受からない」と自分を卑下したり落ち込んだりすることがよくあります。この比較による落ち込み、落胆、自信喪失、これが大きな間違いで、その3ヶ月で受かる人は、それまでの長い人生の中で、すごく勉強してきた時期があり、そこで鍛えられた思考力や読解力などが宅建試験に活かせた結果なんですね。

つまり同じような経験を積めば、それに並ぶことも可能ということです。

正しい勉強方法を知り、正しい知識を学ぶことによって、近づくことができるということです。
あなたの能力が低いんじゃなくて、すごい人と比べたら明らかに勉強経験値が足りないよねっていうだけの話です。

これが、「人それぞれだから気にするな」の正体です。

最後までご視聴いただきありがとうございました。今後も宅建に関する話をちょいちょいしていこうと思いますので、もしこれが気になる方がいましたら、チャンネル登録してもらえればと思います。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。失礼します。

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