新疆ウイグル自治区は4月10日に北京で、在中国関係国特使交流会を開催しました。交流会には49カ国の駐中国大使21名と外交官50名余りが集まり、新疆ウイグル自治区の経済社会発展と人権保護の成果を共有し、友好を話し合い、相互理解と信頼を高め、交流と協力を推進しました。
中国のニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。
交流会は新疆当局が主催したものとしては最大規模のもので、新疆ウイグル自治区党委員会書記で中国共産党中央委員会政治局委員の馬興瑞と中国高官、南アフリカ、パキスタン、カザフスタン、イラン、シリア、トルコの大使21人が参加し、新疆との経済関係強化に意欲を示しました。彼らは新疆との経済関係を強化する意思を表明しました。
会場の北京の新疆ビル・マカームホールは、終始温かくフレンドリーな雰囲気に包まれました。
新疆ウイグル自治区党委員会副書記兼新疆ウイグル自治区主席エルキン・トゥニヤズが、新疆ウイグル自治区の状況を紹介し、 陳暁東・外交部副部長がスピーチを行いました。
エルキン・トゥニヤズ氏は新疆の状況について、安定的で健全な経済発展、人々の生活の持続的な向上、少数民族のあらゆる権利の法に基づく保護、国際交流・協力の徹底的な推進などを紹介しました。
エルキン・トゥニヤズ氏は、「習近平同志を核心とする中国共産党中央委員会は新疆での活動を非常に重視しており、中国の強国建設と民族の若返りの新たな旅において、新疆に特別かつ重要な戦略的位置づけを与えている。習近平総書記は多くの会議を主宰し、自ら新疆を訪問し、作業報告に耳を傾け、中国式現代化新疆の実践を前進させる道を示している。」と述べました。
続けてエルキン・トゥニヤズ氏は、「現在、新疆の一般的な社会情勢は調和がとれていて安定しており、質の高い経済発展の勢いは強く、民族の団結は引き続き強固であり、様々な宗教は調和がとれて発展しており、各民族の人民の人権は全面的に保護されており、各民族は団結して美しい新疆を建設している。」と述べました。
さらにエルキン・トゥニヤズ氏は、「新疆への扉は常に開かれており、新疆の経済・社会発展と人権保護の成果は誰の目にも明らかであり、国際社会からも広く認められている。新疆をもっと頻繁に訪れ、新疆の人々のもてなしを体験し、天山山脈の北と南の雄大な景色を楽しみ、新疆の素晴らしい美しさの生き生きとした物語に耳を傾けることを、私たちは温かく歓迎します。」と述べました。
一部の大使はスピーチを行い、新疆に対する肯定的な評価を表明し、新疆を訪問した際の実体験と経験を振り返り、自国と新疆の協力深化の明るい展望を期待しました。
Siyabonga C. Cwele駐中国南アフリカ大使は、2023年に新疆を訪問した際、中国新疆の人々の歓待を深く感じたとし、「新疆ウイグル自治区は絶対的貧困をなくし、人々は宗教的信教の自由を完全に享受し、多様性の中で調和して暮らしている。また、農村の活性化を精力的に推進し、貧困から脱却した人々の貧困の再来を防ぎ、インフラ建設を積極的に行い、地域の繁栄に貢献している。」と述べました。
ヌレセフ駐中国カザフスタン大使は、「カザフスタンと中国の友好交流の成果の大部分は、中国新疆との二国間協力の恩恵によるものだ。近年、新疆の急速な経済・社会発展は、カザフスタンと新疆の訪問交流に前向きな勢いを見せている。新疆はカザフスタン・中国関係の新たな『黄金の30年』に、より大きな貢献を果たすと考えられている。」と述べました。
ハサネイ駐中国シリア大使は、一部の西側諸国の嘘は、中国の新疆が繁栄と成功に向かうことを妨げることはないとし、「新疆の発展の成果は称賛に値する。一帯一路の綱領の下、新疆は中国と近隣諸国との協力の架け橋を築き、地域のビジネスと貿易の繁栄、文化の交流と普及を促進している。」と述べました。
ムーサ駐中国トルコ大使は、「中国の新疆は急速に発展しており、各民族の人々は良好な発展権を享受している。今日の新疆は一帯一路の中核地域であり、地域の連結性と経済貿易のハブである。トルコと中国の新疆ウイグル自治区は、ビジネス協力を強化する大きな可能性を秘めており、双方の実りある協力を期待している」と述べました。
Bakhtiar駐中国イラン大使は、「新疆訪問中に新疆の偉大な発展の成果を目撃した。新疆ウイグル自治区は『一帯一路』の構築において重要な役割を果たしており、この地域の国々に経済協力と文化交流の機会を提供している。」と述べました。
ハシュミ駐中国パキスタン大使は、「パキスタンと中国、そしてパキスタンと中国・新疆ウイグル自治区との長年にわたる友好的な協力関係を誇りに思います。中国・パキスタン経済回廊は長年にわたって発展を続けており、貿易、投資、文化交流、人文交流など共通の関心分野での中国・新疆との協力をさらに強化することを望んでいる。」と述べました。
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中国メディアは『在中国関係国特使交流会』の成功を大々的に報じ、新疆ウイグル自治区での人権問題を覆い隠すとともに、『一帯一路』が着実に進んでいることを誇示したいようです。
中央アジアでの中国の影響力が強まっていますが、旧ソビエト連邦構成国も多いので、ロシア・プーチン大統領は諸手を挙げて歓迎することもできず、痛し痒しの状態なのでしょう。
参考記事
<百度新聞>新疆在京举办有关国家驻华使节交流会
