スギは冤罪
今週のお題「花粉」
こんにちは、ラテです。
私も花粉症患者の1人で、人生の半分以上の春をスギ花粉症として過ごしています。
花粉症になってから春の季節は日常生活に色々と支障があり、過去にはスギに腹を立てた事もありました。
花粉症シーズン到来ではてなブログの今週のお題も「花粉」、詳細を読んでいたら
「スギが許せない」って例題を見て大きな誤解があるように思ったので書いておきたいと思います。
確かにスギ花粉症は大量のスギ花粉によって症状が出ます。
しかしある時、
「なんでこんなにスギ花粉が多いの?」
「昔の人は花粉症で困ってないのは何故?」
と疑問に思い調べました。
現在の日本のスギは古来から原生してるものではなく、戦後復興のためにスギ、ヒノキは大量に植林された人口的なものです。
そして、その大量のスギが使われる頃になって、海外の安価な木材が輸入され、国内の林業は衰退し、伐採されずに毎年一斉に大量の花粉を出すことになったのです。
さらに道路はアスファルトにかわり、地面に落ちた花粉は土には帰らず、風で舞い続けるのです。
これが大量のスギ花粉とたくさんの人が花粉症になった原因です。
山に植林するのは良いことのように思えますが、同じ木ばかり密に植えるのは生態系のバランスを崩します。
これも環境破壊による結果、人間がやったことで人間が苦しんでいるだけなのです。
かつて、日本人はスギが好きでしたよね、秋田杉はブランド建材ですし、人気世界遺産の屋久島の縄文杉をはるばる見に行く人も沢山います。
材木として加工がしやすく、樹皮や葉も利用でき、防風林として家屋を守ったりと人の役に立ってきた木でもあるのです。
それなのに花粉症をすべてスギのせいにするのはちょっとかわいそうな気がしてきませんか?
ここで勝手に弁護して、
もの言わぬスギの無罪を主張しておきます。