桜の花が咲き綻ぶ様ほど春の訪れを感じさせるものはありません。
そして、その満開の期間が極めて短く、だからこそ時期に合わせて花見をしたくなります。
今年の桜は、中学校の同期の友達とグループで、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車から楽しみました。
4月8日、9日あたりを満開と予測して、旅の計画から乗車券の手配まで友達がみなしてくれたのですが、その予想が見事に当たり、しかも、天気の方は予報を外して晴天の中での花見旅となりました。
今回の旅程は、みどり市内の旅館に前泊し、始発駅の桐生駅に戻り9時30分発トロッコ列車「トロッコワッシー1号」に乗車、終着の2駅手前の通洞駅で11時0分に下車すると、今度は6分待ちでやってくる上り列車(718D)に乗車、桐生駅に戻るというものです。
(大間々駅から臨時列車(8754D)として運転されてきて、折り返しトロッコわっしー1号になります。)
(延長5242mの草木トンネル内では窓上のガラス絵がライトアップされ幻想的です。)
桐生駅到着は12時45分。桐生市内でベーカリーカフェ「レンガ」で昼食をとり、絹糸の工房風花(かざはな)の見学もさせていただきました。
(工房風花で使われている工具類の収納が気に入りました)
トロッコワッシー1号は、気動車で、窓ガラスのないオープンタイプの開放的な車両です。
わたらせ渓谷鉄道のHPの列車の紹介文には、「木製のテーブルとイスが並んでいて、吹き込む風を全身で感じながら、ゆったりと景色を見ることができます」とありますが、まったくそのとおり、花桃と渓谷の美しい車窓を十分に楽しめました。
このつぎは、ぜひディーゼル機関車(DE10)が4両の客車をひくトロッコわたらせ渓谷号にも乗車したいと思いました。