ようやく、絵の具選びまでできました。
ところで、絵の色付けは、どんなふうにしていくといいと思われますか?
初心者な私は、どんな風って、見たままじゃないの?と思うのですが、色付けにはこんな意味ががあるそうなんです。
- 色は光を反映させる
- 色は重さを表す
- 色は感情を表す
- 色は寒暖を表す
- 色で味を感じる
- 色で性格を表現する
- 色で遠近感を表す
- 色で空気感を描く
- 色で状態・状況を表す
- 色は人を動かす
- 色で心を打つ
結構あるものですね。
もう少し詳しいところを、プロの水彩画家 風次郎に聞いてみました。
その前に、絵ってどういうものでしょうか。
なんだか、話がややこしくなってきた気もしますが、プロ画家が言っていることなので、読んでおいて、損はないとも思います。
絵とは何か?
これから描く世界は立体ですね。
しかし、絵は平面です。
つまり、ある意味で、絵を描くとは平面で立体を表現するということです。
そんな難しいことできない!と思いますよね。
そこで重要なのが「錯覚を利用する」ということです。
小学校で下敷きの縞模様をじっとみていると、実はそこにペンギンがいる、とかいうアレです。
私は、全然ダメでしたが、風次郎は好きだったそうです。そこに、プロとアマの差があるんでしょうか。
それはともかく、上手に描けるかどうかは、ある意味で、
「錯覚をどう見せていくか」
ということにかかっているということです。
その錯覚に重要なのが「色」という要素です。
色をどうつけるかで、かなり絵の見え方が変わってきいます。
それで、改めて、色の意味を考えてみたいと思います。
色付けの意味
1. 色は光を反映させる
あるものの色は、周りの光や色によって変化します。
例えば、透明なガラスはその奥にある色によって変化しますね。
りんごも光って見えるのは、光が強く当たっている時です。
もう少し話すと、「あるものが赤だと思っていても実は赤ではない」ということがあり得ます。
例えば、玉虫なんかはまさに玉虫色に光るので、見る角度によって、色が変わります。
色というのはそのものの色というよりは、光の反射にすぎません。
光を意識すると、色をいい感じに使えるようになってきます。
2. 色は重さを表す
黒いと重く感じませんか?
では反対に、軽さを表すにはどうしますか?
白っぽくすればいいですね。
しかも、単純に白くすればいいわけでもありません。
特に黄色はいろんな意味で軽い感じがしますね。
3. 色は感情を表す
怒っている色というのもありますね。
そう、「赤」です。青だと冷静なイメージがありますね。
実際、街灯を青っぽくして犯罪率を抑制しようとする試みもあるくらいです。
ちなみに、風次郎に言わせると「赤は情熱、青は冷静」ということでした。
私たちが色に左右されるくらいですから、色で上手に感情を表しましょう。
長くなってきました。続きは、次回にさせてください。
そして、今度、色を使うもっとも重要な意味を書かせていただければと思います。
ありがとうございました。