前回は、水彩で必要な画用紙、鉛筆・シャーペン、ペンの選び方を書かせていただきました。
今回は、いよいよ肝心の、水入れ!…もそうですが、絵の具や筆などの画材について書かせていただきます。
では、まず、やっぱり水入れから。
水彩の画材 その4 水入れ
なかなか、表現が難しいですが、大きめの水入れの部屋が3つくらいあると、いいようです。
水入れの目的は筆についた色を落とすことです。
似たような色は同じ部屋で落とすようにすればそこまでたくさんの部屋は必要ありませんが、しっかり色を落とすことを考えると少なくとも、3つくらいあったほうが良いのでしょうね。
ちなみに、しっかり色を落とさないと、色が混ざっていき濁っていきます。
また、書かせていただければと思いますが、色は混ぜていくほど黒やグレーに近づいていきます。
また、透明水彩は、塗り重ねながら作り上げていきますので、前の色が残ったまま塗り重ねると、絵が全体的に濁ったり、暗い雰囲気の絵になります。しっかり水が落とせる水入れは大切な画材ですね。
ちなみに、風次郎の水入れは、個包装になっているヨーグルトのカップを洗って使う、というのがお気に入りだそうです。プロになると、なんだか、水入れはそれで良いようですよ。
水彩の画材 その5 消しゴム・練り消し
どんな消しゴムでも、消せれば良いですが、できれば、練り消しをお勧めします。
小学生の以来のお付き合いかもしれませんが、下書きの濃さを調整したりしますので、できれば練り消しが良いです。
練り消しならカスも出ませんし、そこまで高いものでもありませんので、ぜひ、練り消しをご購入なさってください。
水彩の画材 その6 パレット
パレットは、こんな感じの小部屋がたくさんなるものが良いです。
実際、色を混ぜるのは広い部屋の方ですが、小部屋がたくさん色あれば、パレットに出しておけますね。
ちなみに、パレット自体が小さければ、水洗いをしっかりしやすい、という利点もありますが、先ほど書かせていただいたように、広いところで色を混ぜますので、あんまり小さすぎるパレットもお勧めしません。
水彩の画材 その7 絵の具
ようやく絵の具にたどりつきました。以前、水彩の画材には2種類あることを書かせていただきましたが、ぜひ、絵の具は透明水彩を使うようにされてください。
ちなみに、風次郎はホルベインの透明水彩をお勧めしています。
ホルベインの透明水彩には、12色から始まって18、24…とあるようですが、12だと色が少なすぎるかもしれません。可能なら、18もしくは24色をお勧めしあす。
もちろん、色は混ぜれば作れるのですが、混ぜた分だけ濁る、という性質があります。でも、色数が多ければ、あまり作らないで良いので、きれいな発色が得やすいです。それなら初めからきれいな色が多めにあったほうが良いですね。
ちなみに、パレットに元々固着しているタイプのこんな感じのは、外に出て少し描こうとするとき、携帯にとても便利です。
水彩の画材が揃ってきましたね。
今後、この揃えた水彩をどう使うか、ということを書かせてください。
ありがとうございました。