今回は、水彩画のデッサンで気をつけたい影の塗り方について、少しだけ知っていることを書かせていただきます。

影は面?それとも線?

影にはどんな印象をお持ちでしょうか。
 
イチョウの影
 
いきなり、変な質問をしました。失礼しました。
 
でも、別に、印象って特にないですよね。
なんというか、ペタッとした、サラッとした感じでしょうか。
物体の下に灰色を面でペタッと貼り付けたような印象があるかもしれません。
 
でも、絵で描くときは、ちょっと違う感覚を持っている必要があります。
デッサンの時には、線で描きます。
どういうことか。
 
下手で申し訳ありませんが、イメージとして、こんな感じです。
立方体の影
左上から太陽が出ていまして、その場合の箱の影は右下の方になります。
この時、ちょっと極端ですが、左側のようにぐちゃぐちゃと塗りつぶすと、影なんだかなんだか、よくわかりません。でも、右側のように、線で格子状に書いていくと、濃淡もつけられ、影っぽく見えませんか?
 
格子状に線で書いていくというのは曲面でも同じことです。
球の影
これも、かなり極端ですが、線を何本も重ねていくと、それらしくなっていきます。
繰り返しになりますが、私は初心者なので、かなりうまくない絵で申し訳ないですが、イメージとしてはこんな感じです。
 
つまり、影は線で書く、ということです。
 

デッサンの影は線で描く

まとめですが、立体を描く上では、影は非常に重要です。
その際、面で描くのではなく、「線で描く」ということです。細い線で、格子模様のようにして描いていきましょう。
 
ありがとうございました。

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