ミーレのビルトイン食洗機を後付けで設置|取り付け依頼から費用、使い方のポイントまで

ミーレ食洗機を後付け設置

ずっと欲しかったミーレのビルトイン食洗機を後付けで設置しました。

数ある食洗機の中からミーレを選んだ理由、ミーレの食洗機を設置依頼した方法、私が選んだ食洗機とその費用、使ってみた感想と使用感、ミーレさんから聞いた使い方のポイントなど、丁寧にご紹介していきます。

ビルトイン食洗機を選ぶ参考になれば嬉しいです。

 


 

ミーレのビルトイン食洗機を選んだ理由

ビルトイン食洗機

我が家は夫婦二人暮らしで洗う食器は少なく、手洗いしたほうが食洗機よりも早いと思っていました。

ですが、コロナを機に夫が在宅勤務で家にいる時間が増えてからは洗う食器の数が増えて、冬には手荒れもつらくなってきたので、いつかは食洗機が欲しいと思うようになりました。

食洗機は家事の手間が減るだけでなく、水道代もかなり安くなるという話も聞いて、今更ですが、ますます欲しいという気持ちが強くなっていったのです。

どのメーカーのどんな機種を選んだら良いのかもさっぱり分からなかったので、とりあえずショールームを見てまわることにしました。

ビルトイン食洗機を大きく分けると、スライドオープンとフロントオープンがあるようです。

 

ビルトイン食洗機のスライドオープン・フロントオープンを比較

スライドオープン

国内メーカーのビルトイン食洗機のほとんどは、引き出し式の扉を開けて、上から入れてくスライドオープン。

【メリット】屈まず食器が入れられる・ヒーターでの乾燥機能付き・省スペース・種類が豊富・工務店でオーダーしやすい・修理に時間がかからない

【デメリット】予洗いが必要・深さがあるので食器を詰めていくのにコツが必要・一度に洗う量が少なめ

 

フロントオープン

海外メーカーのビルトイン食洗機は、前開きの扉を開けて、上段下段に分かれたカゴを引き出すフロントオープン。

【メリット】食器をセットしやすい・予洗い不要・大容量・庫内がステンレス・シンプルでおしゃれなデザイン

【デメリット】200Vコンセントの工事が必要・床から天板下まで81cm以上必要・費用が高め・種類が少ない・修理に時間がかかる

 

メリットとデメリットを比較して自分に合ったものを選択

メリットデメリットを比較して、自分に合ったものを選べるといいですよね。

私の場合、絶対にゆずれないポイントは、”絶対予洗いをしたくない” ということ。

それだけでも随分メーカーが絞られます。

パナソニックさんにも予洗い不要のフロントオープン食洗機が発売されたばかりということで気になりましたが、現時点で発売されているのは幅60cmタイプのみで、パナソニックのシステムキッチンにのみ設置可能なので、後付けする我が家には無理そう。

洗浄力の強い海外メーカーの場合、システムキッチンの床から天板下までの高さが必要。

我が家の天板下を測ってみると81cmだったので、81cm以上なら設置できるミーレさんが第一候補となりました。

 

 

ミーレのビルトイン食洗機を設置依頼した方法

ミーレ食洗機を後付けしてみた

まず最初、住んでいるマンションの管理会社に紹介してもらった工務店さんにミーレさんのビルトイン食洗機が付けられるか聞いてみると、「うちでは取り扱いはなく取り付けもできない」とのことで、国内メーカー推しでした。

リンナイのフロントオープンは出し入れしやすそうでいいかなと思ったりもしましたが、やっぱり ”予洗い不要” はゆずれなくて。

 

どこでミーレのビルトイン食洗機を依頼したらいいのか分からず、ミーレショールームのホームページを見ていると、製品の案内から購入の相談までできると書いていたので、改めて購入相談というかたちで表参道のショールームに予約を入れました。

商品を比較しながら1時間程丁寧に説明していただき、その後は下見訪問→見積もり→設置工事とスムーズに進みました。

200v電源と給排水の工事も特殊な事例でなければミーレさんで設置と同時にやっていただけるとのことで、設置工事自体は2時間程度で完了。

思っていたよりも設置工事は早く終わり、丁寧に設置してもらえたと思います。

 

 

私が選んだミーレのビルトイン食洗機とその費用

ミーレ食洗機のパネル

 

私が購入した食洗機の機種

私が選んだ食洗機は、「標準ドア装備タイプ 幅45cm G5844SCU ブリリアンホワイト」。

庫内洗浄と高温洗浄(インテンシブ75℃)が付いているものがよくて、そうすると2択でした。

ちょうどキャンペーンをやっていて、性能が良い方を選んでも値段があまり変わらなかったので、良い方を選択。

庫内にブリリアンライトというLEDが付いていて、Miele@homeというアプリにも対応している機種です。

 

面材を取り付けられる機種もありましたが、今回は既存のシステムキッチン(タカラスタンダード) に後付けとなるので、標準ドア装備タイプの機種を選びました。(ミーレのオプションでステンレスのドアキットを選択することもできます)

標準ドア装備タイプはブリリアンホワイトのみ。

最初にショールームで見たときは、ツヤっとしていて洗濯機っぽいなという印象でしたが、実際に家のキッチンに取り付けてみるとしっくり馴染んでいて、白いものが多い我が家では、食洗機も白を選んで正解だったようです^^

可愛い感じのデザインで、これにして良かったです。

 

ミーレのビルトイン食洗機の設置費用

ミーレビルトイン食洗機の設置費用 (2023年12月時点)

  • 本体価格 370,000円
  • 設置一式(接続・試運転・出張料込み) 17,000円
  • 配送搬入費 15,000円
  • 電気工事費 13,200円
  • 給排水工事費 19,800円
  • 木工事費 24,200円。

ここからキャンペーン 7万円OFFで、
合計 428,120円 (消費税10%込)

さらに、購入時には 5年延長保証(44,000円分)が付くキャンペーン期間中でもあったので、それも付いててお得でした。

ミーレの食洗機は初期投資は高いですが、20年間安定的して稼働できるように作られているほど耐久性が高いらしいので、長い目で見ると、元が手取れるのかなと思っています。

 

 

ミーレの食洗機を使ってみた感想と使用感

ミーレ食洗機のオートオープン機能

シンプルな操作パネルは、日本語表記で直感的に操作できます。

基本的に、押すボタンは「電源 → プログラム選択 → スタート」くらいです。

一日一回、寝る前にオートで運転すると3時間弱で終了し、明け方、少し扉が開いた状態でスイッチが自動でオフになっています。

夜中に運転していますが、隣の部屋で寝ていても音が気にならないくらい静か。

毎朝のルーティンに、食器を食器棚に戻す作業が一つ加わりましたが、それほど手間には感じることもありません。

 

エコな余熱乾燥

ミーレ食洗機を不思議そうに見る猫

ミーレの食洗機は、食器が洗い終わると自動的に扉が少しだけ開き、余熱で自然乾燥されます。

朝には食器がほとんど乾いた状態です。

食器を乾燥させるためのヒーターがなくファンが回るだけなので、電気代がかからなくて済むというのはすごく良いのです。

ただ、好奇心旺盛のうちの猫が、扉にイタズラしないかだけが最初少し心配でした。

実際使ってみると、上から不思議そうに見ているだけでイタズラしなかったので安心しました♪

 

食器が出し入れしやすいLEDライト

ミーレ食洗機をオープン

ドアを開けるとすぐにLEDライトが点灯。

初めての食洗機で、どうやって食器を入れたら良いのか不慣れな私ですが、庫内を照らすLEDが付いていると、夜でも出し入れしやすく、あると便利な機能だなと感じました。

排水フィルターのお手入れをする時でも、明るいとやりやすいと思います。

 

食洗機のカトラリートレイ

ミーレ食洗機のカトラリートレイ

ミーレの食洗機の一番上にはカトラリートレイが付いていて、お箸、フォーク、ナイフ。スプーン、包丁、ハサミ、トングなど、たくさんのカトラリーを寝かせて置くことができます。

仕切りのピンがいい感じに複数付いているので、サクッとハマる感覚が気持ちいいです!

 

食洗機の上段バスケット

ミーレ食洗機の上段バスケット

ミーレ食洗機の上段バスケットは3段階に高さ調節ができ、カップ類、お茶碗など中くらいのボウルが入れられます。
水が切れやすいように斜めに食器を置くと良いそうなので、その様にしています。

 

食洗機の下段バスケット

ミーレ食洗機の下段バスケット

ミーレ食洗機の下段バスケットは広く、プレート類、鍋やフライパン、まな板などが入れられます。

「バスケットは結構丈夫だから10kgくらい入れても大丈夫」とショールームの方も言っていたので、遠慮せずに乗せています^^

我が家は幅45cmタイプの食洗機しか入れられませんでしたが、二人分でも鍋や調理器具が結構かさばるので、幅60cmタイプの食洗機だともっと入れやすいかもしれません。

 

コンロの五徳も食洗機で洗浄

汚れやすいコンロの五徳やスチームオーブンレンジの水受けなどのパーツも、食洗機の空いたスペースに入れてついでに洗っています。

手で洗う以上に綺麗になるので、こういった洗うのが面倒なパーツが一緒に洗えるのは嬉しいです。

使い終わった食器をシンクに置いたままになることもなくなり、キッチンがスッキリしました。

食洗機のおかげで、洗い物が増えても苦ではなくなり、清潔なキッチンをキープできるような気がします。

 

 

食洗機で洗えない食器があると、今もタオルを水切りかご代わりにして使っています。

 

 

ミーレさんから聞いた食洗機の使い方のポイント

最後に、ミーレさんから聞いた使い方のポイントをまとめておきます。

 

⚫︎木のまな板は、反ったり割れたりしやすい。食洗機okのものを選ぶのが良い。

⚫︎表面が加工されたフライパンは、剥げたりして劣化が早い。一番良いのは、繋ぎ目のないステンレスの調理器具。

⚫︎手洗い用の液体洗剤は泡立ちすぎるからNG。市販の錠剤か粉の食洗機専用洗剤なら良い。

⚫︎市販のフィニッシュの洗剤とリンスがおすすめ。(市販のリンスはフィニッシュくらいしかないらしい)

 

フィニッシュの大容量タブレット

フィニッシュのリンス

 

⚫︎食器に乾いた米粒が付いてても、そのまま庫内に入れて良い。

⚫︎明らかな固形は捨ててから庫内に入れる。

⚫︎1ヶ月に1回、から回し(お湯での庫内洗浄)すると良い。

⚫︎たまにインテンシブ75℃で運転すると、パイプまで綺麗になって良い。

⚫︎半年または年に1回でいいので、ミーレ専用の庫内洗浄剤で洗うと綺麗になる。

⚫︎リンスを使わなくても運転できるが、リンスを使った方が水切れが良く、庫内の水垢も付かない。

 

ミーレのリンス

 

⚫︎1日1回の毎日の運転はオートがおすすめ。短時間のコースは早いが電気代が高くなる。

⚫︎運転途中で開けても自動停止するから大丈夫。

⚫︎水が庫内からあふれるほど水を使わないので、水漏れの心配はない。

⚫︎食器がピッタリ重ならなければ、どんな向きで入れてもok。

⚫︎ストウブの鍋も琺瑯のル・クルーゼも入れてok。10kgぐらいいける。

 

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megru

北欧インテリア好きミニマリスト。 夫婦二人とメインクーンの猫二匹と共に、東京のマンションで暮らしています。 好きなものに囲まれたシンプルな暮らしをテーマに、自分らしくいられる居心地の良い家づくりを追求しています。

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