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ひねって挫いて剥離骨折

皆さんこんにちは。
心も体も骨も弱ってきている50代主婦しろいふとしです。

 

朝のドタバタ。
毎日の事ですが、ちょっと慌てて転んじゃいました。

玄関に靴がありすぎるの

原因は物だらけ靴だらけの玄関。
家族5人がそれぞれ何足かずつ出しっぱなし。

 

腹が立つけれど、だからと言って踏みつけたくもありません。
片付ければいいだけの話ですが、出勤時は時間がないので見て見ぬふりでぴょいぴょいと飛び越えていきます。

 

その日の朝も一旦サンダルを履いてから、自分の出勤用の靴に向かって一歩二歩。

 

しかしそこでふと忘れ物に気付きました。
部屋に戻ろうとくるりと振り返ったところでまたストップ。

 

ここで室内に戻ったら、さっきお触りしてお別れをした猫たち3匹にまた最初から「行ってきます」の儀式をすることになりそう。

いけない。
そんな時間はもうないの。

 

あきらめて出発しようと再度振り向いたその時。
ふとしのUターンのせいで更にぐちゃぐちゃになった足元が視界に入りました。

 

軽く持ち上げた左足。
しかし下ろす隙間が見つけられません。

 

おっとぉ…!?

 

ほんのわずかな時間でしたが、選択肢がいくつか並びました。
①靴と靴の間に無理やり足をねじ込む
②かまわず誰かの靴を踏んづける
③重心を後ろに戻して一時停止する

 

当初、選択肢①を実行しようと隙間を狙ってつま先をのばしていた左足。
しかし、あまりの狭さに隙間を見つけられないまま重心は少しづつ前へ。

 

あわてて選択肢②への切り替えを図りますが、足を下ろすポイントを決めかねているうちに、散らばった靴のかかとのあたりに足先が当たりました。

 

そのまま体重がかかります。
しかし厚みのあるかかとがぐらりと傾きました。

 

いかん!

 

一瞬選択肢③が頭をよぎり、重心を後ろに戻そうと思いましたが時すでに遅し。

 

つま先で踏まれて傾いた靴は後方にズルりとすべり、ふとしのつま先も同じ方向に持っていかれました。

 

つまりバレリーナがトゥで立つ状態になり、そこへ体重がぐっと乗ります。
しかし決してバレリーナではない50代おばさんはトゥで立つ技術がありません。

 

あまりの重みに耐えきれず、ふとしの足首は斜め後ろにグキリと折れ曲がりました。

 

折れ曲がった足首は体を支えることが出来ず、そのまま足をすくわれたように倒れ込んで横倒しに。

転んだショックと左足の受けた衝撃の強さに嫌な予感。
しばらくその場で動けなくなったふとしです。

骨折のお年頃だから

今まで転んで捻挫をしたことはあっても骨折の経験がないおばさんは、自分の足のしびれがどの程度のヤバさなのか判断がつきません。

 

出勤時間が気にはなりますが、このまま素知らぬ顔で立ち上がって車に乗れる気がしません。

 

恐る恐る体の向きを変えて、仰向けのまま左足を上にして靴下を脱いでみました。

 

左足首の甲のあたりが真っ白になってます。
じりじりビリビリしびれたようになって感覚があまりありません。

 

骨粗しょう症のお年頃だから骨折の可能性もあるとは思いましたが、経験がないのでどういう痛みなら骨折なのかも分かりません。

 

仕方ない。
三者の判断を仰ごう。

 

奥にいる夫に何度も呼びかけて玄関まで来てもらいました。

 

もうとっくに出勤したと思っていた妻が玄関で寝っ転がり、片方裸足の足を上にあげて自分を呼んでいるのにびっくりの夫。

 

いったい何をしているのかとの質問に寝たまま妻は答えます。

 

「ころんじゃってさぁ」
「え?…大丈夫?」
「うーん、感覚がなくて分かんないんだけど…。ねえ、折れてたら足動かないよね。」
「え?…うーん、そう…かな?」

 

夫が起こしてくれようとしますが、時間が経つのに焦り始めたふとしは自分で起き上がります。

ヤバい、そろそろ家を出ないと。

 

「大丈夫だよね。なんか…動くような…気がしてきた。」
「いや…、でもさ…。」
「時間だし。取りあえず…行くよ。」
「行けるの?」
「右足生きてるから大丈夫。うん…多分…。」

 

とにかく時間が気になって仕方ありません。
心配そうな夫の見送りを受けて出勤しました。

出勤はしたものの

勤務開始から1時間経過、2時間経過。

 

骨折じゃない…
骨折じゃない…

 

そう念じながらパソコンをカチャカチャと打ち続けますが、左足の痛みとしびれは続きます。

歩けば響き、座れば苦しい。

 

明後日からはGW後半戦。
仕事は山積みだけど、今日明日頑張れば気持ちよく連休に入れると思っていたのに…。

 

ぐずぐずと恨めしい気持ちで机の上の書類たちを眺めますが、どう考えてもこの左足は病院行き決定のように感じます。

 

ため息をつきつき、午後からのお休みを申請して家の近くの整形外科へ。
せめて骨折じゃありませんように…。

ほんのちょっぴり剥離骨折

待って待ってやっと診察。
レントゲンを撮って、待って待ってまた診察。

 

見せてもらったレントゲン写真には、米粒のような白い骨の欠片が映っていました。

 

「剥離骨折ですね。」

 

元の骨は大丈夫とのことで一安心。
でも足に装着した固定用のごついサポーターは1か月程度つけているようにとのことでした。

 

マジックテープで自分で着け外しが出来るのは有難かったのですが、こんな足で出勤かと思うとがっかりです。

 

おまけに
「骨はちょっとでしたけど安静にはした方がいいので…。」
と言われて明日はお休みすることに。

 

今日の午後休んだ分も、明日頑張ろうと思っていたのに当てが外れました。

 

仕事も片付かず、足も動かないままGWに突入。
いろんなモヤモヤが心の中を駆け巡ります。

痛いけど元気

サポーターのおかげか、安静にしていれば痛みはさほど強くなりませんでした。

 

ただ内出血が酷く、足は紫色に変色。
腫れやむくみもあって、長時間立ったり歩いたりすると痛苦しくなります。

 

こんな足では仕事も出来ないし、やっぱりGWで連休に入ったのは助かりました。

 

でも世の中の人々の楽し気な連休の過ごし方をニュースで見ると、ちょっと残念な気持ちに。

 

だって連休は連休じゃん?
遊ぶためにあるんじゃないの?

 

足以外は元気なので、悔しさはマシマシ。

 

どこにだって、どこまでだって行けるのよ。
運転できるもん。
でもさ、行った先で歩けないんだよね。

 

ブツブツとつぶやく不満の塊のおばさん。
その様子を苦笑いで見ている夫や娘たち。

まあこのくらいで済んで良かったと思うことにしましょう。
あの転び方では「ぽっきり骨折」もアリでした。

 

骨粗しょう症
転倒
寝たきり

 

この先気をつけなさいよと神様からのご忠告。

足も痛かったし、病院代でお財布も痛かった。
身に沁みましたよ。
ふふふ。

 

【過去記事】
GW前半は楽しかったのがせめてもの救い。

siroihutosi.com

 

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