紫微斗数には１４種類の甲級主星があります。
そして、「命宮」は、自分の性格・生き方・人生傾向を示す大切な宮です。
「命宮」に入る甲級主星で、その人の大まかなタイプが見えてきます。
今回は、研究心旺盛な弁舌の星「巨門星」について書きます。
【紫微斗数】１２の宮と見えるもの
- 命宮（めいきゅう）表の性格、人生のランドマーク、人生のスタート地点
- 兄弟宮（けいていきゅう）兄弟・姉妹、親友との関係
- 夫妻宮（ふさいきゅう）結婚の苦楽、結婚相手
- 子女宮（しじょきゅう）子ども、家庭、セックス
- 財帛宮（ざいはくきゅう）経済、金銭への考え方や行動
- 疾厄宮（しつやくきゅう）両親との関係、健康
- 遷移宮（せんいきゅう）周囲環境への適応能力
- 奴僕宮（ぬぼくきゅう）浅い人間関係
- 官禄宮（かんろくきゅう）活動・仕事・学業
- 田宅宮（でんたくきゅう）家庭環境、不動産
- 福徳宮（ふくとくきゅう）幸福感、人生観、潜在意識、自殺・精神疾患
- 父母宮（ふぼきゅう）両親、上司、先生、社会との関係
【紫微斗数】１４種類の甲級主星と属性
- 紫微星(しび)〈北斗星〉陰土（己）
- 天機星(てんき)〈南斗星〉陰木（乙）
- 太陽星(たいよう)〈中天星〉陽火（丙）
- 武曲星(ぶごく)〈北斗星〉陰金（辛）
- 天同星(てんどう)〈南斗星〉陽水（壬）
- 廉貞星(れんてい)〈北斗星〉陰火（丁）・陰木（乙）
- 天府星(てんぷ)〈南斗星〉陽土（戊）
- 太陰星(たいいん)〈中天星〉陰水（癸）
- 貪狼星(どんろう)〈北斗星〉陽木（甲）・陽水（壬）
- 巨門星(こもん)〈北斗星〉陰水（癸）
- 天相星(てんそう)〈南斗星〉陽水（壬）
- 天梁星(てんりょう)〈南斗星〉陽土（戊）
- 七殺星(しちさつ)〈南斗星〉陰火（丁）・陰金（辛）
- 破軍星(はぐん)〈北斗星〉陰水（癸）
【紫微斗数】命宮「巨門星」研究心旺盛な弁舌の星
【紫微斗数】「巨門星」性格の傾向
- 巨門は「口」を意味する
- 命盤の状態が良ければ「弁舌の才」を発揮する
- 好奇心・探究心・研究心・観察力・分析力に優れる
- 人が気づかない細かいことによく気がつく⇒「指摘魔」「干渉魔」になりやすい
- マニアックでオタク傾向
- 視野は狭く、周囲に鈍感
- 陽気なキャラクターは少ない
- ちょっとしたことで落ち込みやすい
- 猜疑心と嫉妬心が強い⇒疑心暗鬼になりやすい
- 自信家（観察力、探究力、記憶力に自信）で独断的⇒人の意見を聞こうとしない
- 自信過剰になると失言が多くなる⇒人を小バカにする発言も
- 議論になると勝つまで“口撃”する
- 多弁と無口を極端に繰り返す人も（落差が大きい）
- 余計な一言で人を傷つけることあり⇒「口は災いの元」「一言多い」「毒舌家」
「巨門星」口の災いには要注意 - 金銭物欲よりも精神的充足を重んじる
- 適性適職としては、専門的分野で力を発揮
- 研究者・アナウンサー・司会者、プレゼンテーションなどの分野
- 頑固で付き合いにくいタイプで、チームワークは苦手
- 寛容さと心のゆとりを持つことが成功のカギ
- 若い頃の苦労が多い傾向
「巨門星」研究心、探究心が旺盛
【命盤の状態が悪いと】
- 場の空気を読めない、読もうとしない
- 人を信用しない
- 皮肉が多くなる
- 「お喋りの星」なのに根暗で無口、口ベタ
- あるいは、喋ってばかりで人の話を聞かない
- 人の欠点ばかりよく見つける⇒無意識に指摘（人間関係で苦労）
- 一言多くなりがちで雰囲気を暗くする
- 気分の落差が激しく、すぐ落ち込む
- 意思疎通が極端に下手
【紫微斗数】「巨門星」女性の傾向
- 面倒見が良い
- プライドが高く、職場では扱いにくいタイプ
- 美形の人が多い（丸顔が多いと言われる）
- 結婚後も仕事をする人が多い
- 家庭でも、口ウルサい妻や母になりやすい
【紫微斗数】「巨門星」外見の特徴
- 唇が出ている人が多い
- 目は切れ長で眼光が鋭い傾向
- 口元に特徴がある
- 話し方はやや速い
- 雰囲気はやや暗い
- 研究者タイプに見える人が多い
- 身なりや外見には鈍感
【紫微斗数】遷移宮「巨門星」弁が立つが対人関係は今一つ
遷移宮に巨門星がある人は、対外的に次の傾向が出やすいです。（第一印象も）
- 対人トラブルが多い
- 理屈が多い自信家に見える
- 理論的な弁が立つ
- 批判的態度や言動が多い
- 環境適応能力が低い
◆次に該当すると、星の長所が弱まり短所が強く出ます。
- 星の輝度が低い
- 凶星が同宮している
- 自化、必定などがある
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