うなぎ屋さん探訪639~上野で鰻をツマミに一杯やる「伊豆栄」さん

上野「伊豆栄」さん
上野「伊豆栄」さん

うなぎは大好物である。

古い友人と上野で会食をすることになった。彼は若いころ、まだうな重が2000円台で食べられたころに良く行ったという伊豆栄さんに行きたいという。上野の超老舗伊豆栄さんで鰻で一杯やることにする。

上野「伊豆栄」さん

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伊豆栄さんの創業は、江戸幕府は八代目将軍の頃というから江戸中期の1700年代だ。このころ深川あたりでたくさんの天然の鰻が採れて、江戸前という名称で鰻は人気の食べ物となった。
その頃の江戸の様子を調べた記事はこちら
https://unatan.net/?p=1428

上野「伊豆栄」さん

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気候も暖かくなり、上野公園にも人がたくさんいる。実は今回は伊豆栄の梅川亭を予約していこうと思っていたのだが、予約でいっぱいだった。池之端の伊豆栄本店も予約しようと電話をするも、やはり予約でいっぱいだという。一般の席で昼時にお邪魔することにした。入り口で順番待ちの札を受け取り20分ほど待って入店できた。

上野「伊豆栄」さん

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生ビールでボチボチ始める。今日は肝焼きがあるというので注文する。鮮度の高い肝はレバーの部位なども入っていてボリューム感のある肝焼きだ。タレは濃すぎず、わりとあっさりとしたタイプだ。

上野「伊豆栄」さん

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白焼きを注文した。器が大げさ、いやいや立派だ。鰻を温かいまま楽しめるように特注した銅壺にお湯が入っている。殿様が食べる食べ方だ。

上野「伊豆栄」さん

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鰻は三河一色産を使用しているとのこと。特に「三河鰻咲(みかわまんさく)」というブランド鰻にこだわっている。しっかり蒸されてトロトロの身。肉厚の身で三河一色産らしく脂のノリも良くボリューム感がる。これを岩塩かワサビ醤油でいただく。酒がすすむのだ。

上野「伊豆栄」さん

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そして、う巻き。かなり甘めの味付けの玉子焼きに鰻の濃厚さでバランスが良い。大根おろしとともにさっぱりといただく。

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日本酒もすすんでしまう。高清水の大吟醸をいただく。うなぎ料理はなんだか日本酒冷酒がすすんでしまう。

上野「伊豆栄」さん

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〆のうな重を食べようという事になった。友人はやはり重箱のうな重がいいという。伊豆栄さんではうな重のグレードの表現が逆なのが面白い、松竹梅で梅が上級ランクとなっている。友人はうな重竹を注文した。

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自分は蒲焼定食の竹を注文した。蒲焼定食は鰻の蒲焼とご飯が別々に提供される。最近、中部地方の長焼きの食べ方にはまっていて、東京でもやってみようと思ったところだ。

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肉厚の蒲焼。脂のノリも良く、表面のてかり具合もいい感じだ。ふっくらトロトロの蒲焼を一口大に箸で切りながら大事にいただこう。

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先に蒲焼を食べて、口の中に蒲焼の余韻があるうちにご飯を入れてもいいし、一切れをご飯の上に載せて蒲焼とご飯を一緒に食べてもいいのだ。別々の食べ方だとタレ感は少なくなるので、鰻のタレご飯がお好きな方はうな重を選んだ方が良いかもしれない。

上野「伊豆栄」さん

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蒲焼とご飯を別々にすることで、呑兵衛には嬉しいご褒美ができる。お猪口の最後の一杯を、一口蒲焼で楽しむことができたりする。タレはあっさりとした、鰻の旨味を壊さないタレだ。

上野「伊豆栄」さん

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伊豆栄さんは、私も好きで何度かリピートしているが、やはりいいお店だ。九代目となる女将さんの接客で気持ちよく食事を楽しめる。

【うなぎ愛好会ブログ】
https://unatan.net/

「伊豆栄」
所在地:東京都台東区上野2-12-22
営業時間:11:00 – 21:00
定休日:年末年始
電話:03-3831-0954

 

・お店のホームページ
https://izuei.co.jp/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13003586/

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