こんにちは yukiです。
私たちは日常生活の中で、
さまざまな役割を果たすために
ペルソナ(表の顔)とシャドー(裏の顔)を
使い分けています。
しかし、このペルソナが強すぎたり、
逆にシャドー(裏の顔)を
抑え込みすぎたりすると、
心のバランスが崩れやすくなります。
例えば、会社で
「できる上司」として成功を収めている人が、
家庭でもその役割を脱げずに
家族に厳しく接することで、
家庭の絆を壊してしまうことがあります。
本来、家庭では
一家庭人としての顔を持つべきですが、
ペルソナが強すぎると
その切り替えが難しくなり、
結果的に
「本当の自分」が
見えなくなってしまうのです。
このように、
自分の中のシャドーを無視し続けると、
抑圧された感情が
他人へのイライラや嫌悪感として
現れることがあります。
たとえば、
「のんびりしている人」を見ると
嫌悪感を抱く場合、
その背景には
「自分もゆっくりしたい」という
抑え込まれた願望が
隠れているかもしれません。
これは心理学で
「シャドーの投影」と
呼ばれる現象です。
他人への強い拒絶反応は、実は
自分自身の中で否定している部分を
映し出している可能性があります。
では、どうすれば
ペルソナとシャドーのバランスを
取れるのでしょうか?
3つのポイントを挙げてみます。
1. 自分の欠点を受け入れる
自分の欠点や弱さも含めて
「これが私だ」と認めることが大切です。
光と影が一体となって存在するように、
欠点やマイナス面があるからこそ、
より深みのある人間になるのです。
無理に完璧を目指すのではなく、
「そういう自分もいる」と
受け入れることが、
心の健康への第一歩です。
2. 自分の感情を大切にする
自分の感情を無視せずに
向き合うことが重要です。
「私は今どう感じているのか?」
「何を大切にしたいのか?」という
問いかけをしながら、
自分の心の声に耳を傾けましょう。
「好き」「嫌い」「やりたい」「やりたくない」
といった感情に素直になり、
その感情を基準に
行動を選ぶことが大切です。
多くの人は、
家族や職場の期待に
応えることを優先して、
自分の気持ちを
後回しにしてしまいます。
しかし、
自分の感情を尊重することは、
自分を大切にするために
欠かせない行動です。
3. 素の自分に潤いを与える
ペルソナの役割から離れ、
自分自身を解放する時間を
持つことが必要です。
趣味を楽しんだり、
何もせずリラックスしたり、
自分を癒す時間を確保しましょう。
特に、
社会的な役割が強い人ほど、
この
「自分だけの時間」を
意識的に作ることが重要です。
シャドーの部分を認め、
大切にすることで、
心のバランスを取り戻すことができます。
自分を見つめ直すことは、
決して難しいことではありません。
ペルソナとシャドーの
両方を受け入れることで、
私たちは
より自由で心地よい人生を
歩むことができるでしょう。
どちらも
自分自身の一部であり、
その両面を愛することが、
精神的な健康のカギなのです。