仲良くなればなるほど親しくなればなるほど離れたくなる感覚

こんにちは　yukiです。

初めての方はこちらをどうぞ。

 

 

親しくなるほどに感じる、

ある種の遠ざかりたいという感覚、

それはなんでしょう？

 

多くの場合、親しさが深まるにつれ、

なぜか怒りや嫌悪感が湧き上がり、

その人から距離を置きたくなることがあります。

 

この感情の背後には、

「こんな私が愛されるはずがない」という

自己否定が隠れていることがあります。

 

この感情は、自分自身への

不信や敵意として内部に蓄積され、

他人への嫌悪や怒りとして表れるのです。

 

つまり、

自分が最終的には拒絶されるという思い込みから、

他者との関係を深めることが、

 

まるで

自分を傷つける行為のように感じられるのです。

 

「どうせあなたも私を嫌うでしょう？」

という不安が、

心の奥底にはあるのですね。

 

さらに深く掘り下げてみると、

このような感情は、幼少期からの絶望感に

起源があるかもしれません。

 

愛されるために

さまざまな努力をしてきたものの、

得られる愛情が条件付きであると感じたとき、

 

人は自分自身にさらに絶望し、

自己嫌悪に陥りやすいのです。

 

この絶望は、時には

自分に対する強い否定感として現れ、

 

「生きている意味がない」と

感じさせることもあります。

 

本来は

親に対して感じる怒りや疑問を、

愛情を求めるがゆえに自分に向けることで、

心を守ろうとします。

 

この心理的なメカニズムは

最終的には自己破壊に

つながることもあります。

 

しかし、目の前にいる人は

過去の親ではありません。

 

現実にいる

目の前の人との関係を築くことで、

自己の絶望と向き合う機会が得られます。

 

怖くても、目の前の人を信じてみる。

 

そのことを選択することが、

自分自身の癒しに繋がる

第一歩となり得るのです。

 

親しくなるほどに感じる距離感は、

自己理解と成長の貴重なきっかけとなるのです。