コバルトブルーラミレジィの飼育実例と飼育のポイント

皆様は、色鮮やかな淡水熱帯魚の中で、青色に輝く熱帯魚をいくつくらい思い付くでしょうか?

ネオンテトラとカージナルテトラは直ぐに思いつくと思うのですが、それら以外にはどんな淡水熱帯魚がいるでしょうか?

私の頭の中で、真っ先に思いつくのが本記事で紹介する「コバルトブルーラミレジィ」です。

(その他には青色のディスカス等もいましたかね…。)

私が熱帯魚を本格的に始めたとき、アクアリウムショップの水槽で美しく泳ぐコバルトブルーラミレジィを見て「この魚は必ず飼育する」と決めたのを今でも覚えています。

それだけ自分の中で衝撃的な美しさの魚だったんだと思います。

それ以来、何度かコバルトブルーラミレジィの飼育を経験しましたが、いくつか困った経験もしてきました。今回はそれらのポイントを記事にしていきます。

これからコバルトブルーラミレジィの飼育を計画されている方に、少しでも参考になれば幸いです。

【注意】本記事の内容は筆者の飼育経験を元にしたものとなります。そのため、あくまでも参考事例としてお考えいただけましたら幸いです。


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コバルトブルーラミレジィとは

コバルトブルーラミレジィは、南米を原産とするアメリカンシグリッドの一種で、品種改良によって誕生した熱帯魚になります。

ラミレジィと聞くと、ゴールデンラミレジィやドイツラミレジィなども有名ですが、色が異なるだけで、魚体のつくりはほぼ同じになっています。

また、コバルトブルーラミレジィはブルーダイヤモンドラミレジィという名前で流通している場合がありますが、同じ品種でお店によって呼び方が異なるだけです。(ただし、ブリードされた場所や環境によって性格や色合いに個体差がある可能性はあります。)

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最大体調は大きくなっても5㎝程度のため、小さな25cm水槽でも飼育が可能な熱帯魚です。(25cm水槽の場合には、以下でも理由を示しますが、単独飼育が推奨です。)

飼育の難易度も他のラミレジィと同レベルですので、ポイントを事前に知っておけば、初心者の方でも飼育が可能な熱帯魚と言えます。

当ブログの関連記事として、以下の記事では、ドイツラミレジィの飼育方法についても紹介しています。

コバルトブルーラミレジィの飼育水槽 (筆者の実例)

さて、ここからは私が飼育しているコバルトブルーラミレジィの飼育水槽や飼育環境について紹介したいと思います。

2023年9月現在、コバルトブルーラミレジィを3つの水槽で合計4匹飼育しているのですが、その中で最もオーソドックスな45cm水槽を例にとってみます。

45㎝水槽は、GEX製のグラステリアシリーズとなります。

フィルターは壁掛けフィルターのMサイズを使用しております。

また、この水槽ではコバルトブルーラミレジィは1匹だけ飼育していますが、その外にはグッピー、コリドラス、バルーンプリステラ、ブラックファントムテトラ、ゴールデンハニードワーフグラミーが同居しています。

1匹だけにしているのは、下でも紹介しますが、喧嘩の原因になるためです…。

水槽の中にはアヌビアスナナが活着された流木を一つ入れており、低層はコリドラス用の砂を敷いている状況です。


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水槽の管理方法や餌やりについて

続いて、水槽の管理方法ですが、水替えの頻度は週に1度で水槽の1/2の水量を交換しています。

(カルキ抜きは使用しております。)

夏には室内クーラー、冬はヒーターを使用し、水温を年間を通じて26℃での管理となります。

エサはDELフレッシュフードのSサイズを朝と晩に適量与えるようにしています。

アヌビアスナナのための液肥は全く使用せず、水槽用ライトも鑑賞の時に使用するくらいです。

特筆すべきことが無いオーソドックスな管理方法ですが、この飼育環境でコバルトブルーラミレジィは元気に過ごしています。

pHの管理も特にしておりません。

コバルトブルーラミレジィの飼育で困った経験やポイント

さて、ここからは筆者がコバルトブルーラミレジィを飼育した経験から、困った経験や飼育のポイントなどを紹介していきたいと思います。

思いつくままに記載しましたが、コバルトブルーラミレジィの性格にも個体差があるので、必ずそうなるとは言えません。

あくまでも参考としてお考え下さい。

① 2~4匹程度で飼育すると喧嘩が絶えない (45~60cm水槽)

一つ目は気性の荒さです。

私の経験上の話ですが、コバルトブルーラミレジィは、他のラミレジィと比較すると喧嘩の頻度が多いです。

私が一番最初にコバルトブルーラミレジィを飼育した時は、60cm水槽で4匹を飼育したのですが、1日中喧嘩をしているのではないか?と思えるくらい、お互いを追っかけまわしたりしていました。

たまに、エンゼルフィッシュのように口をぶつけるような喧嘩も見られたため、他の水槽へ移して水槽の中にはラミレジィが1匹または2匹しかいない状態で飼育しました。

後から気づいたのですが、2匹になると喧嘩の相手(=攻撃対象)が1匹になるので、より厳しい喧嘩に発展することもわかりました。

グッピー、コリドラス、各種テトラなどの他魚種とは喧嘩をしないのですが、ラミレジィ同士になるといざこざが絶えません。

私自身、熱帯魚が喧嘩したり水槽の中に追い回すような姿が嫌なので、飼育する時には水槽の中にコバルトブルーラミレジィが1匹しかいない状況で飼育するようにしています。

② 実は神経質で水槽から飛び出しやすい!?

コバルトブルーラミレジィには、上の①の項目で上げた気性の荒さがあるのですが、逆に神経質さがあるとも感じられます。

ちょっとした物音で物陰に隠れてしまったり、他の魚がビクッと少し素早い行動をするとそれに驚いて水槽内を泳ぎ回ってしまったり…

一度だけ経験したことですが、うちの子供の足音(家の中を走り回る足音)にびっくりして、水槽から飛び出してしまったことがありました。

ガラス蓋をしていたのですが、フィルター設置場所の隙間から飛び出てしまいました。

私が見ているときだったのですぐに水槽に戻しましたが…

そんなナイーブな性格の持ち主でもあるかと思います。

③ エサのやりすぎには注意が必要!太ります

3つ目はエサのやりすぎに注意という点です。

コバルトブルーラミレジィは、体格に似合わず大食漢です。

与えたら与えただけエサを食べてしまうような魚です。

エサの食べ過ぎが原因で消化不良になったり、肥満になったりします。

コリドラスタブレットを使うと、コリドラスからタブレットを奪って食べることもありました。

そのため、体格が大きく異なる魚と混泳させるときには、エサの量で注意が必要と言えます。

今までの飼育経験の中では、食べ過ぎて消化不良を起こし、そのまま腹水病になってしまった個体もありました。

④ 隠れ家を用意してあげてください

ラミレジィには隠れられるような場所を提供してあげてください。

水草でも流木でも良いいですし、石を組んだようなものでもOKだと思います。

ラミレジィはテリトリーの周辺を泳ぎ、隠れたり出て来たりを繰り返すようなところがあります。

また、物音がして驚いた時には物陰に隠れるような仕草も見せます。

コバルトブルーラミレジィの先祖は小型シグリッドのため、自然界では大型魚から狙われる環境で生き抜いてきました。

そのため、その野生本能から隠れる場所を求めるのは自然なことかと思います。

我が家ではコリドラスたちと仲良く流木周辺に隠れています。

⑤ 実はとても人に慣れるのが早く人懐っこい性格

5つ目はラミレジィの人懐っこさです。

下の記事の中でも、人懐っこい魚の第4位にランクインさせていただきました。

コバルトブルーラミレジィは、アクアリウムショップから自宅の水槽に移した後、1週間もしないうちにエサの時間がわかるようになる個体が多いです。

人が水槽の前に来ると、どこからともなく出てきてエサをおねだりしてきます。

自分に懐いてくれると、飼育している側としてはとてもうれしいですよね。

猫や犬のように触れ合うことはできませんが、行動で愛着を示してくれるのが愛おしさをアップします。


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コバルトブルーラミレジィは飼育期間が長くなると美しさが増す

コバルトブルーラミレジィは、飼育期間が長くなり、水槽の環境に慣れることで魚体の美しさが増します。

これをアクアリウム用語で「飼い込む」と言いますが、飼育を続けることで徐々にコバルトブルーラミレジィの持つ美しさが引き出されていきます。

お店から連れてきたばかりの時は、少し白っぽい青色をしている場合が多いのですが(緊張による警戒色)、水槽に慣れてくれば徐々に青が濃くなり発色も改善します。

その姿や色の変化を見るのも、アクアリストの楽しみの一つでもあります。

熱帯魚を飼い込んだ場合の色の変化の例は、以下のリンクでも紹介しています。

参考にならない画像に注意!異様な青色の画像がありますが…

コバルトブルーラミレジィに興味がある方に、少しだけ注意喚起を…。

Googleなどで「コバルトブルーラミレジィ」と検索すると、非常に濃い青色で鮮やかな魚体の写真が見られます。

サンゴ礁を泳ぐ海水の熱帯魚のような濃い青色をしたコバルトブルーラミレジィの画像も見られます。

私が個人的に思うことですが、画像処理により青さを引き立てているかのような画像なのかと。

もちろん、ライトの色調で魚体の色を鮮明にさせているテクニックの場合もあります。

しかし、お店でみるコバルトブルーラミレジィや自宅で飼育するコバルトブルーラミレジィを含め、今までにそんな濃い青のコバルトブルーラミレジィを見たことが無いんです。

ネットに掲載された鮮やかなコバルトブルーラミレジィに魅了されて飼育を開始しても、そこまで色が濃くならず…ということが考えられますので、その点は認識しておいてくださいね。

一般的な白いライトで、コバルトブルーラミレジィを1匹飼育で、砂地で育てると下の写真くらいの青色の見え方です(実際は、もう少し濃い青色かな!?)。

雄雌を混泳させて婚姻色が出てくると、もっと鮮やかにはなると思いますよ。

写真のテクニックもあるのかなぁ…? 詳しい方、コメント欄で教えていただけましたら幸いです。

この記事の終わりに

この記事では、青色の淡水熱帯魚の代表格である「コバルトブルーラミレジィ(ブルーダイヤモンドラミレジィ)」の飼育について、筆者の飼育経験を元にして紹介しました。

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コバルトブルーラミレジィは、気性の荒さが強いという点があり、同種同士で水槽内での喧嘩やいざこざが絶えません。

水槽内での魚同士の喧嘩を見るのがつらいという方は、コバルトブルーラミレジィは1匹だけとし、他の熱帯魚との混泳を楽しむ方が安心できます。

ただ、コバルトブルーラミレジィは人懐っこい性格の持ち主でもあり、人が水槽に近づくとグッピーのように水槽前面に出てきてくれるという嬉しい行動を取ってくれます。

また、飼育に必要な知識も特別難しいものは無いので、初心者の方でも飼育にチャレンジすることは可能かと思います。

今飼育している熱帯魚のタンクメイトをお探しの方、コバルトブルーラミレジィを候補にしてみてはいかがでしょうか?

今まで以上に華やかな水景になるかもしれませんよ!?

それでは!