日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

この世をば我が世とぞ思う・・・

2024年04月24日 07時26分02秒 | 政治
 ・・・望月の欠けたることも無しと思へば」。言うまでもなくご存知、摂政・関白藤原道長の歌である。いま世間で、この道長朝臣にもたとえられる河野太郎国務大臣デジタル担当が下記のごとく国民に向かって「訓令?」を発したという。いわく;――
「河野太郎デジタル担当相が自民党所属国会議員に対し、マイナ保険証での受け付けができない医療機関がある場合に、公的な相談窓口に連絡するよう支援者に求める文書を送付していたことが19日、判明した。マイナ保険証の利用率は5%程度に低迷しており、利用率向上に向けてなりふり構わずに取り組む様子が浮かび上がる。ただ、マイナ保険証が利用できない医療機関の「通報」を促しているようにも捉えられかねない。文書には『デジタル大臣 河野太郎』と記載し、マイナ保険証の利用率が低迷している要因について『医療機関の受付での声掛けにあると考えられます』と説明。議員の支援者に『マイナ保険証の利用を働きかけて』と呼びかけた上、受け付けできない医療機関があれば、マイナンバー総合窓口に連絡するよう求めている。『厚労省から必要に応じて、事実確認をさせていただく』とも記し、マイナ保険証が利用できない医療機関の洗い出しをしたい考えが透けて見える」(2024/04/20毎日新聞)。
記事が言う如くこの文章、大臣(「おトド」と読む)肝いりの「マイナ保険証」なる「医療機関限定通行手形」について、これを尊重しないが如き医療機関が有れば、即刻これを大臣配下の「保健省(厚生労働省)に訴えよ!」という。巷の民間診療所・病院などは厚生省やら都道府県厚生部と聞けば身の毛の弥立つ緊張を強いられる「お上」に違いない。大臣(おとど)が推奨する「マイナ保険証」なるものが使えないとはもってのほか、通院者に積極的にこれを使うよう指導しないにっくき病院等はメシウド役人を派遣して徹底的に教導しなければならない、というがごとくである。
祖父一郎を元祖にして世に言う「三代目」、上記のような「告文」を発すれば「平民」どもは畏れ入るであろうと直感する神経。こういう独善家には、一度、「配所の月」を拝む経験をさせないと「望月」は二日と続かないという当たり前の「常識」がいつまでも身につかないだろう。
選挙民こそが自選挙区の政治家を教導する「教育者」でなければならない。主権は在民にあるということを、神奈川15選挙区(平塚市・茅ヶ崎・中郡)の選挙民は常に肝に銘じていなければならない。

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1 コメント

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Unknown (integrale)
2024-04-24 12:39:34
この国に、本当の民主主義はあるのでしょうか?

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