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まいかのあーだこーだ

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2025.03.05
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カテゴリ:東宝シンデレラ
あまりにインプットが多すぎて、ほとんどアウトプットできない状態に陥ってるのだけど、昨夜のNHK「うたコン」は由貴ちゃんと石川ひとみの共演だったので、とりあえず備忘録的に「白い炎」のことだけ書いておきます。



ちなみに先日のDVDで発表されたスタジオライブ「水響曲・冬」のセトリは次のとおり。

1.情熱
2.MOON WALTZ~月の輪舞
3.Woman”Wの悲劇”より
4.白い炎
5.翼をください


この曲目だけを見ると、なぜ「白い炎」が1曲目じゃないのかしら?と不思議に感じるけど、それは今回の武部のアレンジが今までにない特別なものだったからかもしれないし、由貴ちゃんと武部のトークで「白い炎」について言及することを前提にした曲順だったからかもしれない。

武部はそのトークのなかで、
> 「白い炎」と「かなしいことり」と「卒業」は84年の段階で出来ていた。

と話しました。
一方、由貴ちゃんのほうは、そのあたりの記憶が完全に欠落してるらしい。いちばん最初に録音した曲が何だったかさえ覚えてないのかしら??



ライブツアーのなかで「白い炎」についての言及があったかは確認できないのだけど、武部の上記の話は、かつて中島愛に語っていた《いちばん最初に録音したのは「かなしいことり」だった》という話にも合致するし、先日の長岡のインタビューの《「白い炎」はスケバン刑事のタイアップ曲じゃなく、石川ひとみへの提供曲として準備された》という話とも矛盾しない。


とはいえ「白い炎」はスケバン刑事ありきで作られたとしか思えない内容の曲だし、あんなハードボイルドな曲を石川ひとみに歌わせるつもりだったのかしら??ってのは驚きです。

…ただ、あらためて聴き直してみると、由貴ちゃんの「白い炎」は石川ひとみの「まちぶせ」の続編のようにも思えてくる。どちらの曲も《意中の彼の動向を覗き見する》みたいなサスペンスフルな内容だからです。
武部は《「卒業」は「木綿のハンカチーフ」の前日譚》と言ってるわけですが、もしかしたら《「白い炎」は「まちぶせ」の後日譚》を意識してたかもしれませんね。玉置浩二と森雪之丞がどんな発注を受けたのか分からないけど、ユーミンの書いた「まちぶせ」を意識して作った可能性はある。


なお、玉置浩二は1983年に石川ひとみへ「恋」を提供してますが、これも「まちぶせ」と同じ路線の片思いの曲。ただし、作詞は森雪之丞じゃなくて岡田冨美子です。森雪之丞は「まちぶせ」よりも前の1979年に「あざやかな微笑」という曲を石川ひとみに提供してる。

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長岡のインタビューによれば、なんと「情熱」も相米慎二の雪の断章とは無関係に制作されてて、さらに「悲しみよこんにちは」も高橋留美子のめぞん一刻とは無関係に制作されてる、とのこと。にわかには信じられないけど、ディレクター本人が言ってるんだから信じるしかない。
そうなると「終りの気配」のメロディが朝ドラはね駒の頃に出来てたって話も信憑性を増します。まあ、それでも山口美央子の《詞先で曲を作った》というツイートに矛盾することには変わりないけど。
先日の松本隆と由貴ちゃんとのラジオトークでは、「情熱」の1番と2番の歌詞がドラマティックに転換してることが話題になってて、今回の「水響曲・冬」でもその場面転換を強調するようなアレンジになってるわけですが、あの松本隆の歌詞も佐々木丸美の小説とは無関係に作られてるの??…それがホントなら「探偵物語」とか「メインテーマ」とか「Woman」とかも、薬師丸ひろ子の映画とは無関係に作られてるのかしら?ってことまで気になってくる。



長岡は以前にも《「卒業」はカップラーメンのCMタイアップで作った曲じゃない》と言ってたし、おそらく「MAY」とか「さよなら」も映画とは無関係に作られてる可能性が高い。
しかし、この「タイアップ前提で楽曲制作をしなかった」という話は、長岡自身の音楽制作に対する姿勢としては事実だったろうけど、実際のところ「ORACION」や「夢の中へ」なんかは映画やドラマのタイアップ前提で作られたのが明らかなわけだし、さほど厳密な話とも言えません。

そもそも一口に「楽曲制作」と言っても、作曲や作詞や編曲/オケ作りなどの色んな段階があるわけだし、おそらく長岡がストックしてたデモテープに入ってたのは、まだ歌詞のついてないメロディだけのものだったはずだから、かりに作曲がタイアップと無関係におこなわれてても、作詞はタイアップを前提に書かれた可能性がある。玉置浩二の石川ひとみへの提供曲が1983年に出来てたとしても、森雪之丞の作詞はもっと後だったかもしれない。
銀色夏生の「かなしいことり」についても、武部のオケは1984年のうちに完成してたかもしれませんが、由貴ちゃんの歌入れはもっと後だった可能性がある。そこらへんの詳細は、今回の長岡のインタビューを読んでも明瞭ではありません。



それにしても…
昨夜のNHK「うたコン」は、石川ひとみだけでなく、2代目のナンノといい、中山美穂を追悼したガンダムの森口博子といい、コゼットを引き継いだ生田絵梨花といい、録画出演の薬師丸ひろ子といい、なにかと由貴ちゃんがらみのメンツが揃ったちょっと異様な回でした。イルカも出演してましたが、由貴ちゃんは過去にイルカと「なごり雪」をデュエットしたことがあったよね。

石川ひとみは65才とは思えない素晴らしい歌声でした。




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最終更新日  2025.03.05 09:26:02


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