映画・TV
2305716 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2025.03.03
XML
春宵や初稿とエシレバター缶 2番線春風運ぶバターの香 大蒜のたっぷりバターは罪作り はるかより愛の菓子待つ陽春や 春隣姉と甥とバター待つ 笊に土筆手鍋耀うバターの香 蓋かぶせアサリバターを黙らせる 入社式の朝バターナイフがない
2月27日のプレバト俳句。
お題は「バター」。




三宅香帆。
春宵しゅんしょうや 初稿とエシレバター缶


字面からは、
初稿が完成した場面かと思えますが、
本人の説明によれば、
執筆中の息抜きにバター缶を開けてるらしい。

俳句の形は出来てるものの、
表現すべき内容と描写にズレがあるのでは?
どちらかといえば、
春宵の執筆 エシレバター缶

のように書くべき場面じゃないかと思う。

前回の「置き土産」の句も、
特待生にふさわしいとまでは思えなかったし、
たった2回での昇格はやや不安含みです。

----Blo-katsu AD----
----Blo-katsu AD----



コットン西村。
2番線 春風運ぶバターの香
バターの香はこぶ春風 2番線
(添削後)

中七の「春風運ぶ」は、
助詞「を」の省略か「が」の省略かが分かりにくい。

また、
上五に置くにせよ下五に置くにせよ、
季語のない「2番線」だけをワンカットにするのは、
二句一章の形式としてバランスが悪い。

一句一章で、
バタの香を呼ぶ春風の2番線

とも出来るし、
二句一章にするとしても、
春風や バターの香る2番線

と書くほうが形式上のバランスはとれる。



トラウデン直美。
はるかより愛の菓子待つ陽春や
陽春や ドイツの祖母の愛の菓子
(添削後)

表現が抽象的すぎたね。

作者の話によれば、
上五の「はるかより」は、
時間的な意味じゃなくて空間的な意味。
中七の「愛の菓子」は、
バレンタインチョコじゃなくドイツの祖母のクッキー。
どちらも読み手には伝わりません。

かたや添削句のほうは、
動詞「待つ」を省いた結果、
日本にいるのかドイツにいるのか分からなくなってるし、
主観的な「愛」という形容を残したことで、
やっぱりバレンタインチョコかと勘違いさせます。

明瞭に描写すれば、
陽春にドイツの祖母の菓子を待つ

のようになるはずです。



小山慶一郎。
春隣 姉と甥とバター待つ
春隣 バターの溶けてゆく時間
(添削後)

なぜ字足らずなのかしら???

意味としても、
《姉と甥と》でバターを待ってるのか、
《姉と甥とバター》を待ってるのか不明瞭だし、
まして、
《バターが溶けるのを待ってる》とは分からない。

添削句は「姉と甥」を切り捨てましたが、
姉と甥 バターの溶ける春隣

のように書けなくもありません。



千原ジュニア。
ざるに土筆つくし 手鍋耀かがようバターの香


中七の「手鍋耀う」は、
助詞「に」の省略ではありえないので、
あくまで助詞「が」の省略なのだけど、

意味として考えると、
《手鍋に耀うバター》とか、
《手鍋を耀かせるバター》ならともかく、
《手鍋が耀うバター》ってのはちょっと変なのよね。

耀う主体が「手鍋」なら、
いったい「バター」は何なのか?って話。

嗅覚に焦点を当てるなら、
笊に土筆 手鍋にバター香り立つ

視覚に焦点を当てるなら、
笊に土筆 手鍋にバター耀けり

どちらか一方で描写は足りると思います。



梅沢富美男。
蓋かぶせアサリバターを黙らせる
ここで蓋 アサリバターを黙らせよ
(添削後)

性懲りもなくクサい擬人化!

添削句のほうは、
全体をセリフ形式に変えることで、
クサい擬人化を人物の滑稽描写に変えてます。

苦肉の策ではあるけれど、
擬人化を添削する際の有効な手法なのかもね。



安藤和津。
大蒜にんにくのたっぷりバターは罪作り
罪作り バターに焦がす大蒜は
(添削後)

下五の「罪作り」は、
客観的な描写じゃなく主観的な判断なので、
俳句に用いるべき語彙ではありません。

ただ、
これもセリフ形式の表現に変えれば、
大蒜のたっぷりバター 罪な奴

みたいな滑稽句には出来るかも。

なお、
助詞の「は」で終わる添削について、
先生は例のごとく「余韻が云々」と説明してましたが、
ただの倒置法だよね…(^^;



清水アナ。
入社式の朝 バターナイフがない


これもセリフ形式で、
入社式の朝 バターナイフはどこ

と書いたほうがいいのかもしれませんね。



▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12



にほんブログ村 テレビブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.03.03 22:15:23
[プレバト俳句を添削ごと査定?!] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X