人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十』について 5 | 中杉弘の人間の探求

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460 ※人をバカにしないで、「どんな人でも成仏するのですよ」と名をしめして、不軽菩薩は大神通力をもったのです。不軽菩薩は、大神通力をもって法を説くと、誰にでも喜びを与えることができたのです。

 

 

 

人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十』について 5

 

「此の如く多年を経歴(きょうりゃく)して、常に罵詈せらるれども、瞋恚(しんに)を生ぜずして、常に是の言を作す、汝当に作仏すべし。」
 
此の如く多年を経歴(きょうりゃく)して、常に不軽菩薩はバカにされるけれども、怒りを生じないで、常に是の言を作して、「貴方は、必ず仏になります」と言ったのです。
「是の語を説く時、衆人(しゅにん)、或は杖木(じょうもく)、瓦石を以って、之を打擲(ちょうちゃく)すれば、避(さ)けて走り遠く住して、猶お高声に唱えて言(い)わく、」
 是の語を説く時、衆人(しゅにん)、或は杖木(じょうもく)、瓦石を以って、之を打擲(ちょうちゃく)すれば、避(さ)けて走り遠く住して、猶お高声に唱えて言(い)わく、
 「我敢(あ)えて汝等を軽しめず。汝等皆当に作仏すべしと。」
 我敢(あ)えて汝等をバカにせず。「貴方方は、仏です」と言ったのです。
「其れ、常に是の語を作(な)すを以っての故に、増上慢の比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷、之を号して常不軽と為(な)づく。」
 其れ、常に是の語を作(な)すを以っての故に、増上慢の比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷、之を号して常不軽と為(な)づく。

仏道修行をしている坊さん、尼さん、在家の男女は、これを名付けて「常に軽しめず」と名付けたのです。
「是の比丘終らんと欲する時に臨んで、虚空の中に於いて、具(つぶ)さに威音王仏の、先に説きたもう所の法華経の二十千万億の偈を聞いて、悉く能く受持して、即ち上の如き眼根(げんこん)清浄、耳(に)、鼻、舌、身、意根(にこん)清浄を得たり。」
 是の比丘が命が終らんと欲する時に臨んで、虚空の中に於いて、具(つぶ)さに威音王仏の、先に説きたもう所の法華経の二十千万億の偈を聞いて、悉く能く受持して、即ち上の如き眼根(げんこん)清浄、耳(に)、鼻、舌、身、意根(にこん)清浄を得たり。

命がつきるときに、威音王仏がでてきて、法華経の二十千万億の偈を聞いたのです。法華経は、二十八品です。それが、まだまだあるということです。この法華経だけでは終わりません。全ての偈を聞いて、不軽菩薩はこれをよく受持して、眼根、耳(に)、鼻、舌、身、意根(にこん)清浄になって、成仏することができたのです。
「是の六根清浄を得已って、更に寿命を増すこと二百万億那由他歳(さい)、広く人の為に是の法華経を説く。」
 是の六根清浄を得已って、更に寿命を増すこと二百万億那由他歳(さい)、広く人の為に是の法華経を説く。

これは、「生まれ変わって」という意味です。寿命を増すこと、二百万億那由他歳(さい)です。すごく長い生命を与えられて、広く衆生のために法華経を説いたのです。
「時に増上慢の四衆の、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、是の人を軽賎(きょうせん)して、為に不軽の名を作(な)せし者の、其の大神通力、楽説弁力(ぎょうせつべんりき)・大善寂力(だいぜんじゃくりき)を得たるを見て、其の所説を聞いて、皆信伏随従す。」
 時に増上慢の四衆の、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、是の人を軽賎(きょうせん)して、為に不軽の名を作(な)せし者の、其の大神通力、楽説弁力(ぎょうせつべんりき)・大善寂力(だいぜんじゃくりき)を得たるを見て、其の所説を聞いて、皆信伏随従す。

人をバカにしないで、「どんな人でも成仏するのですよ」と名をしめて、不軽菩薩は大神通力をもったのです。不軽菩薩は、大神通力をもって法を説くと、誰にでも喜びを与えることができたのです。

寿命が二百万億那由他歳(さい)も与えられているのです。その長い間、大神通力をもって、楽説弁力(ぎょうせつべんりき)・大善寂力(だいぜんじゃくりき)を得たるを見て、其の所説を聞いて、皆、不軽菩薩に従ったのです。
「是の菩薩、復千万億の衆を化して、阿耨多羅三藐三菩提に住せしむ。」
 是の菩薩、復千万億の衆を化して、阿耨多羅三藐三菩提に住せしむ。
「命終の後、二千億の仏に値(あ)いたてまつることを得、皆(みな)日月燈明と号づく。」
 死んだ後、二千億の仏に値(あ)いたてまつることを得、皆(みな)日月燈明と号づく。
 不軽菩薩は、二千億の仏に会って、供養することができたのですから、大功徳です。二千億の仏は、日月燈明といいます。(6に続く)

 

 

『妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十』

此の如く多年を経歴(きょうりゃく)して、常に罵詈せらるれども、瞋恚(しんに)を生ぜずして、常に是の言を作す、汝当に作仏すべし。

是の語を説く時、衆人(しゅにん)、或は杖木(じょうもく)、瓦石を以って、之を打擲(ちょうちゃく)すれば、避(さ)けて走り遠く住して、猶お高声に唱えて言(い)わく、

我敢(あ)えて汝等を軽しめず。汝等皆当に作仏すべしと。

其れ、常に是の語を作(な)すを以っての故に、増上慢の比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷、之を号して常不軽と為(な)づく。

是の比丘終らんと欲する時に臨んで、虚空の中に於いて、具(つぶ)さに威音王仏の、先に説きたもう所の法華経の二十千万億の偈を聞いて、悉く能く受持して、即ち上の如き眼根(げんこん)清浄、耳(に)、鼻、舌、身、意根(にこん)清浄を得たり。

是の六根清浄を得已って、更に寿命を増すこと二百万億那由他歳(さい)、広く人の為に是の法華経を説く。

時に増上慢の四衆の、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、是の人を軽賎(きょうせん)して、為に不軽の名を作(な)せし者の、其の大神通力、楽説弁力(ぎょうせつべんりき)・大善寂力(だいぜんじゃくりき)を得たるを見て、其の所説を聞いて、皆信伏随従す。」

是の菩薩、復千万億の衆を化して、阿耨多羅三藐三菩提に住せしむ。

命終の後、二千億の仏に値(あ)いたてまつることを得、皆(みな)日月燈明と号づく。

 

 

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