広島県福山市にある「みろくの里」の中の「ダイナソーパーク」で出会った恐竜を数回に渡って紹介します。
今回最初に登場するのは、パキケファロサウルス、学名は、「厚い頭を持つトカゲ」の意味です。
中生代白亜紀後期のマーストリヒチアン（約7,000万 - 6,600万年前）の現北米大陸西部に生息していた、いわゆる石頭恐竜の代表的なものの一つです。
体長4 - 8メートルです。
胴体はどっしりとした作りで、後肢と比べて短い前肢には5本の指がありました。
後肢は長くほっそりとしており、速く走ることができたと推定されています。
分厚い頭骨を持ち、この頭部を激しくぶつけあい、儀礼的闘争を行うことで群れ内部の順位を決めていたとする説があります。
テノンとサウルス、学名は、「腱のトカゲ」の意味です。
成体では体長は6.5-8 m、体高3 mの二足歩行で、体重は1-2tと推定されています。
特異に長く幅の広い尾を持っており、背部は骨質の腱で硬化していたとみられます。
この恐竜の化石格は、現在の北アメリカ西部のアプチアン後期-アルビアン （1億1500万年前-1億800万年前）の地層から発見されています。 
デイノニクスです。
体長3ｍに対し、体重は100kg以下で、動きが素早い恐竜です。
二足歩行で尾は細くしなやかな作りだったようです。
15センチメートルに及ぶ後肢の第2指の大きな鋭い鉤爪(シックルクロウ)が特徴です。
脳は他の恐竜よりも発達していたと言われています。
化石の発見状況から、デイノニクスは社会性を持ち、協力して集団攻撃を行っていた可能性があるとされています。
オルニトミムスです。
ダチョウに似たような体格をしており、恐竜界最速の時速６０キロメートルくらいで走れたと考えられています。
三本指の脚、細長い腕、長い首、鳥のような頭で特徴付けられます。
肉食恐竜からなる獣脚類でありながら口には歯がなく、くちばし状であったため食性が不明でした。
1995年にカナダで発見された非常に保存状態のよい同属の一種の頭部化石の研究からくちばしにアヒルのくちばしに似たスリットを多数持つことがわかりました。
この特徴から現生の水鳥のように植物を漉き取って食べる植物食の恐竜であった可能性があると考えられるようになっています。
アンキロサウルスです。
中生代白亜紀後期（約6,800万年前 - 6,600万年前）の現北アメリカ大陸に生息した植物食恐竜の属の一つです。
体長は約5.5 - 10.7メートル、体重は約4.5 -7トン。
戦車のように体を覆う装甲と、先端に大きな骨塊のついた尾をもち、装甲は楕円形の骨板と骨質のスパイクで構成されていました。
最大の武器である尾を左右にハンマーのように振り回すことにより、同時代の獣脚類のような天敵（主としてティラノサウルス）から身を守っていたと推定されます。
アパトサウルスです。
中生代ジュラ紀後期（約1億5,200万 - 約1億5,000万年前）の北米大陸に棲息していました。
全長は約21 - 26m、体重は推定方法によって幅がありますが、約24 - 32tという見積もりがあります。
群れを成して移動し、森林の木の葉を常食していたものと考えられています。
シノニム（異名）の1つに有名なブロントサウルス(Brontosaurus) があります。
現在でもブロントサウルスという名称の方に馴染みのある人は多いようです。
2015年の研究で「アパトサウルス」と「ブロントサウルス」とは別属との発表もあり、この発表に支持が広がっているようです。
プテラノドンです。
一般に最もよく知られている翼竜の一つであり、代表的かつ象徴的な存在です。
翼開長はロンギケプス種で約7 - 8メートル、ステルンベルギ種では約9メートルもの大きさになります。
骨格はいたって軽量な構造体となっており、推定体重は15 - 20キログラムと中型犬と同程度でしかありません。
筋力をあまり使わず、上昇気流に乗ってグライダーのように滑空し、陸地から数100kmも離れた海上へ飛んでいけたと考えられています。
今回、最後の写真は恐竜の卵です。
恐竜の卵の中には、恐竜以外の生物が突然変異で生まれてくることもあるようです（きっとウソです・・・）。
恐竜シリーズは、まだ続きます。
ちょっと長くなりそうですが、ヨロシクお願いします。
ランキングに参加しています。
応援のポチッを頂けたら幸いです。
