ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊 郡上八幡〜白川郷の旅②

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


前回に続いて、郡上八幡〜白川郷の旅について書いてみたいと思います。

水の町郡上八幡

岐阜県の中ほどに位置する郡上八幡は、長良川や吉田川などの清廉な流れに恵まれ、小高い山頂の郡上八幡城から見下ろす城下町は、町の中を水路が整備されて、今も人々の暮らしを支える大切な生活用水として利用されています。
また郡上八幡からは遠く白山を望むことができ、加賀、越前、美濃地方にまたがる「白山信仰」の地でもあります。


そんな郡上八幡の町並みを観光する際、車をどこに停めるのがいいか?という問題があります。
郡上八幡は山あいに広がる小さな町なので、町そのものは比較的コンパクトにまとまっていますが、駐車場の許容台数があまり多くないので、GWなど大型連休になると駐車場がすぐ一杯になってしまいます。
古い職人街や綺麗な水路を巡る小径など、見どころはたくさんありますが、そのつど車を移動させていると駐車場待ちに時間を取られてしまうので、町の散策には1カ所に車を停めて、歩いて回る方がいいと思います。


吉田川のほとりに「郡上八幡旧庁舎記念館」という古い建物があり、建物をはさんで表と裏に2つの駐車場があります。ここは30分まで無料、最初の1時間150円、以降30分ごとに50円と、仮に2時間停めても250円という格安の駐車場なのです。
朝9時を過ぎるとどんどん車が入ってくるので、なるべく早めに駐車場を確保して、ゆっくり町を散策するのがオススメです。

清らかな水が流れる水路に沿った小径を散策すると時が経つのを忘れそうになります。

水路には鯉がゆったり泳いでいます。単なる水路ではなく、ここに暮らす人々の大切な生活用水として、今もきちんと管理されて使われているというところがすごいことだなと思います。


水路の水は最終的には吉田川に注がれているようです。いわゆる生活排水なわけですが、鯉たちが有機物を食べ処理してくれているおかげで、吉田川にそそぐ水もそれほど汚れてはいません。うまく暮らしの知恵が生きているなと感じました。


小径を曲がると、昔懐かしい駄菓子屋のような佇まいの茶店があり、ひと休みしていくことにしました。


こういう、小さな山あいの町で過ごす1日。いいもんですね。
城下町の職人街で朝採れの筍と山蕗を買いました。他にもコシアブラやタラの芽などの山菜が店先に並んでいました。



それから私たちは郡上八幡のお城に登ることにしました。城下町の中心に安養寺という菩提寺があり、そこから山道を上がっていくと山頂にお城があります。
城のそばにも駐車場があるのですが、駐車台数が20台ほどしかなく、上の駐車場に停めようと思ったら、これもやはりなるべく早い時間を狙う方が賢明です。
運良く私たちは山頂の駐車場に停めることができましたが、下の駐車場からでも歩いて10分ほどの距離なので、のんびり歩いて上がるのもいいかもしれません。

天守閣から眺める城下町。
郡上のお殿様もこの景色を見たことでしょう。
ちなみに、現在のお城は後の時代に再建されたものなんだそうですが、当時の鎧や刀などさまざまな資料展示もあり、当時の歴史を知ることができます。

東海自動車道で白川郷へひとっ飛び

さて、郡上八幡の町を堪能した私たちは、それから東海自動車道に乗って白川郷まで足を伸ばしていくことにしました。

郡上八幡から白川郷まで高速で1時間ほどあれば行けてしまうんですね。奥飛騨の秘境といわれる白川郷がこんな身近にアクセスできるとは、本当に便利な時代になったものです。
東海北陸自動車道の飛騨高山を過ぎるとやがて全長11kmにもおよぶ長い長いトンネルに入ります。中央道の恵那山トンネルが8.5kmですからそれよりさらに2.5kmも長い一直線のトンネルです。
そして、その長いトンネルを抜ければ、白川郷のインターはすぐそこでした。


インターを降りてすぐの信号左手に白川郷の道の駅があるのですが、今回は白川郷道の駅には寄らず信号を右折して合掌造りの町並みを散策にいくことにしました。

sleepysheep-zzz.hatenablog.com
以前、白川郷を旅した記事もよろしければご覧ください。


ここから白川郷の駐車場まではわずか2~3kmの距離なのですが、ここで今回のゴールデンウィーク初の渋滞に遭遇してしまいました。おそらく駐車場待ちなのでしょう。車はノロノロと長い列を作っています。


私たちは時間つぶしにお蕎麦でも食べていこうと、国道から少し入ったお蕎麦屋さんに立ち寄ることにしたのですが、ここもまた空席待ちでかなり長い時間待つことになり、ようやくありつけたお蕎麦もつなぎの加減なのかあまり蕎麦粉の香りのしないお蕎麦でした。

店構えが立派で店の雰囲気が良かっただけにちょっと残念でした。

お蕎麦屋さんを出て、私たちは再び長い渋滞の列に合流しました。合掌エリアには車で入ることはできず、集落を通り過ぎて川を渡り、トンネルを抜けた先の臨時駐車場に回らなければいけません。そこで、奥さんと子どもたちを合掌エリアの入口で先に下ろして散策しておいてもらい、私1人で駐車場を目指すことにしました。


30分ほどノロノロ渋滞を過ぎると、ようやく駐車場に入ることができました。


広い河原に吊り橋がかかっていて、駐車場から大勢の観光客が橋を渡って合掌造りを目指していきます。日本人と外国人が半々くらいでしょうか?
周りの迷惑をかえりみず、細い吊り橋の真ん中で無理やり通行を遮って記念撮影をするのは不思議と中国人ばかりでした。


合掌造りの家が建ち並ぶ集落には何本かの通りがあり、いわゆるメインストリートのような通りには観光客がひしめいていましたが、1~2本メイン通りから外れると、意外に人の姿はまばらで、GWとは思えないくらいゆっくりと町並みを散策することができました。


集落の中ほどに小さな公園があり、地元の子どもたちがキャッチボールをして遊んでいます。日本が誇る一大観光地でありながら、一方でここに暮らす人々の普段通りの生活があり、茅葺の古い家の駐車場にはその家の車が当たり前のように停まっていて、軒先には洗濯物が風に揺れ、三輪車が無造作に転がっていたりしていました。


こんな風にここが「おとぎ話のような作られた箱庭」ではなく、「人々が暮らす生きた町」だからこそ、この深い山々と合掌造りのコントラストに大変な価値があるんだと思います。


白川郷の集落の少し奥の方に「明善寺」という合掌造りのお寺があり、合掌造りの建物の中を見学させてもらうことができます。

茅葺きの合掌造りの内側は、一階、中ニ階、二階、三階、さらに屋根裏と、全部で5層にもなっていて、しかもそれらの各層は薄くて軽い木を格子状に組んで作られているので、一階の囲炉裏で火を焚くと、その煙が格子の床を抜けて最上階の天井裏まで上がっていき、家全体が煙に燻される仕組みになっています。

この日も囲炉裏では絶えることなく小さな火が焚かれていました。

囲炉裏の上に吊るされた火棚が煙に燻されて黒光りしています。


他にも合掌造りの家を見学できるところはいくつかありますが、ゆっくりと見学するならだんぜん明善寺がおすすめです。



今までは「しんどい」「疲れた」「帰りたい」の連呼だったのですが、子どもたちも以前よりだいぶ成長して脚力がついてきたので、思ったよりゆっくりと白川郷の町並みを散策することができました。


もう1泊していきたかったのですが、明日は天気が悪く、山はかなり荒れるみたいだったので、私たちは西に日の傾いた白川郷をあとにして、家路につくことにしました。


唯一の失敗は、郡上八幡で燃料補給するのをうっかり忘れてしまったことです。

白川郷のスタンドでは軽油が1リッター165円してました。おそらく、日本で最も値段が高いのではないでしょうか?

最初、間違えてガソリンを入れてしまったのかと一瞬ヒヤッとしたくらいです。ガソリンに至っては190円くらいしてました。
ここで暮らす人にとってはこれが日常の値段なんですよね。そう思うと、白川郷の暮らしは冬の雪深さだけでなく、日々の生活も色々と大変だろうと思います。




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