ほわほわ神社生活

ほわほわ神社生活

神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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木野山神社(岡山県浅口市金光町上竹)

グーグルマップであちこちうろうろしていて気になる神社がありました。道の狭さと体力的に山道を歩けるかも気になりましたが行ってみました。

 

目次

 

 

【御祭神】

大山祇命 豊玉彦命 大己貴命

#御祭神不明ですが、分社なら本社と同じはずなので上記三柱の神になるかと。

【御由緒】

由緒看板もなく岡山県神社誌にもありませんが、手水鉢には明治十一年と刻まれていたことから、明治初期のコレラ禍で高梁市の本社から勧請された分社のひとつだと思います。

木野山神社への道】

山陽道鴨方インターの北側を東西にのびる県道155号から分かれて北へ向かう岡山県道382号へ進みます。西からだと坂を登りきった所にあるトンネルを出た直後に左折します。そのまま左へ進むと少しの間道が細くて不安になるかもしれませんがすぐに広くなります。その辺りにこんな注意看板が! 小さくてわからないですね😅

猿🐵の〇〇は怖いです😖

 

神社は山の中腹にあるのでここから3キロもありません。道は所々ミニバン一台が少し余裕がある程度になりますが、他は車二台がすれ違えるくらいの幅があります。

 

神社は遥照山を南からかなり上がった所で、山道(登山道?)を歩いて向かわねばなりません。

道は対向車をかわすためか山の上の方では路肩(未舗装)がぐっと広くなっている箇所がたくさんありました。

 

ダンプや大型トラックが通る道には見えないので延々バックしてこうした待避所? ですれ違う心配はしなくてもいいように思います。

 

山道に入って50メートルほどで道が分岐します。

下り坂途中から分岐の方を

左側を下ると左に池が現れ、

池の土手を進んだ後に奥へさらに200メートルくらい進むことになります。

池を離れて神社へ

最後は少し登って神社に到着です。

下のグーグルマップ(写真)で見ると山道がどう通っているかがわかります。

#山道は右側を進まないでください。どうなっているか見に行ったりせずに左です。山道の写真はルート順だと思うのですがお詣りして時間が経っているためにもしかしたら途中が一部そうでないかもしれないです。こんな感じの道だと分かるように貼っています。

【👩‍🦽車椅子使用の方のための情報】

未舗装で凸凹の山道を下っていかないといけません。神社近くは緩い登り坂のうえに、手前数十メートルは岩だらけで車椅子が通れるような状態ではなくなります。距離も県道からは400メートルほどあるので、行きはともかく帰りが登りで大変なことになるでしょう。こちらの木野山神社は車椅子の方は無理な参詣はしない方がいいと思います😔

 

 

【境内の様子】

木野山神社(磐座)

祠(注連縄が新しいのは各神社の春季大祭の頃だったからかもしれません)

横から

近くにある岩

手水鉢(お名前はボカシ処理をさせていただきました)

#奉納者名は本来見てもらうためのものでしょうけど、田舎では珍しい名字の人がかたまって住んでいることがあるため、どの神社でも昔の奉納者名もボカシてわからないようにしていますm(__)m

【おまいりをおえて】

お詣り後の感想ですが、この辺りの山に詳しくないと積極的にはおススメはできないです。その理由は県道にあった猿の注意看板や猪がいる証拠を目にしたことで、一人で何かあったら困ることになると思うからです。

 

池があるということはヤマカガシ🐍、山道にはマムシの恐れがあります。毒蛇は生態を熟知していないと避けにくいです。ヤマカガシは指を突き出さない限り噛まれて毒が入る心配はないとは思いますが、マムシはうっかりそばに足をおいてしまったら噛まれる可能性はあります。慣れていないと落ち葉の上にいるマムシは瞬時に見分けるのが難しいでしょう。さらに、木の枝にのぼっていることもあります。頭上を覆う枝にも念のため注意が必要になります。

 

今回は磐座が目的地です。荒い石垣に蛇が住みついているように、岩の隙間に隠れているかもしれません。常に人がいる生活圏の神社ではないことを忘れないでください。

 

さらにもし山道に草が伸びていたら西日本はマダニにも要注意です。長袖長ズボンに長靴、さらに虫よけスプレーもあればより安心できるかと。

 

こうした対策を万全にしたうえで、山や生き物に慣れている複数人でのお詣りなら大丈夫だと思います🙂

 

お詣りする気が失せるようなことを書きましたが、それでも惹きつけられるものがあるのは事実です。磐座は元々ある巨岩に小さな岩を並べて整えたように見えましたが正確なところは不明です。清々しいというよりは、何かがある(いる?)といった独特の圧力がありました。

 

今回うっかりしてしまったことを書きますと、神社(磐座)の後ろにも大岩が点在しているので周ってみたのです。神域の中には特別な場があることがあり、それは一般人には正直よくわからないものです。

 

後で「しまった。確認しなかった」と思って即お詫びしました。幸い今回は問題なかったようで助かりました。でも、地元の方々がずっと守ってきた場なので、余所者はあまりうろうろしない方がいいのだと思います。お詣りさせてもらう立場だと忘れないように気をつけて敬意を持ってお詣りしたいです😌

 

磐座の斜め後ろで白に近い色をした大きなシマヘビが現れました。そこで上記(神域)のことに気がついたという次第です。

 

木野山神社御祭神の一柱は大山祇神。山中の磐座に石長比売の父の社(祠)がある。木野山神社は里で暮らしていると忘れかける山(異界)というものを思い出させてくれるいい神社でした。