攻めが今ひとつ

楽天モバイルは家族割りや学割で攻め始めている。
内容がしょぼいのは仕方ないとして、もっと攻めまくってほしいものである。
ソフトバンクが移動体通信事業に加わった時、ドコモやKDDIは消耗戦になったら負けないと言っていた。
ソフトバンクが過剰な値引きを開始すれば、ドコモやKDDIはそれ以上の値引きをするという訳だ。
こうなれば金があるところが勝つことになり、当時のソフトバンクにはカネがなかった。

しかしソフトバンクは加入者情報を金に換える作戦で、資金を手に入れることが出来た。
これを原資として過剰値引きや、ついには高額キャッシュバックへと走り始めることになる。
おそらくこの頃が最も勢いがあり、ピーク時にはauの契約者数を射程内に入れた。

しかしその後はソフトバンク対策法などもあり、加入者を失い続ける事になる。
それを救ったのがYモバイルで、スマートフォンを安売りするのではなく安い料金プランで加入者を集め始めた。
いわば正当な競争に加わったことになり、Yモバイルは今も貢献している。

ソフトバンク同様のことが楽天に出来る訳ではないが、勢いを付けるためには何かきっかけが必要だ。
今のところ他社を脅かす存在にはなっていないが、かつてのソフトバンクのように純増数連続トップとでもなれば、他社も指をくわえてみていることが出来なくなる。

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