こんにちは!NY de Volunteer スタッフのひろみです。
ニューヨークでは、1月から2月にかけて寒い日が続きましたが、最近は暖かい日も増えてきました。とはいえ、3月でも寒い日がありますので、まだまだ寒暖差には注意が必要です。
日本はひな祭りが過ぎて、春の足音が聞こえてきましたね。春が待ち遠しいです!
さて、先日 Bronx Collaborative High School で日本語を学ぶ生徒さんが作った俳句をスタッフ一同で採点させていただきました。今日はその様子をご紹介いたします。
俳句採点ボランティアの経緯
いつも当団体がお世話になっているBronx Collaborative High Schoolの先生からご依頼を受けまして、日本語を学ぶ学生さんが作った俳句を採点するプロジェクトに挑戦しました。
今回の活動はすべてオンライン上で行われました。まず、生徒さん側で日本語で書いた俳句と俳句の意味をプレゼンテーション動画を作成して、 動画共有サイト(Flipgrid)にアップロードしていただきました。スタッフは、その動画を見て、俳句の採点表に評価を記載、フィードバックコメントの動画を撮影して動画共有サイト(Flipgrid)にアップロードするという形式で、16名の生徒さんの俳句を採点させていただきました。
生徒さんの俳句をご紹介!!
生徒さんから提出いただいた俳句のうち、俳句の掲載の許可をいただけた3名の生徒さんの俳句をご紹介いたします。
①「さようなら 怖がらないで 花咲けよ」
→高校卒業後、 怖がらないで 色々なことに挑戦していこう! そして「花咲けよ」という自分自身を鼓舞するメッセージが込められています。「花咲く」=「祈願成就」の意味で使われていて、日本人らしい言葉選びで素晴らしいですね。
②「動けない 受験に向かい 心身が」
→この気持ちは万国共通ですね!「動けない」が上の句、「心身が」が下の句にもってきたことで、より俳句らしい深みが出ていますね。
③「いろかかな きれいなひです はるはじまる」
(色香かな きれいな日です 春始まる)
→春の始まりの美しさを表現されています。日本もアメリカも春は美しいですよね。何といっても「色香かな」の言葉は上級者の言葉選びですね!!
活動を終えて(スタッフより)
採点に携わったスタッフからは、学生さんの日本語がみんな上手でびっくりした、俳句の季語や情緒といった深い部分まで理解していてすごいと思った、との声がちらほらありました。
ご紹介した3つの他にも風情ある俳句や気持ちをストレートに気持ちを表現した俳句、季節感がイメージできる俳句など素晴らしい作品が多々ありました。また、採点してみてスタッフが気づいたことは、あらためて俳句って難しい!!フィードバックしてあげる時、より適切な言葉を選んであげるのですが、これがなかなか難しくて、苦労しました。
日本人でも作るのが難しい俳句です。
Bronx Collaborative High Schoolの皆さんにとっても、とても大変だったと思います。
本当によく頑張りました!!お疲れさまでした。
俳句を通して、日本語の風情ある言葉が広がってほしいと願っております。
私も参加してみたい、ボランティアに興味があるという方は、ぜひボランティア募集メーリングリストにご登録ください!
★☆Twitter、Instagramでも情報配信中です。ぜひご覧ください☆★
Twitter:https://twitter.com/ny_de_volunteer
Instagram:https://www.instagram.com/nydevolunteer/
************************************************************************
イベント名:俳句採点プロジェクト
場所: オンライン ※ Flipgrid(動画共有サイト)
対象: Bronx Collaborative High Schoolの16名の生徒の皆さん
参加運営スタッフ:9名
日時:2/5/2021
************************************************************************