仕事ですぐに使えるモノの言い方伝え方は?シーン別・目的別にご紹介!

2024年4月5日

コミュニケーション術

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仕事ですぐに使えるモノの言い方伝え方は?シーン別にご紹介!

自分が選ぶ言葉によって、相手に与える印象は大きく変わります。

様々な仕事のシーンですぐに使えるモノの言い方伝え方の厳選フレーズをご紹介します。


 説明する


説明する時は、分かりやすい表現で、相手に失礼のない言葉を選んで内容を伝えましょう。

確認や強調のフレーズも大切です。


ポイント

  1. 説明は、要点を絞って端的に
  2. 折り目正しく、丁寧な言葉で
  3. 確認や強調の言葉も効果的に使う


要点をわかりやすくする


× □□が特徴です。また、△△という特徴もあります

〇 特徴は3点です。1つ目は・・・

※特徴や要点を羅列するような説明は、相手に伝わりにくいです。

最初に要点の数を挙げてから、各ポイントを簡潔に述べるようにしましょう。


<使い方>

この企画の特徴は、全部で3点あります。まず1点目は〇〇です。

次に2点目は△△です。そして、3点目は□□です。


説明の終わりに

× 以上で終わります

〇 ご不明な点はございませんか

※説明が終わったら、質問があるかどうかを確認するのがルールです。

話が長い場合やテーマが複数の時は、説明の途中に、キリの良い所で確認しましょう。


<使い方>

以上で私の説明を終わらせていただきます。何か不明な点はございませんか。


考え、思いを強調する

× 絶対に〇〇です

〇 過言ではないと思われます

※ビジネスシーンで自分の考えや思いを強調する時に、絶対という言い方はNGです。

さりげない言いまわしで、強く訴えることが大切です。


<使い方>

今回の成功の要因については、〇〇にあると言っても、決して過言ではないと思われます。


会議で発言する


会議では堂々と議論しながらも、出席者を不快にさせない言葉遣いを心がけましょう。

特に進行役は、丁寧な言葉でまとめていきましょう。


ポイント

  1. 冷静に、謙虚な姿勢で発言する
  2. 他人の意見をストレートに否定しない
  3. 様々な意見が出るように配慮する


間違いを指摘する

× それは間違いです

〇 間違っていましたら、ご容赦ください。

※会議の席でおもむろに間違いを指摘されて、良い気持ちになる人はいません。

こちらが下手に出れば、角が立ちません。


<使い方>

もし間違っていましたら、ご容赦ください。先ほどの〇〇さんのご指摘についてですが・・


指摘に答えられない時

×気づきませんでした

〇 ただいま、詰めております

※鋭い指摘に『気づきませんでした』と応じると、稚拙な印象を与えます。

大人の言い回しで、『目下、検討している』という姿勢を見せましょう。


<使い方>

その点につきましては、ただいま詰めている最中です


議論を本題に戻す

× 本題に戻ってもよろしいですか

〇 本日の議題は〇〇です。進行にご協力をお願いします

※本題からそれた議論は、遠慮がちな言い方では軌道修正が厳しい場合も生じます。

毅然とした口調で議題を再提示して、進行への協力を仰ぎましょう。


<使い方>

本日の議題は次年度予算についてです。時間も限られておりますので、

進行にご協力をお願いします。


電話をかける


相手への気遣いと敬意を含んだ丁寧な言葉で対応しましょう。

姿が見えない分、あなたが口にする言葉に対して、

相手が敏感になることも覚えておきましょう。


ポイント

  1. 相手の状況を確認してから本題へ
  2. 相手を上に置く丁寧なフレーズで
  3. 受け答えは折り目正しく


依頼事をする時

× お願いしたいことがあって・・・

〇 お時間を頂いてよろしいでしょうか

※いきなり本題へ入るのではなく、まず相手の状況を気遣うフレーズを

前置きするようにしましょう。携帯へかける場合は、特に注意が必要です。


<使い方>

ただいまお時間を頂いてよろしいでしょうか。実はお願い事がありまして・・・


伝言を頼む

× 伝言してもらえますか

〇 お言づけ願えますか

※伝言を頼む時は、相手の手間をかけさせることが前提となるため、

丁寧なモノの言い方でお願いしましょう。


<使い方>

明日のお約束を10時に変更したいと、お言づけ願えますか


相手が不在の時

× では結構です

〇 後ほど改めましてお電話させていただきます

※相手に折り返しの連絡をしてもらう必要がなくても、

あまりにぶっきらぼうな言い方は止めましょう。

その後どうするのか、どうしたいのか、自分の希望を丁寧に伝えましょう。


<使い方>

ご不在ですか。では、後ほど改めまして私からお電話させていただきます


電話を受ける


取り次ぎする時や担当者不在時は、受け答えに注意して、

臨機応変に対応しましょう。

丁寧で相手に信頼感を与える言葉を選びましょう。


ポイント

  1. 相手に失礼のない、丁寧な言葉で
  2. 担当者が不在の場合は、特に丁重に
  3. 確認の言葉を効果的に使う


電話と取り次ぐ

× では代わります

〇 ただ今お繋ぎいたします

※代わります。ではやや横柄です。〇〇でございますね。と指名された社員の名前を確認すると親切になります。


<使い方>

営業部の〇〇でございますね。ただ今お繋ぎいたしますので、少々お待ちくださいませ


かけ直しの提案

× どうしましょうか

〇 後ほど、こちらからお電話いたしましょうか

※電話を取り次ぐことができない場合は、電話口の相手に意向を聞くのではなく、

こちらから具体的な方法を提案しましょう。


伝言を受ける

× 了解しました

〇 確かに申し伝えます

※この一言で済ませるのは、誠意に欠けます。誰かに伝えます。と言い添えれば、信頼感を与えられます。


人脈を作る


挨拶は円滑な人間関係を保つための術で、会話の糸口にもなります。

印象よく、スマートにすることを心がけましょう。


ポイント

  1. 虚礼にならないように心を込めて
  2. さりげなく会話の糸口にする
  3. 折り目正しい態度で


初対面の人へ

× どうも、初めまして

〇 初めてお目にかかります

※どうも。を使うと、くだけた挨拶になります。特に仕事相手や目上の人に

対してはふさわしくありません。

初めまして。についてもより丁寧に言える余地があります。


<使い方>

初めてお目にかかります。私、〇〇社の□□と申します。どうぞよろしくお願いします。


久しぶりに会う人へ

× お元気でしたか

〇 ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです

※挨拶の場で、イエス、ノーを答えさせる質問を投げかけるのは、やや唐突です。

会話の糸口をつかむフレーズを使いましょう。


<使い方>

すっかりご無沙汰していまして、申し訳ございません。お元気そうで何よりです。


ゆっくり話せない時に

× また、そのうちに

〇 いずれ、改めまして

※あいさつ程度ですぐ別れるような時は、そのうちに。という気持ちを

大人のフレーズにすると、印象が良くなります。


<使い方>

今日はゆっくりお話ができなくて。いずれ、改めましてご連絡いたします。


別れ際で声をかける


別れ際の一言は印象に残るものです。社交辞令を含めて、

礼儀正しく、スマートなフレーズを押させておきましょう。


ポイント

  1. すっきりスマートに
  2. 上品な言い回しも覚える
  3. また会いたいと思わせる


来客を送る

× それでは

〇 どうぞお気を付けて

※別れ際に、それでは。だけでは、やや素っ気ない雰囲気になります。

相手を気遣う一言を添えるだけで、温かいフレーズになり、好印象になります。


<使い方>

それではここで失礼いたします。どうぞお気を付けてお帰りください。


片付けをする来客へ

× 後でやるからいいですよ

〇 どうぞ、そのままで結構です

※資料や茶碗などを片付けて帰ろうとするお客がいたら、ぞんざいな言い方は控え、

相手の気遣いへの感謝の気持ちを込めて声をかけるようにしましょう。


<使い方>

どうぞ、そのままで結構です。お気遣いいただきまして恐縮です。


しばらく会わない人へ

× では、またいつか

〇 またお目にかかれることを楽しみにしております

※いつか。という、次の機会があるかどうか分からない言い回しより、

また会いたいという意思が伝わる表現のほうが、好感を持たれます。


<使い方>

またお目にかかれることを楽しみにしております。どうぞお元気で


相づちを打つ


相づちは、相手との会話を盛り上げるための重要なツールです。

上手に話を引き出すことができれば上級者です。


ポイント

  1. きちんと聞いている姿勢を見せる
  2. 愚痴、自慢話には共感を
  3. 相手が話しやすいようにリードする


目上の人の話に感心する

× なるほど

〇 そうですか、勉強になります。

※なるほど。は自分のことを軽くみている。と思われる可能性があります。

目上の人の話を聞く時は、ふさわしくありません。


<使い方>

そうですか。それは知りませんでした。勉強になります。


目上の人の話に同調する

× 確かに

〇 全くその通りですね

※相手に同調する相づちは、偉そうな印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。

目上の人には、少しへりくだった表現を使いましょう。


相手の話しを引き出す

× それで・・?

〇 と、おっしゃいますと

※相手が何か言いよどんでいる時や、核心に触れるような話を引き出したい時は、

相手が話しやすくなるよう、ソフトに誘導しましょう。


<使い方>

と、おっしゃいますと、つまり、〇〇が原因ということですか?


仕事ですぐに使えるモノの言い方伝え方は?シーン別にご紹介!

依頼する


何かを依頼する場合は、相手が目下の人か、目上の人かに関わらず、

押し付けることなく、誠意ある態度でお願いしましょう。


ポイント

  1. 快く引き受けてもらえるような言い回しを
  2. 相手の都合や立場にも配慮した言葉で
  3. 内容や期日を曖昧にしない

部下・後輩に仕事を頼む

× これ、なるべく早めにお願い

〇 これを●日までにお願いできますか

※部下・後輩に対してのお願いでも、思いやりを欠いた言い方はNGです。

期日を明示した上で、相手の都合を聞きながら依頼しましょう。


<使い方>

企画書を明日の10時までに仕上げてほしいんだけど、お願いできますか


こちらの都合でお願いをする

× 一方的なお願いですが・・・

〇 勝手を申し上げ恐縮ですが・・・

※こちらの都合を是が非でも通すように受け取られ、相手に不快感を与えかねません。

恐縮している姿勢を見せるようにしましょう。


<使い方>

勝手を申し上げ恐縮ですが、次回のお約束は、●日の●時でお願いできますでしょうか。


目上の人に力を貸してもらう

× ご協力をお願いします

〇 お力添えをお願いします

※協力は力を合わせるという意味のため、目上の人に使う時は勧められません。

手助けしてほしいという意味合いを表現しましょう。


<使い方>

この件について、●●課長のお力添えをお願いしたいのですが


褒める


ごますりや嫌味にならずに、さりげなく相手を褒めることは難しいです。

特に、目上の人への言葉遣いには注意しましょう。


ポイント

  1. やんわりと自尊心をくすぐる
  2. 誠意を持って、さりげなく言う
  3. 目上の人には使う言葉を選ぶ

仕事への姿勢を褒める

× 素晴らしい仕事ぶりですね

○ やはり、●●さんでないと

※ごく当たり前の褒め言葉ではなく、自尊心をくすぐるのがポイントです。

相手を一段高い場所へ置くことで、その人ならではの特別さを際立たせることが

できます。


<使い方>

この分野に関しては、やはり●●さんでないとダメですね


話の中で第三者を褒める

× ●●さんには感心します

○ よくできた方ですね

※その場にいない人を褒める時は、上から目線の感心という言葉よりも、

経験を積んでいるというニュアンスのフレーズが無難です。


<使い方>

●●さんは経験豊かで、よくできた方だと、よく話をするんですよ


上司が仕事で良い結果を出した時

× すごいですね!

○ 感服いたしました

※年が少し上の相手であれば許されますが、肩書や年齢がはるか上の人は、

やや軽い言い方になってしまい、失礼な印象を与えてしまいます。


<使い方>

部長の先日のプレゼンテーションには、すっかり感服いたしました


いたわる、ねぎらう


どちらも、苦労や落胆への慰め、感謝を伝えるような場合に使います。


ポイント

  1. 相手の立場になって、言葉をかける
  2. 外部の人には、言葉を慎重に選ぶ
  3. 心を込めて、語りかけるように


提案が通らなかった時

× 仕方ないですよ

○ 今回は運が悪かっただけですよ

※『仕方がない』よりも、『こちらには非がなく、たまたまタイミングが悪かった』というニュアンスの言葉を伝えることで、相手は救われます。


<使い方>

気にしない方がいいです。たまたま今回は運が悪かっただけですよ


上司や年上の人へ

× 大変でしたね

○ お疲れになったでしょう

※『大変だった』『頑張った』は、立場が上の人が下の人へ使う言い方です。

目上の相手には、『お疲れになった』という言葉が適切です。


<使い方>

今回のプロジェクトは長期間でしたから、さぞお疲れになりましたでしょう


難航した仕事の終わりに、取引先へ

× 色々とご苦労をおかけしました

○ ご厚志を頂きましてありがとうございました

※難航した仕事や長期プロジェクトが終わった時には、相手の好意や親切に対する感謝の表現をしっかり言うのが、大人の作法です。


<使い方>

このたびは、長期にわたってご厚志を頂き、誠にありがとうございます


注意する、指摘する


しこりを残さずに注意をするのは意外に難しいです。

節度ある言葉で、的確に伝えることが重要です。


ポイント

  1. ストレートな言い方をしない
  2. 相手の立場を考慮する
  3. 冷静な態度で話す


上司の指示が間違っている時

×それはおかしいですよ

○ 確認したい点があるのですが、なぜ●●なのでしょうか

※上司の間違いをストレートに否定すれば、感情を逆なですることもあります。

確認する形で疑問を投げかけるようすれば、角が立ちません。


<使い方>

失礼とは存じますが、確認したい点がございます。なぜ、ここはこうするのでしょうか。


部下が仕事でミスをした時

× しっかりしろよ!

○ ●●さんらしくないね

※頭ごなしに注意すると、しこりを残すことも。相手の日頃の姿勢を認め、

自尊心をくすぐりながら、やんわり論しましょう。


<使い方>

こんなミスをするなんて、●●さんらしくないね


取引先への指南

× これでは話が違います

○ 納得しかねます

※想定外のひどい結果になった場合、つい感情的になりがちですが、

冷静な態度で、主張を通すことが大切です。


<使い方>

これでは弊社としては、納得しかねます。何とか、改善策をお願いできないでしょうか。


要求する


要求する時は、一方的なモノの言い方をしたり、高圧的な態度になりがちですが、

相手の立場に配慮したフレーズを選びましょう。


ポイント

  1. 高圧的な言動をとらない
  2. 相手の立場を考慮した言葉で
  3. 凛とした調子を保つ

注意を促して、念を押す時

× くれぐれもお願いします

○ あらかじめご了承ください

※くどい印象を与えます。大事な事柄について、相手の再確認や注意を喚起する時には、

大人の言い回しで、ソフトながらも確実に要求しましょう。


<使い方>

くどいようですが、○○については、あらかじめご了承ください


やる気を出してもらう時

× もっと頑張ってよ

○ 実力を発揮するチャンスだよ

※モチベーションが上がらない人には、ただ、『頑張れ』と言うのではなく、

実力を認めていることを匂わせて、自尊心をくすぐるのが有効です。


<使い方>

ここは1つ、●●さんの実力を発揮する、いいチャンスですね


取引先に、こちらの事情を察して欲しい時

× 分かってください

○ お汲み取りください

※感情をそのまま表さず、『こちらの苦しい事情も分かってください』

という気持ちを、婉曲的に伝えるのが大人です。


<使い方>

私どもも、精一杯やらせていただいています。どうかお汲み取りください。


反論する


反論する時は、真っ向から否定するのではなく、相手の意見を受け入れつつ、切り返すのがベストです。


ポイント

  1. 全面的に否定しない
  2. 相手を尊重するニュアンスを入れる
  3. 下からモノを言う態度で臨む


やんわりと反論する

× それはおかしいですよ

○ おっしゃることは分かりますが・・

※相手の意見を正面から否定すれば、感情的に聞こえる場合もあります。

一度相手を立ててから、反論しましょう。


<使い方>

●●さんのおっしゃることは分かりますが、こんなデータがあります。


角を立てずに反対する

× 絶対に反対です

○ 見解の分かれるところです

※全く賛同する余地のない意見でも、相手の気持ちを考慮する必要があります。

婉曲に反対表明すれば、しこりを残しません。


<使い方>

どうもその辺りは、見解の分かれるところです。こちらとしては・・


上司や目上の人に対して反論する

× ちょっと違いませんか

○ お言葉を返すようですが・・・

※目上の人に反論するには、ワンクッション置くのがコツです。

前置きの言葉や、質問の形で切り出すなど、工夫が必要です。


<使い方>

お言葉を返すようですが、○○課長のご意見にはやや理解しかねるところがございます。


断る、辞退する


断ったり、辞退する時には、角の立たない言い回しで含みを持たせつつも、

はっきりと意思表示することが大切です。


ポイント

  1. 表現は婉曲に。意思表示ははっきりと
  2. 相手のメンツを潰さない
  3. 真摯な態度で応対する


やむを得ず断る

× 残念ですけれど・・・

○ 誠に不本意ではございますが・・

※やむを得ない事情で仕事を断る時は、『本当は受けたいのですが』という

含みを持たせたフレーズで応対しましょう。


<使い方>

誠に不本意ではございますが、今回はお受けできません


スケジュールが合わない場合

× その時間は都合が悪いです

○ あいにく先約がございまして

※先方の希望する時間帯がふさがっている場合に、『都合が悪い』と言うだけでは、

尊大に聞こえることもあります。

やんわりとした表現で次の機会につなげましょう。


<使い方>

申し訳ございません。あいにくその時間は先約がございまして、例えば、○時ではいかがでしょうか


顧客や目上の人からの厚意を辞退する

× お断りします

○ お気持ちだけ、ありがたく頂戴いたします

※否定の形を取らずに、厚意や心遣いに恐縮しますというニュアンスを込めましょう。


催促する


仕事の進行や入金状況など、催促をする場面は意外に多いです。

感情を逆なでしないスマートな言い方を心がけましょう


ポイント

  1. 後にしこりを残さないフレーズを選ぶ
  2. 相手も承知している前提で話す
  3. 感情を抑えた言動を心がける


懸案事項の返事を催促する

× 先日の件、どうなりましたか

○ 先日の件、ご検討いただけましたでしょうか

※一方的に用件を伝えると、横柄な印象を与えてしまいます。

相手の返事を促すケースでは、丁寧な言葉で先方の様子を尋ねましょう。


<使い方>

お忙しいところ、誠に恐縮ですが、先日の件はご検討いただけましたでしょうか


仕事の進み具合が遅い部下への催促

× まだ終わらないの。早くしてよ

○ 慎重なのもいいけど手際の良さも大事だよ

※仕事の遅さをストレートに注意しては、逆効果の場合も。

遅いということは慎重さの表れを前向きに評価したうえで、

さりげなくベースアップを促しましょう。


<使い方>

慎重さを大切だけど、手際の良さも大事だよ。●●さんにそれがあれば、怖いものなしだね


入金を催促する

× 入金がまだですが・・・

○ 行き違いでしたらご容赦ください

※『入金がまだ』では、配慮に欠けます。相手を追い詰めず、

事実をきちんと伝える言い方が得策です。


<使い方>

恐れ入ります。ご入金がまだのようですが、行き違いでしたらご容赦ください


仕事をスムーズに進めるための目的別モノの言い方伝え方

仕事をスムーズに進めるための目的別モノの言い方伝え方パート1

ビジネスシーンで相手に何かを伝える際、モノの言い方で成否が決まります。

言葉が持つニュアンスの違いで、相手に与える印象が大きく変わるからです。

モノの言い方のストックは多ければ多いほど良いですので、

少しずつでも増やしていきましょう。


依頼する


無理を承知でお願いに上がりました


無理を言いますが、特別な計らいをしてほしいという意味ですので、

使えるのは信頼関係がある相手のみです。初対面の相手には使わないようにしましょう。


身勝手なお願いとは承知しておりますが


ビジネスではわがままは許されないことですが、あえてこのように言うことで、

へりくだってお願いする気持ちを伝えることができます。


実績のある御社に是非ともお願いしたいのですが


実績があると言われれば、相手は悪い気はしません。

いったん相手を持ち上げてから依頼する言い方であれば、

相手も嫌とは言いにくくなります。


切にお願い申し上げます


何としても相手に依頼を聞いてもらいたい時に使う表現です。

切羽詰った状況を相手に伝えるのが狙いです。


どうかこの点だけはご理解いただきたく


どうしても分かってほしい事情を、相手に訴える時に使うフレーズです。

『この点だけは』と限定することで、相手が承諾しやすくなります。


断る


お力になりたいのはやまやまですが


相手の厄介な頼みを断る際に、

『できません』と率直に言うと角が立ってしまいます。

相手の苦しい気持ちを気遣って、

『協力したい気持ちはあるが、できない』という表現です。


誠に心苦しいのですが


引き受けることができず、申し訳ないという気持ちを表します。

似たような表現として『誠に残念ですが』という言い方もありますが、

『心苦しい』と言ったほうが、より、辛いニュアンスが伝わります。


何とかできないものかと考えたのですが


依頼を何とかして引き受けられないかと検討してみたが、

こればっかりは難しかったという婉曲表現です。

相手をなるべく傷つけないように気遣った言い方です。


お役に立てず申し訳ないのですが


援助や協力を頼まれた際、相手の気分を害さないように断る時に使う

定番フレーズです。

自分に力量がないため、あなたのお役にたてないと

謙遜しているニュアンスが伝わります。


今回は無理なのですが、次回はぜひ


今回はたまたま都合がつかないだけであって、

お誘いや提案自体は嬉しいというニュアンスを込める言い方です。

上司や取引先から酒席に誘われたが、都合がつかない時の決まり文句です。


せっかくお声をかけてくださいましたのに


誘ってくれる好意はとてもうれしいが、

都合がつかず断らなければならない時の言い方です。

『せっかくお声を』という部分に、

いかにも残念という思いをにじませて伝えましょう。


反論する


私が先ほど申し上げたのは


自分の意見が相手に誤解されていたり、理解されていなかったりした際、

『そんなことは言ってません』と口にすると角が立ちます。

説明をし直す前に、このフレーズを添えるとスマートです。


今一つ分からない点がございまして


上司や目上の相手の意見に納得できない時、

『それはおかしい』と直接はいいにくいものです。

このフレーズであれば、

『自分が分からないので教えてください』

というスタンスを打ち出せます。


私の記憶違いかもしれませんが


上司の言い分が明らかに間違っていても、

そのままズバリ指摘すると角が立ちます。

上司の立場に配慮して、

このフレーズを自然に前置きに入れられてこそ大人の対応です。


少し誤解があるようですが


相手の認識が間違っている時、婉曲的に指摘する定番フレーズです。

『少し』をつけ加えることで、

『そんなに大した問題ではないのですが』

というニュアンスを込められます。


身のほどを知らず生意気なことを言うようですが


『未熟者の私が発言することははばかられる』という謙遜した表現です。

かなり目上の人や地位の高い相手に対しての表現です。

少し大げさな言い方のため、普通の会話には向きません。


確認させていただきたいのですが


上司や取引先が提示した仕事内容が、自分が把握していた内容と違う時に使えます。

婉曲表現ですが、この一言を加えることで、

納得していないことを匂わせつつも、前向きに方向性や詳細を確認できます。


大変申し上げにくいのですが


相手の間違いを指摘したり、反論したりする時の万能フレーズです。

相手の立場を配慮して、

『こんなことを言うのは本意ではないのですが』

という気持ちをにじませることができます。


注文をつける


僭越ながら


僭越とは、自分の立場や地位を越えて出すぎたことをするという意味です。

『出すぎたことですが』とへりくだった気持ちを示すシンプル表現です。


あれこれ申し上げて恐縮なのですが


仕事を進める上で、取引先の相手に注文をつける際や、

お客に対して販売条件を示す時などに有効です。

ビジネスシーンでは、こちらのお願いは恐縮しながら伝える意識・態度が必要です。


お願いの仕方が悪かったのかもしれませんが


相手がこちらの要求や希望を理解してくれなかったり、

間違えていたりした場合に何と言えばいいか、迷うところです。

『あなたが悪い』ではなく、

『こちらのお願いの仕方が悪い』

とあえて言うのがビジネス的に正解です。


よいと思うのですが、1つだけ


相手の主張や意見を認めたうえで、

自分の意見も受け入れてほしい時の言い方です。

最初に肯定的に褒めることで、

全面的な反論や疑問ではないことを相手に伝えられます。


欲を言えば


『ここが不満です』と言うのは直接的すぎます。

提示された条件や内容にプラスαを要求したい場合、

『今のままでも不足はない』と思っていることを伝える表現です。


●●するとさらに良くなると思うのですが


上記の『欲を言えば』の応用版です。

相手が提示した内容にまだ足りない点や自分が満足できない点がある時は、

相手の気持ちを逆なでしないように言いましょう。


強いて言えばこの部分を


この表現も『欲を言えば』と同種の言い方です。

相手が練り上げた案や仕上げた仕事があともう1歩の時などに使いましょう。

自分は不満な点があるが、それを『強いて言えば』という言葉で

やんわりと表現することができます。


催促する


急かすようで申し訳ないのですが


納期厳守はビジネスの常識です。

相手に納期確認をするケースは頻繁にあります。

何も考えずに、『どうでしょう?』と聞くのではなく、

こうした前置きを入れるようにしましょう。


ご相談の件の進捗はいかがでしょう


目上の相手や取引先などに、今進めている企画やプロジェクトの進行具合を

尋ねる時に使えるフレーズです。

本当は急いで欲しい時にも、あえて確認の形で進捗を聞くのがスマートです。


お送りしたメールは届いておりますでしょうか


メールが既に相手に届いていることは、分かっています。

対処してくれているかどうかが知りたい時に、

その催促をメール着信の確認で

代用している点がこの言い方のポイントです。



お手伝いできることはありますか


上記の『お送りしたメールは届いておりますでしょうか』の応用版です。

実際に手伝うかどうかは問題ではありません。

言外に、『進行が遅れているようだが、大丈夫ですか』

という確認を込める伝え方です。


ご面倒をお願いしていながら恐縮なのですが


既に依頼・受諾が成立している状況で、納期確認をしたい時などは、

この一言を挟みましょう。

例えば、

『厄介な仕事を頼んでいることは承知しているが、何とか納期までに仕事を終えて欲しい』と伝える際に合わせて用いるとベストです。


お手すきの際にご確認いただきたいのですが


いくらこちらが急いでいたとしても、顧客や得意先を相手に

『すぐ確認してほしい』とは言いにくいです。

このようなケースは、『お手すきの際に』の一言が便利です。

どうしても急ぐ場合は、『恐縮ですが』と前置きして、期限を伝えましょう。


お返事(ご一報)だけでもいただければありがたく存じます


確認をお願いする際の定番フレーズです。

依頼に対して相手が検討しているか否かをはっきりさせたい時、

『お返事だけでも』という言葉で言い換えているのがポイントです。

『ご一報』のほうが切迫感が伝わりやすくなります。


喜びを伝える


恩に着ます


周囲から何か手助けしてもらった時、

やや気軽にお礼を述べる場合に使える一言です。

相手が受けた親切に感謝を伝えるフレーズです。

なお、目上の相手に使うと失礼に当たるので注意しましょう。


望外の喜びです


望外とは、自分が望んでいた以上に良いことの意味です。

つまり、相手からの思いがけないほどの厚意や評価に対して、

大変嬉しいという気持ちを表す時に使います。


思いもよらずありがたいことで


期待していなかったのに親切にしてもらった時などに、感謝の気持ちを伝える言葉です。

思いもよらずの一言に、予想外の喜びのニュアンスを込めることができます。


ただただ、感謝申し上げます


このフレーズのポイントは、『ただただ』です。

この一言をつけ加えるだけで、お礼の言葉がとても生きてきます。

目上の人からうれしい申し出などを受けた場合、

これ以上の喜びはないという気持ちが表現できる便利な言葉です。


こんなに嬉しいことはありません


相手の心遣いへの感謝を表したり、相手の尽力のおかげで物事がうまく

進んだりした時など、様々な場面で使えます。


ご親切が身にしみます


自分がひどく困っている時、相手から親切にされたり気を使ったり

してもらうと、やはり嬉しいものです。

その嬉しさを、『身にしみます』

という言葉に凝縮させて使うフレーズです。


ねぎらう、慰める


本当にご苦労さまでした


上司や先輩が、部下の仕事をねぎらって言う基本表現です。

目下の者が目上の相手に使う言葉ではないので注意しましょう。

『お疲れさま』というフレーズであれば、目上の相手に使ってもOKです。


ゆっくりお休みください


休息を勧めることで、ねぎらいの気持ちを表現する言い回しです。

大きなプロジェクトを成し遂げた時、退職した時、体調を崩して入院した時など、

このフレーズの守備範囲は広いです。


大変でしたね


思わぬ異変に遭遇したものの、解決・沈静の目処がついてきた時に使う一言です。

例えば、仕事でトラブルが発生した時、病院で入院した時などに、

優しく声をかけましょう。


気に病むほどのことではありませんよ


仕事の結果が思わしくなく落ち込んでいたり、

人間関係のトラブルに巻き込まれて沈んでいたりした際、

このフレーズで落ち込んだ相手を慰め、

心理的負担を軽くしてあげる効果が期待できます。


私にも似たような経験があります


失敗して落ち込んでいる人がいたら、この言葉を使いましょう。

特に、自分が先輩や上司の立場なら、

『自分にも失敗がある』と過去の経験を告げることで、

相手も前向きな気持ちになれることがあります。


誰にでも失敗はありますから


失敗で落ち込んでいる人を元気づける定番表現です。

これをさらっと言えるぐらいの余裕を持つと、格好よく映ります。


かえってよかったのかもしれませんよ


事態が思わぬ方向に進んでしまい、

相手が深く沈んでいる時の慰め言葉です。

『それでも結果は悪くないですよ』と伝えることで、

相手を励ますことができます。

まさに大人のセリフです。


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