禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

第45回 禅体験会のお知らせ(2024.06開催)

坐禅市民サークル「禅と茶の集い」では、今年も初心者のための「禅体験会」を開催します。

 

今年は6/14,6/21,6/28の金曜日3回に分けて「禅と茶の集い」の魅力をお伝えしようと企画中です。

年齢性別問わずどなたも歓迎ですのでお誘いあわせのうえ、ご参加ください。

 

日 時 

2022年6月14日(金) 18:30〜20:00

   6月21日(金) 18:30〜20:00

   6月28日(金) 18:30〜20:00

 

会 場 

千葉市中央コミセン 5階・茶室 ※6/28は6階の和室・会議室なります

千葉都市モノレール・市役所前駅 徒歩1分)

 

テーマと講師

16日 坐禅について・坐禅の実習  東上床健二(寺子屋吉田書店主宰)

21日 禅と茶道・呈茶        栗田和夫(中央工学校講師)  

28日 脳科学と禅・ワークショップ    太田東吾(精神科医)  

 

当日のスケジュール

18:15 受付

18:30 講義

19:20 実習(14日は坐禅、21日は呈茶,28日はワークショップ)  

 

参加費 3日分 一般1500円 学生 1000円

 

定 員 10名程度

 

申し込み 鈴木 電 話:043-241-5376

        メール:s.s.gisonアットnifty.com     

        ※ アットを「半角の@」に変更して送信ください。

 

 

 

 

宝樹院だより(15)お寺でお灸体験のご報告

別サイトに投稿していたので報告が遅くなりましたが、2024年5月12日(日)に第1回宝樹院焙烙灸の会が催されました。

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鍼灸師3名、鍼灸卒業生、学生3名が中心となりボランティアの方々のお手伝いもあり合計39名の方々にほうろく灸体験していただけました。

 

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そもそも仏教もお灸も奈良時代の前くらいの同じ時期に中国大陸からもたらされたと言われておりとても近しい間柄です。

ちなみにお茶も同じ仲間だったりします。

 

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ほうろく灸は素焼きの焙烙皿を頭の上に載せお皿の上でもぐさを燃やす間接灸で、日蓮宗真言宗のお寺で夏場に行われる催しでした。

 

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数年前の写経会あとに泰淳和尚さんとおしゃべりしているうちにほうろく灸の話題となり興味を持っていただけました。

 

積極的な和尚さんなので松戸の本土寺のほうろく灸に参加したり、私がボランティア参加したアースディのモグサアフリカによるお灸イベントにも参加され昨年度は情報収集、準備、そして坐禅会メンバーへの試運転などちゃくちゃくと進めてきております。

 

そしてこの度正式なお寺の行事として「宝樹院焙烙灸」が行われました。パチパチパチ!

 

以下から宝樹院公式サイトにリンクしてます。

houjuin1353.com

 

イス坐禅in AP東京八重洲 Xルーム

昨年6月からAP東京八重洲 Xルームを会場にして始まったイス坐禅会。

講師は円覚寺派管長 横田南嶺老師です。

横田老師は全国から講演や坐禅指導などで引っ張りだこですが、聞くところによるとこのイス坐禅講習会は持ち込み企画だそうです。

 

昨年秋頃より何度か申し込みしようとしたものの定員が30名でいつもSOLD OUT。

今回の通知はGW中だったので、期待して駆け込むと残り4席でなんとか間に合いました。

 

18時に到着して間もなく老師も入場され受付開始です。

参加者は全員スーツ姿と思いきや若い女性や年配の方々もいたので安心しました。

 

会議室に入るとどら焼きときんつばとお茶、それに薄手のフェイスタオル2枚、ゴルフボール1個がセットされておりました。

 

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講習会はタオルとボールを使った首、肩、足からデコンディショニングからスタートです。

横田老師も会議室のせいか、いつも以上ににこやかで擽りトークもさえ和やかな雰囲気で心も体も緩んでいきました。

 

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デコンディショニングの締めには腰椎5番を意識した立腰。

そのあとは会場の照明を落としてイス坐禅15分ほどしました。

 

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坐禅続いて臨済録のミニ提唱。

「無事これ貴人」

白山道場の坐禅会がなくなってしまった今となっては提唱は短時間と言えどもとてもありがたかったです。

 

1時間をゆうにすぎトイレ休憩をとったあとは立位での緩やかな左右への重心移動から再開です。

これもワークショップ?デコンディショニングの続き?と思いきや、徐々に動きを小さくしていき、なんと最後はイス座位で足の裏への集中した坐禅へと誘われていきます。

 

よく足心呼吸とか、踵から息を吸うとか坐禅をしてると指導されますが、正直ピンとこないし上手くできた試しがありませんでした。

 

ですが今回のように裸足の重心移動からだとわずかに浮かせた足の裏、その踵の下辺りに流れる微かな風の流れがはっきり感じられ、短時間ですが「今、足心呼吸してるかも‼️」って感じました。すごい‼️

 

講習会の最後は質疑応答タイム。

30人と少人数、しかもお寺以外の会場だからか老師との距離が心理的もグッと近しく感じられちょっと驚くような質問もありました。

 

・腰脚足心の心とは?

・気海と丹田の違いは?

・どんなふうに老師は悟られたのか?

などなど老師の答えもとても興味深い内容でした。

 

散会後には勿体なくも老師が私の席にお立ち寄りいただき感想を尋ねられました。

円覚寺や白山道場だと緊張しまくりの私ですが今日はいつもよりはまともに受け答えできたようです。(;^_^A

 

最後に感想ですが今回の講習会で一番ありがたかったこと!

それは会場もスライドも撮影OKなことです。(参加者への配慮はしたうえで)

 

これは滅多にないことで横田老師の拘らない、囚われないオープンマインドが顕れていると思いました。

 

今回で12回、イス坐禅講習会も一周年ですね。

おめでとう御座います。

 

現代社会や日常生活のそばにあるイス坐禅、末長くご指導お願いします。

 

 

「禅と茶の集い」便り(411)戸塚先生の話

本日はGW直前、4月の第4週の金曜日。

ということでいつものように精神科医の太田先生によるワークショップがありました。

 

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ワークショップ途中で私が最近興味を持っている「がんサバイバー」ブログなどで「瞑想」が注目されている話もさせていただきました。

 

不思議なことに別れ際にYuさんから「戸塚先生の番組が今晩ありますよ」と教えていただきました。

 


定例会の輪読でテキストとして使用している佐々木閑先生の「宗教の本性」にも紹介されている物理学者 戸塚洋二さんのことです。

 

2009年に「あと数か月の日々を」という45分の紹介番組が「時をかけるテレビ」として15年ぶりに紹介され、ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章さんなどの当時を知る方々の一緒に見返すという番組でした。

 

15年前にがん患者だった戸塚さんが訴えられていた患者サイドからの体験の集積についてはデータベース化が実現しつつあることも最終章で紹介されております。

 

5/3まではNHK+を利用すれば無料、それ以降は有料となりますがNHKオンデマンドで視聴できるそうですのでぜひ一度ご覧ください。 NHK 

第88回 円覚寺夏期講座(栗山監督・小川隆先生・帯津先生など超一流の講師陣)#イベント

年度初めでバタバタして、、、というより春うららで頭もボンヤリしていてご案内が遅くなってしまいました。(;'∀')

今年の5/31・6/1・6/2に開催される円覚寺の夏期講座のご案内です。

 

まずは9時から横田館長さまの提唱。

昨年に引き続き「信心銘」です。

信心銘は全篇146句、584字から成り作者は三祖 僧さん禅師の著作とされています。

昨年は参加できなかったもので進捗がわからないのですが、あたりをつけて予習していければと思っております。

 

午前の後半は栗山監督、小川先生、帯津先生と超一流の講師陣による講習があります。

午後からは斎座、イス坐禅会、仏殿祈祷会、境内特別拝観と夕方までぎっしりのプログラムです。

 

午後のプログラムは昨年から始まったのですがご準備される円覚寺スタッフの皆さんのご苦労は如何ばかりかとお察しいたします。

しかし遠方から参加する方にとって午前中だけのプログラムでは寂しかったので、昨年からの昼食ありの丸一日のイベントは参加しごたえのあり大歓迎だと思います。山下

 

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「禅と茶の集い」便り(410)

佐々木閑の宗教の本性も後半に入りました。

 

※宗教の多様性を容認する

阿弥陀仏にすがることで「死んだあとは極楽浄土に行ける」と信じることができたとしたら,市の恐怖に打ち勝つことができるでしょう。

しかし科学を信じる現代,釈迦の教えに従ってゆっくりとでも自分を改造する道を歩むしかない。

 

お茶を飲みながらAIの進歩により翻訳から人間にとって代わる色々なロボットなど精巧なものが心の面まで入りうるのか,それが問題だ。

豚の腎臓が移植されるようになったら病院の形態も変わりつつある。患者が来なければ経営は成り立たない。

さて政治家の心の問題は?

静岡の川勝知事,群馬の山本一太,裏金などについて話し合う。

 

亭主は山下さん,菓子は草餅

参加者は少なく4人,ちょっと寂しい。

 

来週は6時より一柱香,5時より随坐もできますので計,二炷香も可。  登坂

 

花園大学サテライト講座参加しました

有楽斎展を堪能した後、大手町まで移動して花園大学サテライト講座に参加してきました。



今年のサテライト講座も今日が最終回ということで円覚寺の横田老師も登壇され、講師のお二人の紹介から幕開けです。

 

前半は駒沢大の小川隆教授の「柏樹子の歴史」。

佐々木先生、横田老師が聴講されていることもあってかヒートアップ!

会場が熱気に包まれました。

何度聞いても小川先生の公案禅は分かりやすく素晴らしかったです。

 

後半は佐々木閑先生の「未来社会における仏教」

これがまたぶっ飛んだ講演で驚きました。

 

途中からうんうんうなづき続ける自分に気がついて苦笑しまくりです。

 

最新の宇宙物理学から仏教かたっちゃうんですから、まるで凄腕のペテン師顔負けです。

 

お二人の講演3時間で3000円はとてもお安い‼️

しかも花園大学トートバッグ(布袋),禅文化研究所クリアファイルのお土産付きなんて素晴らしすぎです。 山下

信長の弟 天下の武家茶人 織田有楽斎展

有楽流師範の佐藤先生からお勧めされていた有楽斎展ようやく観覧できました。

開場は六本木に移設されたサントリー美術館です。

 

ちなみに昨日の禅と茶の集い週例会で茶道の大先輩が今日,2度目の観覧予定とのことでご一緒させていただきました。

 

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4階と3階に展示室が分かれており11時から学芸員さんによるレクチャーも30分ほどありました。

 

10時半ころに入場し4階を軽く見て回ったところでアナウンスが入ったので6階の会場でレクチャーを受けます。

 

とても分かりやすいガイダンスで織田有楽斎愛を感じるようでした。 ちょっとハーフでスリムな美人学芸員さんだったことが評価アップのポイントなのは社内秘です。(笑)

 

中途退場して大石先輩が前回食べそびれたというサントリー美術館内の生麩懐石をいただきました。

 

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お麩とはいえとても食べ応えがありしかもヘルシー!

外食でお金をかけるのは「うな重」のみの私にしては張り込んだ昼食でしたが堪能しました。

 

信長,秀吉,家康と三天下人に使えて生き抜いた織田有楽斎を象徴する俳句

 

「鳴かぬなら 生きよそのまま ホトトギス

 

殺してしまえ,鳴かせてみよう,鳴くまで待とうよりも一番しっくりきますね。山下

「禅と茶の集い」便り(409)

本日はワークショップ予定でしたが、太田先生のご都合で急遽、通常通りの輪読、呈茶、坐禅となりました。

 

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緊急連絡のため切羽詰まって、ライングループをにわか作りしてみて驚きました。

 

今時の70代は使い方分からなくてもスマホにはラインアプリ入っているんですね。

 

と言う訳で、災い転じて福となり年度末に禅茶ライングループができてしまいました!

 

当日の模様ですが普段の定例会から足が遠のいたメンバーも参加され6人の賑やかな輪読会となり、議論も白熱し坐禅する時間が半減するほどでした。

 

来週金曜3/22は太田ワークショップ、再来週金曜3/29は会員のみの坐禅なし総会となります。

 

太田ワークショップは初めての方もどなたも大歓迎ですので18時、千葉中央コミセン(市役所向かい)5階和室でお待ちしております。     山下

 

 

「禅と茶の集い」便り(408)

1.輪読

佐々木閑の宗教の本性・・・ 死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,自分自身か?

 

梵天勧請の真意

架空のエピソードでしょうが,天から梵天が降りてきて「あなたが見つけた薬はとても効能があるので,それをぜひとも多くの人々に広めてください。

 

〇「待つ宗教」はいかにして拡大したか

仏教は「広める宗教」ではなく「待つ宗教」である。アショーカ王(インド支配)→インド全土へ→アジア各地へ

 

2.お茶 

 

亭主  栗田さん

菓子  桜饅頭

掛け軸 夢

話し合い 山下さんより毎月第二水曜に千城台コミセンでお灸の講習

     そして竹芝のダイアログ・インザ・ダーク暗くしての行動

     知的なものから感覚の世界へ 

 

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3.一炷香

・参加者:6名

・来週は第二週のため5時随坐,6時より一柱香となります。

 第三週3/15は太田ワークショップ

 第四週3/22は輪読と坐禅

 第五週は会員だけの総会予定です。

 今月も予定変更ありますのでお間違いなきよう。     登坂

暗闇の中での対話 dialogue in the dark

来月の勉強会はお休みのため、今日が有明大研修中での最後の合同勉強会でした。

 

せっかく遠方から東京まで行くのに夕方からの勉強会だけではもったいないと、早めに出発して竹芝にあるダイアログミュージアムに行ってきました。

 

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暗闇の中で初対面の方と話をするワークショップ dialogue in the dark 

初めて知ったのはTBSラジオの朝番組でした。

 

一度は行きたいと思いながらも仕事と子育てなどなどですっかり忘れておりましたが、有明大研修の合同勉強会としては最終日を前に思いだすことができて良かったです予約もです。

 

11:40からのチームは20代の女性4名と男は私、1人。(^^;

目を合わせるのも気が引けるような環境でしたが、幸いなことに大部分が暗闇の中。

 

初対面とは思えない親近感で、会話はとても盛り上がりました。

暗闇サッカーで、聴覚だけでも位置がわかることなどの気づきがありました。

 

ダイアログミュージアムではダークだけでなく、音のない世界を体験するダイアログインザサイレントもあります。

 

そして今年春からはダイアログwithタイムという企画も始まるそうです。

 

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p.s.POLA幸せ研究所とダイアログミュージアムの協働で下記のような研究結果も出ているそうです。

暗闇体験における他社とのコミニケーションと幸福感 資料

 

 

 

今日はお釈迦様の命日,涅槃会ですね。

今日2月15日は涅槃会です。

 

昨年はこの日をブッダガヤで迎えて,良将和尚さんがクシナガラからライブ中継するのを感動しながら見ていました。

 

今年は初のガイドツアーを実施中でいらっしゃるそうで,たぶん今日はまたクシナガラ滞在なのかと思います。

 

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そう言えば昨年末に鈴木さんからお勧めされていた館山(千葉県)にある涅槃仏を参拝していきました。

お寺はなく,この青銅製の体調16m重さ3トンの涅槃仏がどーんとあります。

 

その周りは緩やかなスロープで右回りに3周するとお釈迦様の足の裏に出てくるような仕組みとなってます。

インドではこの足裏の宝輪におでこをつけたり,周りにはたくさんの花やお賽銭があがっておりましたが,,,,

日本人はあまりお釈迦様の足裏には興味が薄いようです。(-_-;)

 

tateyamacity.com

横田老師のブッダガヤ報告で,,,

今朝の円覚寺管長日記で「仏跡巡拝の旅  その三 」が公開されておりました。

 

昨年,現地に2週間以上も滞在して私ですが,横田老師の話されることは知らないことばかりで何を見聞きしていたのかと恥ずかしくなる思いです。(-_-;)

 

今回の動画では2~3日目,ブッダガヤ,スジャータ村,そして翌日のサールナートについてのお話がありました。

 

中でも日本寺に関して

「日本寺は今から五十年前に建てられたお寺です。

私の修行道場で修行していた加藤泰惇和尚が、数年前まで駐在僧としてお勤めになっていました。」

と紹介されておりました。

 

なんだか我がことのように嬉しく,誇らしい気持ちで一杯となりました。

ぜひ皆さんも下記の動画でお聞きくだされば幸甚です。(山下)

 


www.youtube.com

廻向会の坐禅体験会のお知らせです!

禅と茶の集いの兄弟サークル「廻向会」さんの今年の体験会の日程が告知されました。 日時:3/5(火)9:45~12:00 場所:千葉中央コミセン 5階和室 ※4階茶室ではありませんのでお間違いなきよう! 詳しくはちらしご参照ください。

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