著者は格差社会の現実を追うノンフィクション
ライターとして知られています。
いわゆる貧困問題に光を当てています。
その問題には日本人であるにもかかわらす、日
本語をうまく使えない人たちがいるという事実
に突き当たります。
もちろん海外移住者のように日本語を母国語と
していない人たちもいることでしょう。
しかしこの本では日本で生まれ育っているにも
かかわらず日本語が貧弱なのです。それは一部
は社会に現れています。
ネガティブな気持ちを表すのは「ウザい」「キ
モい」、良い意味では何でも「ヤバい」など、
語彙が少ないと思った人も多いかと思います。
これでは感情の相互理解なんて出来るはずもな
く、ネットという距離を介在したSNSだけのコ
ミュニケーションに没頭することになります。
このまま日本語は滅びてしまうのか。母国語を
駆使して物事を考えるということが、非常に大
切であることを痛感する一冊です。
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