今日は、日中曇り空でしたが、午前中寒くて午後からは暖かくなりました。
今週は気温が高めと言う事で、山野草の成長も進むのではないでしょうか。
右側のプロフィールの下に、我が家のエビネリストと言う項目がありますが、写真を撮ったら最新の写真をアップしていますので、興味があればご覧ください。
さて、庭に植えているカタクリの葉っぱが、やっと出て来ました。
ここ数年で、一番遅い芽出しです。
カタクリとは?
カタクリは、日本各地の丘陵地から山地に生える、ゆり科の多年草です。
スプリング・エフェメラルを代表する花ですね。
午前中・陽が当たる、北東向きの傾斜のある所に群生しています。
なぜ傾斜のある所と言いますと、ヤマユリ程ではないですが地下に小さな球根があるので、水はけが良くないと球根が腐るからです。
その小さな球根からデンプンを取り出したのが、いわゆる片栗粉ですね。
カタクリの種は蟻が運んでくれるので、小さな小川を挟んだ反対側の山肌にもカタクリが進出し、実家の山ではカタクリが増えてきています。
落ちた杉などの枝を伝って、小川の反対側にも蟻は行けるんですよね。
自然って、お互い利用し利用され、上手くできています。
利用って言葉は良くないですね。
頼るの方が、なんかいいですよね。
カタクリの花の特徴
カタクリの花は、基本的には皆さんご存じの赤紫色です。
他に、少し色の濃い物や淡い物、そして私が育てている素心・白花も稀に見られます。
栽培・育て方
カタクリは、栽培参考書を見ても庭植えを勧めています。
庭の適地に球根を植えれば、毎年花が見られるでしょう。
ただ、その適地を見つけるのが難しんですよね。
春は午前中しっかり陽が当たり、夏の暑い時期は日陰になる落葉樹の根本付近で、ある程度の水はけのある土壌で、傾斜のある所が理想です。
実家から歩いて数分の所に、地元の人しか知らないカタクリの自生地があって、私は子供の頃からカタクリの球根を掘るのが好きでした。
地中深くに球根が潜り込み、掘るのが大変だったのを思い出します。
落葉樹の下だから、腐葉土の多い土壌にカタクリは自生しているのかなと一見思いますが、実際は地表近くしか腐葉土はなくて、球根のある所は腐葉土などない清潔な土でした。
これはヤマユリなどにも言える事で、球根ってどうしても腐りやすいから、腐葉土の多い土では菌に侵されやすいんですよね。
球根のある地中深くは砂系の用土を使い、地表付近に腐葉土を撒いておくと良いです。
栽培難易度・B
カタクリは、種を蒔いてから花が咲くまで7年以上かかります。
種を蒔いて、5年目に開花させられたら、あなたは名人です。
私が育てている素心のカタクリは、種を蒔いて今年6年目。
発芽したのが2020年なので、芽が出てからは今年5年目です。
10粒の種を購入し、1粒だけ発芽し、大切に育てています。
鉢植えで育てるのは中々難しいとの声を聞くので、庭の適地に植えるのがお勧めです。
私がカタクリを種から育てるのは、今回の素心花が初めてです。
もう少し葉が長持ちしてくれると嬉しいのですが、普通の花の葉っぱより素心花の葉っぱは弱いのかもしれませんね。
カタクリを育てるなら、ある程度の山野草栽培の知識は欲しい所です。
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