伊予鉄道の市内電車と呼ばれる路面電車で、道後温泉駅へと…
五穀豊穣を願い神輿（みこし）同士がぶつかり合う「鉢合わせ」で有名な「松山道後秋祭り」
大神輿が豪快にぶつかり合う「鉢合わせ」
“喧嘩（けんか）神輿”ともよばれるこのお祭り
動画でみたら、それはそれはすごい迫力で、過去には死者もでてるらしい…
この日も、神輿をぶつけ合う「鉢合わせ」の際、神輿に接触した男性が頭の骨を折り意識不明の重体となったとか…
私が着いたときには、ちょうどその「鉢合わせ」が終わったときのタイミングでした…桟敷席も片づけられてるとき…
この後、大神輿は伊佐爾波神社に向かうのでしょうか…
それでも、会場である駅前「ふれあい広場」は人でごった返していました！！
さてさて、その人混みから離れるように歩いてみれば
そこには、小さな赤い社が見えてきまして
そこは
道後稲荷神社
由緒によると、松平隠岐守（まつだいらおきのかみ）に仕えた河野家の大将で村上喜助（因島水軍の大将村上義光の子孫）が日光社のお参りのお供をした際に、伏見稲荷神社より御神像を奉戴しお祀りしたのが始まりだとか…
新しめの拝殿にて…
二礼二拍手一礼
稲荷神社だけに、変な風邪をひいて、コンコンと咳がでませんように…（きつね、だけにね）
コン窮した暮らしになりませんように（きつね、だけにね）
病で寝コンだりすることのありませんように（きつね、だけにね）
そうそう…その隣、すぐそばには絶えず水が流れている…
これ、手水舎じゃなくて
ましてや、流れているのは水じゃなくて、温泉…道後の湯…
「神の湯」と表示されている手湯ですな…
道後温泉の分湯場は、道後温泉別館の飛鳥乃湯泉と椿の湯のところにある第１分湯場、空の散歩道にある第２分湯場、子規記念博物館のそばにある第５分湯場と
この道後温泉駅近く…道後稲荷神社の横にある
「第４分湯場」と4カ所あるようで（第1分湯場と第3分湯場は統合されたので、現在は4か所）
源泉から汲み上げた温泉は、分湯場で混ぜ合わせ温度調節をして
道後温泉本館、椿の湯、飛鳥乃湯泉、周辺のホテル・旅館、足湯へ配湯されているとか…
源泉が貯湯槽に落ちる様子がガラス越しに丸見えで
その勢いに圧倒されちゃう…
これが、その建物、道後温泉第４分湯場
白壁と瓦葺のこの建物
ここでガラス越しに、地下から源泉を汲み上げる様子を見学することができ、手湯では、汲み上げたばかりの熱い源泉に直接手で触れることができちゃうんだな…
そして、これ、センサーで人を感じたら流れる優れもの…泉質はアルカリ性単純温泉（低張性アルカリ温泉）源泉の温度は50度くらいとやや熱め
もうここで、手をゴシゴシしてたら、手がツルッツルになることは間違いない…
なんでも「美人の湯」だとか…
どおりで、このあたりには、美人が多いはすだ！と地元の方にヨイショをして…
（ちなみに、この「道後温泉第４分湯場」には、私がいた時には、他に誰も訪れてなくて…だから、美人が多いかどうかは、実はよくわかっていない…駅前は神輿（みこし）担いだおっちゃんがいっぱいいてたけど…）
道後温泉駅近くにあるのに、駅前の「ふれあい広場」は人で溢れているのに…ここはほとんど、誰も来ないのよ
みなさんも、ここならタダで…加温・加水なしの源泉かけ流しが無料で楽しめちゃう「道後温泉第４分湯場」に道後…もとい…どうぞ、どうぞ…
さてさて、その日の夕方、4時半ごろ…
道後温泉駅前の「ふれあい広場」で
もう終わったと思われた
神輿をぶつけ合う「鉢合わせ」が…まだ、やってる！！
もちろん、映像でみたように思い切り助走をつけてぶつかりあってはいませんでしたが…それでも、神輿が…ぶつかる瞬間は凄い音と迫力が
その時の写真を最後にどどんと…
神輿がぶつかった…鉢合わせした瞬間
凄い迫力！！！
ぶつかった後はお互いに和気あいあいと…
この後、おそらく大神輿は伊佐爾波神社に…もしくは練り歩き？？？
この後、午後七時ごろ、松山市の城山公園で行われた「鉢合わせ」に参加していた男性がみこしに頭を強くぶつけ、市内の病院に運ばれたようで…その方は重体とのニュースが…
ニュースの映像をみてたら、それはそれは激しすぎるほどのぶつかり合い
怪我をされる方も多いかも…と…
映像でも迫力が伝わってくるから「生」だと…それは、想像を超えるほどの迫力かも…
怪我された方の回復を心から願いながら…いくら五穀豊穣を願うと言っても、ちょいと見直した方がいいかもね…