【ベストセラー】「アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
『ダメ出しを連発する上司へのダメ出しは、原因論の負の連鎖をまねいてしまう』
「何度いったらわかるの!なんでいったとおりできないの!」こんな言葉があふれいるのは会社だけではありません。
「マイノリティへの配慮のない発言は許せない!」「〇〇国の対応は本当に信じられない」われわれが生きている社会でも、〇〇すべき、〇〇しなければならない!
という膠着した空気感に支配されています。
そしてさらに今こう言って書いていることも、『ダメだしの、ダメだしで』問題点にスポットを当ててしまっていることでは、
前者のやっていることとなんら変わりはないことといっていいでしょう。
以前、周りの空気を変える方法として、「水をかける」を紹介したように、社会の空気感を変えていこうと思えば、
言葉を選び、水をかけ続けていかなければなりませんが、その言葉の選択によって、ただのダメだしで、
世の中のエネルギーをより暗いものにしていくのか?
前向きで、エネルギーに満ち溢れた、空気感、雰囲気にしていくのか?が決まってきます。
今回は少しだけ、目の前の人の顔が『ぱっと明るくなるような』勇気付けの声賭けの言葉の使い方について
いくつかご紹介したいと思っています。
参考書籍:平本 あきお 前野 隆司『アドラー心理額×幸福額でつかむ 幸せに生きる方法』
言葉を選ぶことが大変難しい時代に突入しています。
今のSNS以後の世界は、前述であった様に、さまざまな方向に目を配り、関係する人に配慮した発言と、言葉選びが求められます。
背景には、炎上しないように、失礼のないように、傷つけないように、つまり問題になりそうな事柄を除いた、
言葉を選択し、恙なく、何事もなかったような発言がよしとされます。
すると、政治家の質問に対する答弁のように、かなり大きな範囲での抽象論になってしまい、
空気を換えるどころか、何にも影響しない、誰の心にも届くことのない言葉になって、
発言しなかったとイコールの言葉しか生まれてこないことになってしまいます。
それでは本末転倒なわけで、ではどうすればよいかですが、
これは僕の個人的な意見ですが、問題を起こさないという、『原因論の言葉選び』から、
聞いた人、読んだ人の顔が『ぱっと明るく変わるような目的論の言葉選び』に変えていくことが必要になると考えます。
何度も言っていますが、今が時代の大きな転換点に差し掛かっていると考えています。
生成AIが生活の中に浸透してくると、いよいよ多くの知識を無理やり頭に詰め込む、
インプット全盛の社会は終わりを告げます。
脳外にあるライブラリーからいつでも必要な情報を間単に整理して、必要な形で取り出すことが容易になるからです。
では、今後の世界はどのようなことを社会の中心におくことになるのでしょうか?
これはあくまでも、私の個人的な考えでしかないのですが、
考えてアウトプット、考えてアウトプットを繰り返していくことが必要な時代。
いつの間にか私たちは平安時代の1称分の情報量を1日で浴びてしまうような時代に生きることになりました。
そして、働き方改革や、生成AIの進歩によって、自由に使える時間を確保しつつあります。
ただの情報をインプットして覚える意味はまったくなくなってしまったので、
少しの時間と、心の余裕を使って、情報を知識にするにはどうすればいいのか?さらに知恵にするには、そしてさらにミームに変化させるには、
どうすればいいのか?考えることが必要です。
ここからは僕の仮説でしかないのですが、言葉や文字で人間の進歩や、文化作りに関わろうとする行為は、
遺伝子に組み込まれた人間の欲求であるとあると考えられるので、体の変化で以外で外的変化に適合しようとする脳の変化を使った進化と考えます。
因果関係を証明することはできませんが、人間が自分の中におきた気づきを、まわりに話したくなる欲求のあらわれが、その一端を証明していると思っています。